ホラー映画


バッド・ムーン 新狼男伝説(1996年/監督:エリック・レッド)

B級女優のマリエル・ヘミングウェーと典型的B級スターのマイケル・パレ主演の、スリルもサスペンスもないB級ホラー。

狼男に襲われ、傷つけられて狼男になるという定石的な展開から始まり、自分の秘密を知った姉を襲って、逆に倒されるという変わりばえのしない内容。

狼男への変身シーンも、現在のSFXからすれば驚くほどのものではないし、何が売りなんだろう。犬(シェパード)との格闘が唯一の見せ場かなあ。

 

肉の蝋人形(1996年/監督:セルジオ・スティバレッティ)

過去2回映画化されている作品を、ルチオ・フルチが企画・脚色したが、撮影開始直後に死去したため、ダリオ・アルジェントが制作を引き継いだ作品。

新しくオープンした蝋人形館に、度胸試しに深夜侵入した青年が怪死する。少女時代に両親を惨殺されたヒロインと、青年の怪死事件を追う新聞記者が、蝋人形館で見たものは……。

大火傷をした男がマスクをつけて蝋人形館を開き、人を殺しては被害者を蝋人形に仕立てるのは前作と同じだが、血を抜きとって蝋人形化する人体実験趣味を盛り込んでいるところが新しいです。

主演のロベール・オッセンが前作のビンセント・プライスに似ていたので、思わずニンマリ。

最初はスリル満点で見せてくれるのだが、途中からイタリアB級映画のご多分にもれず、メロメロになります。まあ、そこがB級ホラーの楽しいところですけどね。

 

ダリオ・アルジェントオペラ座の怪人(1998年/監督:ダリオ・アルジェント)

ガストン・ルルー原作の『オペラ座の怪人』は、これまでも何回か映画化されていますが、怪人はそのいずれもが醜い顔(『オペラの怪人』におけるロン・チャニーの骸骨顔は秀逸)を仮面に隠していました。

アルジェントは、新解釈で怪人を醜い顔にしていません。そのうち顔が崩れて……オオ、コワ!とならなくて、最後までカッコいいまま。アルジェントには、“オペラ座”というハードウェアーを巧く活かした『オペラ座/血の喝采』という佳作があるので、それ以上の期待をしたのですが、足許にもおよばない駄作。

エンニオ・モリコーネが音楽を担当していますが、こちらも上品すぎてB級ホラーにはそぐわな〜い。B級ホラーはカッコつけちゃダメですね。

 

デモンズ95(1994年/監督:ミケーレ・ソアピ)

北イタリアの小さな村の墓地で、理由もなく墓に眠っていた死人が突然生き返る。ゾンビは、脳を破壊することにより倒すことができる。墓場の管理人とゾンビとの戦いを描いた物語。

“19世紀末の象徴派の画家アーノルド・ペックリンの「死の島」をモチーフにヨーロッパ世紀末のオカルト的世界観をみごとにビジュアライズしたホラーシネマ”と紹介されていましたが、ピンときませんでした。中でも知能の遅れた管理人助手の、死んだ少女への死姦願望なんて汚らしいだけで、私の体質にあいません。恐怖演出は美しくないとダメですねェ。

 

ジェイソンX・13日の金曜日(2002年/監督:ジム・アイザック)

冷凍保存されていたジェイソンが450年後に宇宙船の中で甦り、例によって殺しまくります。頭部をブッ飛ばされてもジェイソンは……

エイリアンをジェイソンに置き換えただけ(『エイリアン2』のパロディとして楽しむのかなァ)で、新味はありません。

だけど、何故かデビッド・クロネンバーグが出演。それと、主演のレクサ・ドイブがイケてる(シガニー・ウィーバーより私好み)ので満足しましょう。

 

 

フレディVSジェイソン(2003年/監督:ロニー・ユー)

自分の存在が忘れ去られて、夢の中に出現できなくなったフレディ(ロバート・イングランド)は、ジェイソンの夢の中に入り、ジェイソンをエルム街に呼び寄せる。ジェイソンの殺人により、住民に恐怖心が起こり、フレディをパワーアップさせる。甦ったフレディはジェイソンが邪魔になり、ジェイソンを殺そうとするが……

フレディ対ジェイソンのバトルが売りですね。監督は『白髪魔女伝』のロニー・ユーですがフレディもジェイソンもカンフーはしないよ。鈎爪対大鉈のチャンバラ映画で〜す。

とにかく笑えます。宣伝コピーはアクション・ホラーとなっていましたが、コメディも追加しないといけません。フレディのコメディ・センスに乾杯!

 

 

 

 

 

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