投稿時間:02/02/08(Fri) 12:44 投稿者名:ken
Eメール:k-atsuta@mug.biglobe.ne.jp URL :http://www2u.biglobe.ne.jp/~kenhome/
タイトル:ご返事ありがとうございます。
> ご返事ありがとうございます。
いえいえ、どういたしまして。またまた気付くのが遅れて申し訳ございません。 またまたメールで配信されなかったんですが、投稿記事がメールで配信されてこない原因が分かりました。 YASUFUMIさんのメールアドレスのドメインが「hotmail.com」なので、スパムメール対策設定でカットされてました(フリーメールは全てカットしているため)。
> 聞きたい事があるんですが、初めに建設会社に入ってすることって何ですか??
難しい質問です。が、一般的には仕事を覚えること、社会常識を身に付けること、会社の雰囲気を掴むこと、人間関係を把握すること、自分の弱点を見つけて克服するよう努力することなどでしょうか。 私は入社してすぐ設計部門に配属されました。橋梁メーカーの設計なので、当然構造力学や橋梁工学などに精通していなければなりませんが、私の大学での研究室は「情報検索学研究室」。よって、構造や橋梁が専門では無かったことと、直近の先輩とは年齢(キャリア)が少し離れていたので実務上の能力差が非常に大きかったのとで、「これはヤバイかも」と慌てました。 で、仕事が終わって帰宅した後も、参考となる設計計算書や概要書、参考書なんかを持ち帰って毎日必死で勉強したものです。特に道路橋示方書は穴があくほど読み返しました。 最近(バブル以降)入社してくる新人は、同じ部署に同期がいたり1年上の先輩がいたりと、自分と能力的に差の無い人たちが周りにいるせいか、私が新人のときに抱いていた不安や危機感(能力不足で役立たずなのでは?とか)を感じていないようです。よって、仕事の覚えも遅いし甘えも多々生じています。 会社は学校じゃないので、「やったことないので分かりません」は通用しません。「新人なんだから」とか「まだキャリアが無いから」というのも単なる甘えです。特に客先を相手にしている場合は、個人で対応しているのではなく会社(の代表)として対応しているので、自分ができないとか分からないからといって「分かりません」とか「できません」という対応をすると、それはその会社が「分からない」「できない」ということだと判断されてしまいます。 って、話がそれましたね(^^;)。 > それから、従来設計と性能設計の違いって何でか??
従来設計は、仕様規定型設計と言ってよいでしょう。「○○は××以上でなければならない。」とか、「○○について△△が××となるようにしなければならない。」などといったように、それを満足することで目的物のどの性能がどのようになるのかははっきりしないけど、とりあえず規定されている項目について許容される値や状態を超えないように設計すればOKという感じの設計です。 一方性能設計は、目的物に求められる性能がはっきりしており、その性能を満たすことを証明すればOKという設計で、証明の方法は設計者が自由に選択できます。よって、「○○が××以上でなければならない。」などといった仕様は出てきません。仮に「○○が××以下」であっても、「□□を△△以上」にしておけば性能を満たすならそれでOKということになります。が、「□□が△△以上」だと性能を満たし、かつ「○○が××以下」でも大丈夫なのか?と問われたらそれでも問題ないということをはっきり証明しなければいけません。 「これだけの規定を満足すればOK」というようなはっきりした設計手法が明記されていない代わりに、設計者独自の考えを取り入れたり最新の技術や理論を取り入れたりする自由度は大きくなります。
> あと、けんさんは現場派ですか??設計派ですか??
部署的には設計です。が、特に設計派とか現場派という意識はありません。橋のように規模が大きく自然(現地)状況に大きく左右されるような構造物の場合、現場を無視した設計はありえませんし設計を無視した現場もありえません。 特に大きな物件(本四公団の物件とか...)の場合は、設計もし、製作にも関わり、現場に出て完成まで携わります。個人的には、設計だけしているのも嫌ですし、現場に出ているだけというのも嫌です。設計をして現場まで面倒を見るというのが好きですし理想です。
> これからよろしくです。
こちらこそ、よろしくお願いします。
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