アクション映画いろいろ


『シルバー・ホーク』(2004年/監督:ジングル・マ)

ミシェル・ヨー主演の香港映画です。主人公は拳法の達人で、富豪の令嬢が仮面をつけて悪人退治をするという、女性版“バットマン”ね。

最新携帯通信を使って、人類を洗脳し、世界を支配しようとする悪党(ルーク・ゴス)の陰謀を、幼馴染の刑事(リッチー・レン)と阻止するんですな。悪党の両腕が鋼鉄の義手というのは“燃えよドラゴン”の影響を受けていますね。ミシェル・ヨーが製作も務めており、気持ちよさそうにアクションしています。マンガ的ストーリーで単純な内容ですが、久しぶりのワイヤー・アクションが楽しめました。

ところで、悪党に娘を誘拐される携帯通信会社の社長役で、何故か岩城滉一が出演していました。

 

 

『ストリートファイター/ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』(2009年/監督:アンジェイ・バートコウィアク)

犯罪組織シャドルーに父親を拉致されたチュンリー(クリスティン・クルック)が、格闘家ゲンに弟子入りしてカンフーの達人となり、バンコクを舞台にシャドルーと戦うアクション映画です。

主人公は格闘ゲームの人気キャラですが、ストーリーはオリジナルのようですね。安いスタッフ&キャストと安いロケ地で作った低予算C級アクションで、これといって見どころはありませ〜ん。

画像は、主演のクリスティン・クルック。テレビ映画『ヤング・スーパーマン』の第1シーズンの頃のもので、魅力的な美少女で私のお気に入りでした。最近は少しギスギスした感じになって、魅力も今イチですね。

 

『沈黙の鉄拳』(2009年/監督:キオニ・ワックスマン)

殺人罪が冤罪と判って出所した元特殊部隊の戦士(スティーブン・セガール)が殺人現場に出くわし、ロシア人の青年と中国娘(マーライナ・マー)を助けたことから、中国マフィアや元国民軍特殊部隊と戦うことになるアクション映画です。

久しぶりにセガールのアクションを見たのですが、相変わらず無敵ぶりを発揮していますね。太って身軽な動きができなくなった分、パワーで圧倒する感じです。ピンチにならないのだから、緊張感なんてありません。セガールのお気楽アクションです。それにしても、いつまで“沈黙”をつけるのだろう。

 

 

『マッハ!弐』(2008年/監督:トニー・ジャー&バンナー・リットグライ)

トニー・ジャーの生身のアクションだけが記憶に残っている(内容は忘れた)『マッハ!』を観ているので、一応おさえておこうと思いましてね。前作とは全然関係ない18世紀のタイを舞台にした時代アクションです。

アユタヤ王朝の領土拡大が進み、東の王国ではアユタヤ王朝に与する家臣のクーデターによって国王と王妃が殺されます。生き残った王子(トニー・ジャー)は、山賊のもとであらゆる武術を学び、最強の戦士に成長するんですな。そして、両親の復讐を果たし……と思っていたら、あのラストはなんだ!

尻切れトンボのラストは別にして、トニー・ジャーらしいアクションは色々見せてくれます。ムエタイは言うまでもなく、三節棍を使ったカンフーアクション、ワニや象を相手のターザンアクションに、少し笑えますが日本の居合いまで、格闘アクションは流石で〜す。

 

『TEKKEN 鉄拳』(2009年/監督:ドワイト・リトル)

人気格闘ゲームを映画化したものです。スラム街で得意の格闘で闇商売していた主人公(ケリー・オーバートン)が、TEKKENシティーを支配する三島財閥の警備部隊・鉄拳衆に襲撃され母親(タムリン・トミタ)を殺されるんですな。それで、三島財閥が主催する世界最強格闘技トーナメントに出場して、総帥の三島平八(ケイリー・ヒロユキ・タガワ)に復讐する機会を待ちます。平八には一八(イアン・アンソニー・デイル)という息子がいて、これが悪い奴で自分が最強格闘家となるために悪どい手段を使うのね。

原作がゲーム(それも格闘アクション)なので、ストーリーはお粗末です。トーナメントの格闘アクションを見せるだけね。ゲームでプレイした人はキャラがわかっているので、それなりに楽しめるのかなァ。知ってる役者は、タムリン・トミタだけ。オバサンになっていたので、『ベスト・キッド2』の沖縄少女だったことに気づいたのは、後になってからで〜す。

 

『マックス・ペイン』(2008年/監督:ジョン・ムーア)

これまたゲームが原作のアクション映画です。妻子を殺された刑事マックス・ペイン(マーク・ウォルバーグ)が犯人を追って、仕組まれた陰謀を探り出す物語ね。ゲームのシナリオがどれだけ映画に反映しているのかわかりませんが、兵士用に開発したドラッグの中毒となった戦士との対決はゲームの中にもありそうな……

画像は、マーク・ウォルバーグとミラ・クニス。B級ムードの役者ですな。でもって内容も先の読める展開だし、黒幕もすぐにわかるし、やたらガンアクションが多い(これが売り?)だけのB級映画で〜す。

 

 

 

 

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