2009年9月度MCTツーリングレポート(一泊)・後編

2009年09月18日 第1版公開

日時

9月5日(土)〜6日(日)

目的地

伊豆半島経由  山梨県南都留郡山中湖村 民宿【湖畔のおやど】

天候

1日目:晴れ!\(^o^)/   2日目: 晴れ! ところにより一時曇り

1日目] [2日目

9月6日(日):2日目

「あっっっ!来る!!!!!!」

それは不意にやってきた。

眠っていた私を襲ったのは左足の攣り。眠っていても来る時はわかるもので、即座に右足のかかとで左足の指ごと足首を思いっきり手前に引っ張る。そうして耐えること約1分、何事もなかったかのように足の攣りは治まり、時計を見てまだAM5:00だと認識した私は再び眠りに落ちていった。。。。(^^;

で、あらためて目が覚めたのはAM6:20。同室のO川氏&T島氏はまだ寝ているが、他の部屋では年配者を中心に既に起きている様子。

外に出てみると、建物の脇でワンちゃんがいるのに気がついた。とても人なつっこく、私も何度も顔をベロベロされたほど。ただカメラは苦手なのか、レンズを向けると目線を合わそうとはしなかった。ママさんに名前を聞いたんだけど、忘れてしまった。A^^;

軽く外を散歩後戻ると、O川氏&T島氏以外の人は全員起きていた。特に年配者たちの朝は早かった

民宿の看板犬。とっても人なつっこく、私も何度も顔をベロベロされた(^^; 年配者の朝は早い?(笑
みたいで、朝食時間をひたすら待っているような感じだった。(^^; そのO川氏&T島氏は、朝食直前にようやく起き上がったが、まだ眠そうだった。(笑
朝食。いわゆるフツーの“ニッポンの朝食”だけどおいしかった 食後にはロビーにコーヒーまで用意されていた。どこまでサービスがいいんだ〜!(^^; AM7:30に朝食。メニューは“ニッポンの朝食”といった感じだが、一つ一つがとてもおいしい。ママさんの愛情たっぷり?な味付けが嬉しい。

食後にはロビーにコーヒーも用意してくれ、ノンビリとくつろいで過ごせた。

食事中に、今日のルートを参加者全員で検討する。

2日目の予定は以下のようになっていた(変更前)。
  
2日目




民宿【湖畔のおやど】R138旧鎌倉往還〔 紅富士の湯 〕(休憩・昼食兼)R138旧鎌倉往還 →〔バイパス南〕交差点右折 → R139富士みち →(都留市)→ 山梨県道35号 →(上野原市)→ R20甲州街道 → 山梨県道33号 →(甲武トンネル)→ 都道33号檜原街道 →(武蔵五日市)→ 都道31号秋川街道 → 都道5号青梅街道新青梅街道 →(裏道)→ Kiyomiya 
※帰路ルートは基本案で、帰路はこれをベースに参加者の意見を反映して臨機応変に変更する予定。

まず、当初案にある〔紅富士の湯〕に行くかどうか。また〔紅富士の湯〕でないにしても、どこかの温泉施設に行くかどうか。結果として、「湯疲れしちゃうから」というN.T中氏の意見に賛同する形で、〔紅富士の湯〕ならびに温泉施設はパスすることに決定した。

次には、温泉に行かないとなったので、それ以外のルートを予定通りとするか、他のルートを考えるか。温泉に寄らなくなったので、当初ルートだとかなり早くに帰り着くことになりそう。そんな中、誰かが言った「柳沢峠経由!」でみんなその気になり、柳沢峠経由で帰ることに決定した。

以降のルートは次のように変更となった。
  
2日目



民宿【湖畔のおやど】R138旧鎌倉往還R139富士パノラマライン → 山梨県道707号 →〔河口湖大橋〕→ R137旧鎌倉往還・御坂みち → 山梨県道34号 → 山梨県道214号 → R411 →(塩山駅前)→ R411青梅街道 →(柳沢峠)→(奥多摩)→(青梅市)→ 都道5号青梅街道新青梅街道 →(裏道)→ Kiyomiya 

ちなみに2日目は、私が先頭で隊列を引っ張ることになった。

  

M徳氏から「南側に富士山が見えますよ」と教えてもらった。でもM徳氏が見たのはトイレから。(^^; それを聞いたママさんが、今日は使っていない南側の部屋をわざわざ開けてくれ、富士山を拝ませてくれた。冬には宿のHPにあるような、雪を被った雄大な姿が拝めるそう。景観に恵まれたお宿だなぁ。(^^;

富士山を見たいが為に、南側の部屋を指定して予約してくるリピーターも多いそうだ。それだけ眺望はいい。

南側の部屋から望める富士山。こちら側の部屋を指名で泊まりに来るお客さんも多いそうだ
【湖畔のおやど】の玄関前にて。もう一枚撮った方がみんな笑顔なのだが、宿の看板を入れたかったので、あえてこちらの写真を採用した そういえば昨日給油してから170km くらい走ってきている。なので出発後早めに給油することでO川氏と打ち合わせた。

出発はAM9:30に、と伝達はしたが、気の早い人たちはAM9:00には荷物をまとめてバイクのそばに行っていた。なので写真を撮る時も集まりはよく、すぐに撮影できた。

宿の名前がわかる位置で、ハイ、ポーズ!(^^;

写真を撮り終え、ママさんのお見送りを受けながらAM9:25、【湖畔のおやど】をあとにした。また来たくなるような、そんな“おやど”だった。(^^;

  

昨日に引き続き爽やかな陽気の中、R138【旧鎌倉往還】を河口湖方面に向かって走る。R139のバイパス入口を越えたところにあるGSで給油のため一旦停止し、全車給油した。前回給油時から約180km 走って9.0 L の給油。なのでこの区間だけを見ると、20km/L を達成したっぽい!\(^o^)/

リスタート後すぐにR139【富士パノラマライン】となりさらに西進。〔東恋路〕交差点立体交差を右折で山梨県道707号に入るのだが、ツーリングマップルで普通の立体交差のように書かれていたので、てっきり左の側道に逸れてから右折と思い込んでいた。しかし現地は違い、西に進む道路は立体とならずに普通に右折となっていて、立体となっているのは西から東に向かう反対車線だけだった。なので慌てて右折レーンに進路変更したが、後ろの方にはちょっとばかり迷惑をかけてしまったと思う。でも、ま、全車無事に右折できたのでヨシとするか。A^^;

山梨県道707号は、直進すると〔河口湖大橋〕を通る。かつては有料道路だったこの橋も今は無料化され、通りやすくなった。以前の有料時代は、何もお金を払ってまで渡るほどの橋じゃないよな〜、ってな感じだったが、無料なら渡ろうか、に変わった気がする。(^^;

〔河口湖大橋〕を渡り終えるとR137【旧鎌倉往還・御坂みち】に接続する。前には3〜4台のクルマがいて、先頭のクルマは軽トラでノンビリ走っているため速度が遅い。この先は山梨県道34号まで一本道で、信号もないから抜かせないな〜、と思っていたら、天の助けか(笑)勾配がきつくなって登坂車線が現れた。このチャンスを逃すまい!と登坂車線から前を走るクルマ達を抜かしにかかる。私はクルマを全部抜かせたのだが、私の後ろ・K宮社長以下は着いて来れずに2〜3台後ろのクルマの後になってしまった。そしてそのまま約3km ある〔新御坂トンネル〕に突入した。

トンネルを抜けた後は長〜〜い下りが続く。片側一車線のままだが道幅が広く、また路側帯も広いので後続がクルマ達を抜かしてきてくれるのを期待して待っていたけど、K宮社長以下はそのままクルマを抜かすこともなく追随していた。道自体は青空と相まってとても快適。下り坂でペースが上がり気味なので、こんな所でねずみ取りされたら確実に捕まるな、と自制し、70km/h 程度までに留めて下っていく。

  

R137が複雑に交差する交差点にやってきた。私が通過直後に信号が変わり、クルマ達とともに隊列が寸断されたので、信号の先で待っていた。待っている間にツーリングマップルで現在地を認識しようとしたが確実には認識できず、そのまま青信号とともに後続が合流してきた。前方に見える道の感じから、次の信号で右折するものだと思いこみ、隊列を誘導して次の信号で右折した。

だがなんだか様子がおかしい。道幅も狭く田舎の住宅地の中を通っているので、とても交通量のある県道には思えない。さすがにそのまま進むのはまずいと思い、少しスペースが広くなっている箇所で停車した。ツーリングマップルをよく見ると、山梨県道34号に曲がる手前にもう一本、黄色で示された県道がある。おそらくはそれに入り込んでしまったようだ。

後日談
 その道が山梨県道304号だったとわかったのは、帰宅して Google マップで確認した後だった。A^^;

狭い場所でUターンするハメになり、メンバーには迷惑をかけてしまった。

来た道を戻って再度R137【旧鎌倉往還・御坂みち】に出て走ると、今間違えた交差点の次の交差点が本来行くべき山梨県道34号だった。今度は間違えずに(笑)隊列を山梨県道34号に導けた。A^^;

  

山梨県道34号は道幅が狭いので、遅いクルマがいても抜かしていけない。道の両側ではブドウ農家たちが「おいでおいで!」している。なので車速も上がっていかないが、ブドウ農家たちの誘惑(笑)を振り切ってなんとかR20【甲州街道】を横断し、山梨県道214号に入った。

するとすぐ後ろにいたK宮社長が「次の交差点を左折してそのまた次を右折すればR414に出られるよ」と言ってきた。私はこのまま山梨県道214号を直進してR414に出るつもりだったが、この辺の地理には詳しい“ハズ”のK宮社長が言うんだから、と信用して、次の〔ぶどうの丘入口〕交差点を左折し、そのまた次の〔小佐手〕交差点を右折した。

が、どうやらK宮社長も道を勘違いしていたらしい。右折した道はR414ではなく、普通の市道だ。この時点で私はアタマが混乱して現在位置を把握できておらず、やっぱり自分で決めた道を行けば良かったなぁ、と後悔した。わからないままバイクを進めると、R414の新しく開通したバイパスらしき道が右に見える交差点で停まったが、現在位置を特定できていない私はそっちに行く勇気がもてず、K宮社長の言うままにその次の交差点を右折した。右折した道は山梨県道34号となっていたが、後で確認したら、バイパスが開通するまではR414だった道だった。バイパスが開通したことで県道に“降格”していたのだ。よく見たら見たことのある景色が広がっていて、塩山駅南側に到達した。ここに出れば、あとは大丈夫だ。(^^; 同じくバイパスが開通するまではR414だった塩山駅北側の【中央通り】を抜け、無事にR414【青梅街道】にたどり着けた。

  

R414【青梅街道】に出て、すぐに左に寄せて停まる。ここから〔柳沢峠〕までをフリー走行にするためだ。はじめは皆遠慮していたが、H本氏が最初に発進していくとそれを合図に発進していく。私も早めにスタートした。

いい感じで走って行き、クルマ達も先を譲ってくれ快調に進んで行くと、前方に“招かれざるクルマ”が走っているのが目に入った。白黒のボディに屋根に赤いランプ・・・・・赤いランプを点灯しながらゆっくり走っているそのクルマを見た瞬間、“今日のお楽しみ”で選んだこの道が苦痛の対象に変わった。(><) でもなんで!?よっぽどのことがないとこの道をあのテのクルマが走ることはないんだけど・・・・・?

さすがにパトカーを抜かしていくわけにはいかないので、自分の方の車速を極端に落としてパトカーとの車間を十分に開け、それなりに開いた時にパトカーに追いつくまでの区間だけ楽しむことにする。あとから追いついてきたO川氏は「なんでみんな速度を落として走っているんだろう?」とわからないまま私らを追い抜いていったが、同様にパトカーを見て戦意喪失したそうだ。(^^;

しばらく行くと、左手にバイクが、対向車線上にクルマが止まっていた。どうやら2台が事故ったらしかったが、パトカーがその脇を抜けていくのであれっ?と思ったら、その先のスペースのある箇所にパトカーは停まり、それから事故処理をするらしかった。私らとしては、ようやく“目の上のたんこぶ”が取れたのでペースがグンと上がる。ようやく柳沢峠までの道を楽しめるシチュエーションに戻った。\(^o^)/

その後は峠道を楽しみ、AM11:25に〔柳沢峠〕に到着した。

最初は休憩だけのつもりだったが、ふと茶屋の「とろろそば」の文字が目に入った。よく考えると、この先は奥多摩を抜けないとまともな昼食処が無いと思われる上、今の時間だけを見ると少々早めの昼食にしてもいい時間なのに気がついたので、メンバーに「ここでお昼にしちゃいます?」と聞いてみたら特に反対がなかったため、予定外ではあったがここで昼食にしてしまうことにする。 柳沢峠に到着 この先は下りになる箇所

そういえば、〔柳沢峠〕の茶屋に入るのは初めてだったりする。いつもは休憩だけで立ち寄るか、また茶屋自体が開いていない時間に立ち寄ることがほとんどなので、何気に“茶屋初体験”だった。(笑

食事を済ませて外に出て、ここからまた奥多摩の大麦代駐車場までフリー走行とした。走行準備ができたメンバーから順にスタートしていき、PM0:10、私が最後にスタートした。

  

一番最後にスタートしたが、あれよあれよという間にメンバーを全員抜かしてしまい、ハッと気がつくと一番前を走っていた。A^^;

よく知った道なのでス〜イスイ。時たまメンバーでないバイクがいたりもしたがあっさりと抜かせてもらい、前は常にクリアだった。なので大麦代駐車場には一番に到着した。

奥多摩・大麦代駐車場で一休み まだ疲れるほどには至っていない面々 PM0:50、奥多摩の定番・大麦代駐車場に到着した。いい天気なのでクルマもバイクもいっぱい。暑いけど、爽やかな陽気だ。

もう既に昼食を済ませてあるので、ここではただマッタリと過ごした。私は休憩中に家族とテレビ電話で話した。「かなり早く帰れるよ!」と言うと、娘はビックリしていた。(^^;

次の休憩地の話をしている時、T島氏から「できればミニストップで停まりたいなぁ」と要望された。なんでも、ミニストップで売っているアイスだかなんだかでおいしいのがあるらしい。次の休憩地は青梅を抜けてからと思っているが、果たしてミニストップは見つかるだろうか???(^^;

20分ほど休み、PM1:10に大麦代駐車場をあとにした。

  

R411【青梅街道】を青梅方面に向けて走る。しょっちゅう走っている道なので慣れたものだ。

奥多摩駅前をバイパスする〔愛宕トンネル〕方面に右折した際、隊列が寸断されて後続が来ていないのがわかったので速度を落としたが、寸断前半車両の最後尾の人が右折直後の位置(寸断後半隊から見える位置)で停まらずにそのままついてきてしまっていた。なのでK宮社長以下寸断前半車両の人たちには「その場で停まっていて」とお願いし、私はUターンして右折直後の位置に戻ろうとした。そこへちょうど寸断後半隊がやってきて、こちらに右折してきた。その関係で私の再Uターンができず、後半隊が通り過ぎてからのUターンを余儀なくされた。そのまま前方に出ようとしたら、停まって待っていてくれるはずの寸断前半車両たちが発進してしまった。なので一台クルマを挟んでヘンな隊列になってしまったが、再びR411に出る時に信号待ちでクルマの前に出て隊形を戻した。

その後はひたすら青梅に向けて走る。軍畑で信号待ちした時、すぐ後ろにいたK宮社長に「成木の峠道を走ってみます?」と振ってみたけど、峠道はもう満腹っぽかったのでそのまま直進で青梅を目指した。

青梅市内で都道5号となる【青梅街道】。青梅市街を抜けると片側2車線になるので、急に“都会の道”っぽくなる。このあたりはもう庭のようなものだ。(^^;

一応ミニストップを探しながら走る。だがR16を越えてもミニストップは無い。道はR16を越えた次の信号から都道5号【新青梅街道】に変わっている。これ以上進むと休憩せずにでもゴールまで行けてしまうので、箱根ヶ崎の先にあったコンビニに立ち寄ることにし、PM2:10、セブンイレブン【瑞穂武藏店】に到着した。

店でアイスを買って外に出ると誰もいない。あれ?と思って探すと、まだ陽差しが暑いので、皆日陰を求めて店舗建物の裏へ“避難”していた。

ここで途中離脱する人の確認をしておく。H本氏が都道248号【新小金井街道】で、S沼氏がKiyomiya直前で離脱するというので、ここでお別れをしておく。

瑞穂のコンビニに到着 暑いので、皆店の裏の日陰で休憩

ここでもゆっくり休み、PM2:40、今ツーリング最後の出発をする。

  

青空があるうちに帰り着くツーリングも珍しい(^^; 早速家族に電話?するT島氏(左)と、“源さん”ことN野氏 都道5号【新青梅街道】を東に進む。この時間だと混むところもないのでスイスイ走れ、あれよあれよという間に都道248号【新小金井街道】との交差点に。ここでH本氏がお別れしていった。

隊列はさらに東に進み、昨日朝に通った裏道を経由し、PM3:15には Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。

帰着とともにK宮社長夫人がシャッターを開けて迎え入れてくれ、冷たい飲み物等でもてなしてくれた。

少々お疲れ?のK宮社長 まだ元気?なN.T中氏(左)とM徳氏(右)

家に電話を入れてみると、カミさんから「早く帰ってきて!」と“帰れコール”が。(笑 昼の電話で私が早くに帰り着けると知ったカミさんは、私の帰宅後にクルマで連れて行って欲しいところを計画していたようだ。こりゃ帰宅してもすぐにはゆっくりできそうにないなぁ。A^^;

しばらく待ったりとツーリング談義させてもらった後、PM3:40に解散となった。私はいつものように行きつけのGSに寄り、給油してからPM4:00に自宅に到着した。

  

今回の一泊ツーリングは、1日目にしっかり走り、2日目はピュ〜ッと帰ってこられるように計画し、その通りに実行できた。宿が近いと2日目がとても楽で、こういったスタイルがこれからの一泊ツーリングの“定番”になるかもしれないな。(^^;

2日目の走行距離:164.6 km
トータル走行距離:514.7 km

今回の走行は私のカタナで514.7km、使用したガソリンは27.68L、なので燃費は18.59km/Lだった。
途中の“区間燃費”で20km/L 行っていたことを考えると、帰路では少しばかり燃費が悪かったようだ。でもトータルしてこの燃費なら十分満足できる。(^o^)

(終)