2009年9月度MCTツーリングレポート(一泊)・前編

2009年09月18日 第1版公開

日時

9月5日(土)〜6日(日)

目的地

伊豆半島経由 山梨県南都留郡山中湖村 民宿【湖畔のおやど】

天候

1日目:晴れ!\(^o^)/   2日目:晴れ! ところにより一時曇り

1日目] [2日目

9月5日(土):1日目  

一週間前までは、当日の予報は曇りのみだった。だが、ツーリング日が近づくにつれて徐々にいい方向になり、2〜3日前には「晴れ!」に変わっていた。\(^o^)/
でも昨年の例もあるし、一応はレインウェアを持参することにする。今年こそは雨の心配がない状態でツーリングできそうだ。

AM3:20、ケータイの目覚まし2回目のスヌーズで目が覚めた。前夜寝たのは午前0時くらいなので、睡眠時間は3時間強。どんなに疲れていても、ツーリングとなると身体が自然に反応して起きられるものなんだなぁ。A^^;

いつものようにすぐに外に出て空のチェック。空には星が見えないので少し曇っているようだ。前夜には少し雨が降っていたので、路面のところどころにその痕跡が残っているものの、ほぼドライなので問題はないだろう。

朝食をとり支度を調えるとすぐに家を出る時間になる。寝ている My Wife に「行ってくるよ」と声を掛け、娘には簡単な手紙を書いてダイニングテーブルに置いておいた。手紙が全く無い状態だと「なんでお手紙書いてくれないの?」とあとで追求?されるので(笑)、その予防的な意味もある。A^^;

珍しくセンスタ立てた姿で撮ってみた

外に出るとうっすら肌寒い。普通に立っていても空気がヒンヤリしている。もうクソ暑い夏も遠くになりにけり、かな?(笑) なのでジャケットはフルメッシュのままだけど、そのインナーを着込んでいくことにする。風を遮るだけでも体感温度はだいぶ違うはずだ。

ハタと時計を見ると集合時間ギリギリ。急いで暖気を終わらせ、AM4:55に家を後にする。

集合場所の Motor Cycle Shop Kiyomiya にはAM5:00丁度に到着。もうほとんどの人が集まっていて、私の後にはT島氏を待つのみだった。A^^;

AM5:05にはそのT島氏も到着。簡単な朝ミーティングを行う頃には明るくなってきていた。

朝ミーティング 朝ミーティング

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

K宮社長 FORESIGHT  
O川氏 Freeway  
  T島氏 RZ250  
  M徳氏 FZ1  
  N.T中氏 CB400SB  
  N野氏 ZRX1200R  
  H本氏 SR400 GSX1100S KATANAはお休み
  S沼氏 SKYWAVE650 LX  
S枝 GSX1100S KATANA

以上の9名だ(*印はMCTクラブ員)。台数としては走りやすいけど人数的にはちょっと寂しいなぁ。(^^;

 

今回のルートは次のように予定している。
  
1日目











Kiyomiya → 都道5号新青梅街道 →〔滝山南〕交差点左折 → 都道248号新小金井街道 →〔小金井南中西〕交差点右折 → 都道14〜17号東八道路 → 都道18号鎌倉街道 → 都道158号多摩ニュータウン通り → 都道47号町田街道R16東京環状R129R246 →(厚木市)→(伊勢原市)→〔板戸〕交差点左折 → 神奈川県道63号 →(大磯町)→〔国府新宿〕交差点右折 → R1東海道 →(小田原市)→〔早川口〕交差点左折 → R135真鶴道路・新道(自二:¥210)R135熱海ビーチライン(自二:¥150)R135 →〔下多賀〕交差点右折 → 静岡県道80号 →(山伏峠)→(修善寺)→ R414下田街道(天城街道)→(天城峠)→(下田市)→ R136 →〔日野〕交差点直進 → 静岡県道16号 →(弓ヶ浜)→(石廊崎)→〔差田〕交差点左折 → R136マーガレットライン →(松崎町)→(土肥)→ 静岡県道17号 →(戸田)→ R414 →(沼津市街)→ 静岡県道87号 → 静岡県道394号 →(裾野市)→ R246R138 →(須走)→(山中湖)→ 民宿【湖畔のおやど】  
※昼食は下田市周辺〜松崎町までの間で予定
  
2日目




民宿【湖畔のおやど】R138旧鎌倉往還〔 紅富士の湯 〕(休憩・昼食兼)R138旧鎌倉往還 →〔バイパス南〕交差点右折 → R139富士みち →(都留市)→ 山梨県道35号 →(上野原市)→ R20甲州街道 → 山梨県道33号 →(甲武トンネル)→ 都道33号檜原街道 →(武蔵五日市)→ 都道31号秋川街道 → 都道5号青梅街道新青梅街道 →(裏道)→ Kiyomiya 
※帰路ルートは基本案で、帰路はこれをベースに参加者の意見を反映して臨機応変に変更する予定。

隊列は私を最後尾にして、AM5:10にスタートした。

  

裏道から都道5号【新青梅街道】に右折で出る時、信号のタイミングで行こうか停まろうか迷った際、私の1台前(千鳥で斜め前)にいたT島氏がそのまま行ったので、私も遅れまい、とそのまま行ったら、2台前(千鳥で真ん前)にいたH本氏は信号で停まり、寸断された。そのまま先に行くわけにもいかないので、歩道に乗り上げて次の信号でH本氏がやって来るのを待った。H本氏と再合流後はペースをアップして前走車を追いかけた。

〔滝山南〕交差点を左折して都道248号【新小金井街道】に入るが、信号のつながりがいいのか、前走車は遙か先。追いついたのは東八道路に出るすぐ手前だった。追いついた、と思ったら、隊列はなぜか道路脇のコンビニに入っていく。私らの合流に気がつかずに、コンビニで待っていようと思ってくれたようだ。本線上に私とH本氏の姿を確認したO川氏はすぐさま隊列を本線に戻し、〔小金井南中西〕交差点を右折して都道14号【東八道路】に入っていった。

上の立体を行けばR16で横浜に行ける その先はそれほどペースは速くないものの都道18号【鎌倉街道】〜同158号【多摩ニュータウン通り】とスムーズに進み、都道47号【町田街道】を経由してR16【東京環状】へ。そしてすぐにある〔橋本五差路〕でR129へと入っていく。

R129は、日曜のこの時間に通ればかなりのスピードで走れるけど、土曜だとクルマが多くてそんなにはスピードが出せない。それでも混むことはなく走っていけるが、かえって単調になって少し眠気が襲ってきた。A^^; そうして走って行くとすぐにR246に到達する。

〔橋本五差路〕交差点にて

R246ではR129との分岐までが少々混み気味だったものの、その後の片側一車線区間になったらスムーズになった。この頃には陽差しも出てはいるが、まだ少し肌寒いくらいだ。なので、出発時に着込んだジャケットのインナーは正解だった。

さて、そろそろ朝食休憩の予定だ。このルートを通った時にいつも利用するコンビニが時間的にもちょうどいいので、今回も同じ所で休憩だ。AM6:45、セブンイレブン【伊勢原石田店】に到着した。

朝食は、私はいつものようにおにぎり2つと飲み物で済ませたが、中にはカップラーメンで暖を取る人も。それだけこの朝は冷えたということなのだろう。

さてジャケットのインナーだけど、脱いで行こうか着たままで行こうかとっても悩む。

毎度おなじみ、伊勢原のセブンイレブン
今はまだ少し肌寒いけど、この後は気温が上がって暑くなることがわかっていたからだ。ポイントは、次の休憩まで涼しいかどうか。悩んだ末、とりあえず着たまま行くことにした。この選択が吉と出るか凶と出るか。(笑

休憩中にT島氏に、走行順を入れ替わってもらうようお願いした。T島氏の RZ250 の排気ガスをずっと浴びていたら気持ちが悪くなってしまったので、申し訳ないけれど最後尾になってもらった。T島氏、ありがとう!m(_ _)m

しばしの休憩の後、AM7:10コンビニをあとにした。

  

再びR246の流れにバイクを投じるが、今回は途中から海側に出ることにしていて、〔板戸〕交差点を左折して神奈川県道63号に入っていく。普通の片側一車線の県道なのでスピードは出しにくいけど、ここも混むことは無かった。隊列の後方では私とH本氏が前走車と寸断されたが、道自体は一本道なので迷うことはない。ただ遅いクルマが多く、隊列が寸断されると前走車に追いつけなかった。追いつけないままR1【東海道】に出て、前走車に追いついたのは国府津のあたりだった。

小田原を抜け、〔早川口〕交差点を左折してR135に入っていく。夏休みシーズンだと朝でもよく混むこの道も、それが過ぎた今ではスイスイ快適。まもなく【真鶴道路】が近づいてきた。新道の方を通る予定なのたのだが、旧道との分岐で突如隊列が停まった。直前になって、先頭は新道の料金(自二:¥210)が惜しくなったようだ。(笑
なので急遽旧道の方に進路変更となった。旧道の方は自二:¥150 のはず(ツーリングマップル2008年版)だったが料金所が無く、湯河原まで無料で通行できた。無料で通行できたのはいいが、その分混んだ。真鶴駅周辺を先頭にした渋滞がかなりの長さで延びていて、この日初のすり抜けを余儀なくされた。まぁ、無料になっていたのなら仕方ないかな?(^^;

真鶴道路情報
真鶴道路は平成20年9月4日(つまりはちょうど1年前)に生まれ変わっていた。
道路を管理している神奈川県道路公社のHP情報によると、
1.新道の料金が値下げ(普通車:¥310 → ¥200、軽自動車等(二輪含む):¥210 → ¥150)
2.新道の料金所から湯河原の旧道との合流までの区間が「真鶴ブルーライン」の愛称に
3.旧道区間は無料開放に
となっていた。
※神奈川県道路公社HPの真鶴道路該当ページ →→→ http://www.kdt-kousha.or.jp/manaduru/manaduru.html

真鶴駅前を通過して渋滞解消!と思ったら、新道との合流の所で思いっきり混んだ!旧道側がメチャ混みの中、新道側のクルマはスイスイと合流地点も通過していく。停まっていると風を受けないのでとても暑い。ジャケットのインナーを着たままなのをここで後悔した。すり抜けも思うようにできず、合流待ちを待っているだけで結構疲れ、結果的に新道に行かなかったのは失敗だった。そんなこともあってか、次の【熱海ビーチライン】は素直に?入っていった。(笑

【熱海ビーチライン】ではハイペースで走っていける。前に遅いクルマがいても、車線が広く余裕で抜かしていけるのでストレスは皆無だ。加えて今日は天気もいい。海を左手に見ながら爽快な走りができる。

【熱海ビーチライン】が終了すると、一方通行の道が複雑に絡み合う熱海の温泉街を抜けていく。それからおもむろに通常の片側一車線のR135に戻る。この頃になると陽差しも暑く、早くジャケット下に着込んでいるインナーを脱ぎたくて仕方がなかった。前のコンビニを出てから2時間近くになろうとしているので、もうそろそろコンビニ休憩してもいいくらいの時間になっているので、それに期待していた。A^^;

〔上多賀〕交差点を越えた。もう間もなく〔下多賀〕交差点を迎え、そこからは静岡県道80号に入る予定だが、その手前にあったコンビニに先頭が滑り込んでいってくれた。やった!これでインナーが脱げる!(笑 AM8:55、ファミリーマート【バーディ南熱海店】に到着した。

  

熱海・下多賀のコンビニで休憩 バイクを駐めてすぐ、ジャケットをインナーごと脱ぐ。は〜〜〜、汗が引いていく。、ス〜〜ッとして気持ちいい!!ようやく開放されたような感覚だ。A^^;

この後のルート確認をO川氏としておく。静岡県道80号で修善寺まで行ったら、駅前の市道を通ってR414に出て、その後は道の駅【天城越え】までをフリー走行にしようか、と話がまとまった。

青空と海をバックにノンビリ休憩


20分ほど休んでAM9:15、コンビニをあとにする。

  

コンビニのすぐ裏手にある道から静岡県道80号に入る。入った途端、道幅のあまりの細さに閉口した。クルマは一台通るのがやっと。反対からクルマが来ると容易にすれ違いできない。私らの前には一台のランクル系(車種は覚えていないA^^;)がいたが、そのクルマも一箇所すれ違うのに難儀していた。

そしてこの静岡県道80号、道が細いだけじゃなく勾配もかなり急!なので前を行くランクル系クルマが極端に遅く、私らもそれに引きずられてかなりのペースダウンを余儀なくされた。山伏峠を越えると道幅は普通になったが、ランクル系クルマは後ろにバイクの隊列があっても全くお構いなしでマイペースなので、かなりフラストレーションが溜まってしまった。しばらく行ってからようやくO川氏がランクル系クルマを抜いていき、それを合図に後続も次々とランクル系クルマを抜かしていった。抜かした後は当然ながらペースはアップした。

静岡県道80号で修善寺駅の方に行く際、信号はたったの1箇所しかない。その信号でも停まらなかったので、実際は先のコンビニから修善寺駅まではノンストップだった。駅前を抜けてから静岡県道12号を経由し、R414【下田街道(天城街道)】に出た。【修善寺道路】から伸びてくる道との交差が複雑で現地でちょっと戸惑ったが、無事下田方面には進めた。先ほどのO川氏との打合せでは、このあたりから一部フリー走行にしようか、となっていたが、あえてフリー走行にするほど空いていないということもあってか、そのまま隊列を組んだまま走って行く。

R414【下田街道(天城街道)】は走りやすい。観光名所が点在するのでクルマも多めだけど、ほとんど詰まるところ無く進んでいける。湯ヶ島、浄蓮の滝、天城峠(トンネル)、河津七滝、七滝ループ橋。全てノンストップ。(笑

R414が右折となり、直進は静岡県道14号で河津方面という場所にやってきた。下田に向かうので当然右折・・・・と思っていたら、先頭はそのまま直進して行ってしまった。その信号で私とH本氏が寸断され取り残されたが、少し先で隊列が停まっていた。どうやらこのまま直進:河津方面経由で行くか、右折:直に下田方面で行くか迷っていたようだ。時間を考えたら、海沿いを通る河津経由よりもR414で直に下田に向かった方が速いのでその旨進言し、隊列をUターンさせてR414に向かった。ここからのR414は下田までほとんど信号が無いので、ほぼノンストップで走れる。

伊豆急下田駅を右手に見て丁字路を迎える。ここでR414はお終いだ。丁字路左はR135、右はR136となる。右折後、右手にあったGSに入って全車給油した。この時点でAM11:00。これならまだ先まで行けそうだ。全車給油後、ノンビリせずに再びR136で先を急いだ。

R136が右折、直進は静岡県道16号となって石廊崎に向かう〔日野〕交差点を越え、さらに静岡県道16号が右折、直進は静岡県道120号という〔新湊橋〕交差点に辿り着いた時、右折したところ・弓ヶ浜大橋のほとりで突然隊列が停まった。時間的にそろそろお昼時だが、ツーリングマップルによると静岡県道120号で弓ヶ浜に向かうと食事処がありそうなので、どうしますか?とO川氏が聞いてきた。確かにツーリングマップルには弓ヶ浜に食事処が記載されている。だがまだAM11:20。もうちょっと走れば石廊崎まで行けてしまうと思ったので、「石廊崎まで行っちゃおうよ!」と進言し、すぐに隊列を再スタートしてもらった。

静岡県道16号は左に海を見ながらの道だけど、先ほどの熱海界隈と違ってこちらは漁港イメージ。適度な“寂れ具合”がそんなイメージを醸し出している。そんな中を走って行くこと約15分、トンネルの手前に「左:石廊崎」と案内が出て、それに従って左折していくと正面に駐車場が。ここがクルマやバイクで行ける先端らしかった。駐車場は、バイクだと¥100 だとのことで、そのまま駐めさせてもらう。AM11:35、石廊崎に到着した。

  

駐車場のすぐ前に、3軒並んで食事処が 3軒並んでいるお店。私らは9人なので、3人ずつ3組に分かれて入ることにした バイクを駐めて辺りを見回すと、ちょうど正面に食事処らしきお店が3軒並んでいる。どのお店からも「こちらへどうぞ〜!」とおばちゃんたちが呼び込んでいる。ホントは9人まとまって入りたかったが、3人のおばちゃんたちは仲がよさそうな雰囲気だったので、そんな中一軒だけに入るのは勇気がいった。なので3人が3人ずつそれぞれのお店に入ろう、となった。私はN.T中氏、N野氏とともに一番右のお店
に入った。あとの人たちはてっきり3人ずつ入ったと思ったら、一番左のお店に4人、真ん中のお店に2人で入ったらしかった。

私はかつ丼を頼んだ。肝心の食事の写真は撮り損ねてしまったが、これは正解だった。ご飯は普通より多く、さらにカツはそれを上回る量が載っていてボリューム満点。それで¥800 はとっても安い。しかも旨い!私的には大正解だった。(^^;

昼食後に外に出たら、3軒のお店のうち一番左の店に入ったK宮社長とS沼氏が座敷で休んでいるという。他のメンバーは二人が出てくるのを、駐車場でボケ〜〜っとしながらノンビリ待っていた。待っている間に、O川氏とこの後のルートについて相談した。予定では西伊豆の海沿いを北上していくのだが、時間的に難しそうなので、途中から中伊豆方面に戻るルートどりをすることにした。

以降のルートは次のように変更となった。
  
1日目


【石廊崎】(現在地)→〔差田〕交差点左折 → R136マーガレットライン →(松崎町)→(宇久須)→ 静岡県道410号 → 静岡県道59号 → R414下田街道(天城街道)R136下田街道 →(三島市街)→ 静岡県道21号 → 静岡県道24号 →(裾野市)→ R246R138 →(須走)→(山中湖)→ 民宿【湖畔のおやど】
  
2日目




民宿【湖畔のおやど】R138旧鎌倉往還〔 紅富士の湯 〕(休憩・昼食兼)R138旧鎌倉往還 →〔バイパス南〕交差点右折 → R139富士みち →(都留市)→ 山梨県道35号 →(上野原市)→ R20甲州街道 → 山梨県道33号 →(甲武トンネル)→ 都道33号檜原街道 →(武蔵五日市)→ 都道31号秋川街道 → 都道5号青梅街道新青梅街道 →(裏道)→ Kiyomiya 
※帰路ルートは基本案で、帰路はこれをベースに参加者の意見を反映して臨機応変に変更する予定。

K宮社長とS沼氏が出てきたので、ここで1日目の集合写真を撮っておくことにする。

石廊崎の駐車場で、昼食処をバックに

写真を撮り終え、PM1:00に石廊崎の駐車場をあとにする。

  

再び静岡県道16号に戻り、〔差田〕交差点を左折してR136【マーガレットライン】に入る。このあたりは信号もなく松崎町までひたすらひたすら走って行く。その松崎町でようやく信号に出会えたと思っても停まることなく通過していくのみ。足を地面に着く機会は、静岡県道410号に入る交差点まで無かった。

 

静岡県道410号、どんな道かと思ったら、この道も細くなる区間が多い道だった。それでも流れはよく、ストレスを感じずに走っていける。標高がだんだん上がっていくのがわかるが、この時間だと標高が上がってもそれほど涼しくはならない。だんだん勾配が急になっていくな〜、と思い始めた頃、先頭が広い駐車場に入っていった。見上げると建物があり、「西天城高原牧場の家」とある。とりあえずここで小休止するようだ。PM2:10、【西天城高原牧場の家】に到着した。 【西天城高原牧場の家】。駐車場から望む
そしてここでもう一度、この先のルートについてみんなの意見を聞くことにした。O川氏はこの後の静岡県道59号をそのままR414まで抜けて北上する案を、私は静岡県道59号から、稜線上を走る静岡県道411号〜同127号(かつての西伊豆スカイライン)を通って行く案を提案し、多数決をとることに。結果としてO川氏案でそのまま行くことになった。 【西天城高原牧場の家】から望む駐車場と宇久須港 西天城高原エリアマップ
せっかく西伊豆に来たので、静岡県道127号(西伊豆スカイライン)も捨てがたかったんだけどな〜。(^^;

小休止の後、PM2:35に【西天城高原牧場の家】をあとにした。

  

急な坂を登ってから静岡県道59号に出て、仁科峠を通過。風見峠を右折すると、静岡県道59号もまた細くなった。今回は道幅の細い県道ばっかり走っているような気がしてきた。A^^; 湯ヶ島でR414【下田街道(天城街道)】に戻って北上していく。この区間は先ほど南下で使った道だけど、走る方向が違うと見える景色も違って、新鮮な感じがした。

修善寺まで戻ってきた。その先で有料道路を通るかどうかは先頭任せだったが、時間が押しているからだろう、今回は迷わず?【修善寺道路】を利用した。街中の混む区間を通らずに済むのでやっぱり速い。そのままの勢いで次の有料道路【伊豆中央道】も入るかと思いきや、料金所手前の交差点で右折して一般道を選択したが、橋のまわりで少々方角を見失い、行く方と反対に走ったりもした。それでもなんとかR136に復帰し、さらに北上を続ける。

R136に別れを告げ静岡県道21号に入ると途端に混み出した。すり抜けもするが思うようには進めず、裾野市内のこの区間は我慢の走行となった。速度が遅いのでフルメッシュジャケットでも風が当たらずかなり暑い。ここだけで汗をいっぱいかいたような気がする。A^^; ようやくのことで渋滞を抜け、静岡県道24号を経由してR246に出た時には風がいっぱい当たり、「はぁ〜、シアワセ!」と思ったほどだ。(笑

少しして左手にコンビニが。それまでの走行で疲れたから立ち寄りたいと思っていたら、O川氏も同じ思いだったのだろう、隊列をコンビニに導いていった。PM4:15、ローソン【裾野御宿店】に到着した。

R246沿い・裾野市のコンビニで休憩。この時間でも日陰が恋しいくらい暑い アイスやジュースで水分補給! 今日はホントにいい天気。この時間でも青空が広がって、昨年の一泊ツーリングとは雲泥の差だ。昨年は今頃の時間、豪雨に見舞われていたっけ。(^^;

アイスのガリガリ君で同時に水分補給し、おもむろに本日最後のリスタートをPM4:30に切った。

  

R246を御殿場まで進み、静岡県道401号を経由してR138に入った。すると急に気温が下がっていくのが体感できた。須走に差し掛かるあたりまで来るとかなり涼しくなっていて、時間とともに冷え込んでいく。

篭坂峠を越えるといよいよ山梨県山中湖村だ。山中湖の手前で少々混むかと思ったが全く混まずに丁字路に到達し、〔旭日丘〕交差点を左折した。もう間もなく宿があるところだな〜、と思いながら走っていると、隊列が急に止まった。ふと脇を見ると【湖畔のおやど】の看板が控え目に立っていた。やった、着いた〜!(^^; PM5:20、民宿【湖畔のおやど】に到着した。 【湖畔のおやど】に到着! あまり疲れも見せず
民宿【湖畔のおやど】はR138沿い、山中湖村役場のすぐそばにある 建物は古そうだが、もともとは旧富士銀行の保養所として建てられたそうで、中にはしっかりした大黒柱がある
民宿 湖畔のおやど

TEL  0555-62-0117

山梨県南都留郡山中湖村山中

FAX  0555-62-5157

宿は30〜35人くらいは余裕で泊まれる施設なのだが、私ら9人のために貸し切りにしてくれていた。なので他の人に気を遣うことなく泊まれるのは嬉しい。

2階の部屋に案内されて外を見ると、窓の外には山中湖と山並みの眺望が。景色はバッチリだ。

オーナーであるママさん(私と同い年だった A^^;)に話を聞くと、この建物は旧富士銀行が保養所として建てたものらしい。なので随所にいい材料が使われている。大黒柱も立派なものだ。階段も一枚板のがっしりとした木材が使われているらしいが、ママさんがこの建物を手に入れる前にカーペットが張られてしまっていて、せっかくの木材がもったいない、と言っていた。

「何かつまみを・・・・」とO川氏らが近くのコンビニまで買い出しに行こうとすると、ママさんが「歩いて行くにはちょっと距離があるから、クルマあるから使って使って!」と、嬉しい申し出が。ありがたく利用させてもらった。(^^;

風呂(男湯)は、洗い場が2人分、浴槽には3人が入れる程度のこぢんまりしたもの。今回は私らの“貸し切り状態”なので問題はないが、フルにお客さんが泊まったらちと狭い感じだ。私らには十分だったけど。(^^;

宴前に部屋で一杯飲んでから食堂へ。食事は多すぎず少なすぎずちょうどいいもの。味もバッチリ!

ありがたいのは、ビールは大瓶を頼んでも全て中瓶の値段しか取られず、さらに焼酎はタダ。そんなんで儲けは大丈夫なの?とこちらが心配するほどだ。(笑

夕食メニュー。点数が少なめに見えるかも知れないけど、このくらいがちょうどいい。この他にお味噌汁が出てきた 宴席の様子
部屋に戻って飲み直し。写真にある焼酎は全てタダ! 今回のモクモクコンビ・N.T中氏(左)とN野氏(右)。N野氏はオーナーから“源さん”と命名されていた(笑 食事後は部屋に戻って飲み直し。ツーリング談義で盛り上がる。

しばらくすると、ママさんがスリッパ等の整理がてら部屋に顔を出してくれた。その際N野氏がやたらと絡み、「また必ず来るから覚えていてね〜!」と口説いていたので、ママさんから“源さん”と命名されていた。今後はN野氏のあだ名は“源さん”に決定!(爆

ところで、部屋での飲み直しでも焼酎はタダでお金を取られていない。加えてこの民宿では持ち込みもOK。あまりの“商売っ気の無さ”に、O川氏がママさんに「自販機でも置いておけば、少しでも売り上げにつながるんじゃないの?」と聞いてみたが、ママさんは特に目先の利益にはとらわれていない感じで、かなり気さく。そんなママさんのスタイルが評判なのか、リピーターがとても多いらしい。予約も、来年の山中湖ロードレースの時期までびっしりと埋まっていて、私らがこの日に泊まれたのはちょうどシーズンとシーズンの谷間だったからのよう。そういった意味ではとても運が良かった。

  

ママさんが引き揚げた後もしばらくそのまま飲んでいたが、一人眠り二人眠りしていくので、残り4人になった時点でお開きに。源さん(N野氏)は「え〜?まだ飲もうよ〜」と飲み足りなかったようだが、部屋の主であるO川氏、T島氏、私の3人が布団を敷いてもぐり込んだら諦め、一杯飲んだら自分の部屋に引き揚げていった。(^^;

こうして無事眠りについたのはPM11:30。この時間に寝られれば、明日はスッキリと目覚められるだろう。(笑
おやすみなさい..........zzZZ......

1日目の走行距離:350.1km

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後編に続く