2009年7月度MCTツーリングレポート

2009年07月31日 第1版公開

日時

7月19日(日)

目的地

長野県小県郡長和町 道の駅【マルメロの駅ながと】

天候

曇り 時々 晴れ ところにより 一時雨

  

前の週前半に梅雨明け宣言が出た。梅雨明け宣言時には当日は「晴れ!」だったが、週末に行くに従って予報がどんどん悪くなっていった。前日の土曜日にもしっかり雨が降った。当日は、関東周辺以外では全国的に天気が悪いらしい。長野県も、目的地の長和町以外では傘マークが取れていない。なのでレインウェアは必需品だ。

AM4:00、ケータイの目覚まし一発目で目が覚めた。いつものことながら、ツーリングとなると睡眠時間が短くても目覚めが違うなぁ。A^^;

すぐ外に出て天候チェックを。先月が雨で中止になっているので、今回はぜひとも決行したい、と願っていた思いが通じたのか、晴れてはいないものの明るめの曇りで、今日はこのまま曇りベースで推移してくれるようだ。

出発前の KATANA

今回は前日のうちに全ての準備を終えておいたので、余裕で朝の時間を過ごす。一応Yahoo!の天気情報でも確認してみるが、長野県方面で昼過ぎに傘マークが付いているものの、それ以外のルート上では曇りでやり過ごせそうな感じだ。

身支度を終え、いつものように暖気後、AM5:45に家をあとにする。

集合場所の Motor Cycle Shop Kiyomiya にはAM5:50に到着する。主だったメンバーは既に集まっており、AM6:00にはここに集まる人全員が集まった。今回は集まりがいいようだ。(^^;

朝ミーティングを行うが、今回参加の方たちは何度も参加してくれている“常連さん”ばかりなので、ミーティング内容も簡単だ。

Kiyomiya前に集合。今日は参加しないH詰氏が見送りに来てくれていた

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

K宮社長 FORESIGHT  
O川氏 XV250 Virago 自分のお兄さんのバイクを借りての参加
  U海氏 YZF-R1 今回から一般参加
  M尾氏 ZZR1400 途中合流
  N.T中氏 CB400SB  
  N野氏 ZRX1200R  
  K谷氏 ZZ-R1200  
  S沼氏 SKYWAVE650 LX  
  F田氏 SKYWAVE400  
  K藤氏 VFR800 Hornetから乗換
S枝 GSX1100S KATANA

以上の11名だ(*印はMCTクラブ員)。今回は久しぶりにTオート組が一人も参加しなかった。なんでも、次週にTオートが独自にツーリングを企画しているそうで、Tオート組はそちらに参加するそうだ。

 

今回のルートは次のように予定している。
  
行き



Kiyomiya → 都道4号所沢街道 → 埼玉県道4号 → R463所沢入間バイパスR299飯能バイパス →(飯能市)→ R299 →(秩父市)→(小鹿野町)→(志賀坂峠)→(上野村)→ 群馬県道45号 → 群馬県道93号 → 長野県道93号 →(田口峠)→ R141臼田バイパスR142R254R152道の駅【マルメロの駅ながと】
  
帰り






道の駅【マルメロの駅ながと】R152R254R142 → 長野県道40号 →(白樺湖)→ R152大門街道 →(茅野市)→ 長野県道17号 → 広域農道八ヶ岳エコーライン →(市道)→ 長野県道484号 → 山梨県道11号 → 中央道・小淵沢 IC → 中央自動車道利用 → 八王子 IC → R16東京環状R16八王子バイパス → 都道169号 → 都道59号 →(多摩大橋)→ 都道29号新奥多摩街道 → 都道256号甲州街道R20甲州街道 → 都道17号 → 都道14号東八道路池の上通り → 都道248号新小金井街道 → 都道5号新青梅街道 →(裏道)→ Kiyomiya

AM6:05、Kiyomiya をスタートした。道を知っている私が隊列の真ん中に入り、私の前で途切れても前走車が私以下の後続を待っていなくてもいいようにした。

  

都道4号【所沢街道】を所沢方面に進み、都県境を越えて埼玉県道4号となる。特にどこでも混まずにR463【所沢入間バイパス】に至り、さらにスピードアップ。あっと言う間にM尾氏が途中合流するコンビニに到達した。合流後すぐにリスタートした。

リスタート直後、なんかヘンな音が頭の上から聞こえてきた。最初は「あれ?なんの音だろう?」と分からなかったが、ヘルメットシールドに付いた水滴で、それが雨なのだと認識するのに時間は掛からなかった。あれ?もう降ってきたの???おっかしいなぁ。予報では、午後はともかく午前中はルート上どこも大丈夫だったはずだが・・・・。

最初はポツポツだった雨も走るにつれて粒が大きくなり、路面もだんだんウェットになっていく。とりあえずタンクバックを守ろうと、走りながらタンクバックのレインカバーを専用ポケットから取り出して、走りながらタンクバックに掛けた。先頭はどうするかな〜?レインウェア着るために停まるかな〜?(^^;

しかし先頭は停まらなかった。今は少々降られているけど、山間の区間だけのような気がしたし、なにより向かっている先の方の空が明るかったから、いずれやむだろう、と予想できた。案の定、正丸トンネルの手前2〜3 km のあたりで雨はやんでしまった。停まらなくて正解だった。(^^;

正丸トンネルを抜けた後、道の駅【あしがくぼ】に入っていく隊列。でもここだとまだ店が開いていないので朝食は食べられない。なのでメットを脱いだばかりのO川氏に進言し、この先のコンビニまで行ってしまうことにした。時間にして概ね5分くらい(だったと思う)しか掛からないので、行ってしまう方がいいと判断した。トイレに行っていた人が戻ると同時にリスタート。“概ね5分”程度走ってAM7:40、サンクス【秩父上野町店】に到着した。

コンビニではバイク談義が M尾氏のZZR1400を囲んで 皆口々に「寒かった〜!」と言っていたが、私はむしろ「暑かった〜!」(笑 走って風がメッシュジャケットを通り抜けてちょうどいいくらいだった。やっぱり私は人より暑がりなんだなぁ、と実感。A^^;

O川氏と相談し、この先小鹿野町で道が広くなった所で一旦停まり、そこからR462との丁字路までをフリー走行区間にすることにした。おそらく今回のル

ートで一番楽しめる区間だし、やっぱり峠道はフリー走行区間を設けなきゃ、ってことで。(笑

30分休んで、AM8:10、コンビニをあとにした。

  

R140を越え秩父神社界隈を通ると、道路の両脇に夜店屋台の準備中の集団が。全く知らないけど、この界隈でお祭りがあるのかもしれないな、と思いつつ通過。小鹿野町に入ると道が広がり、ド真っ直ぐな道が続く。このあたりで一旦停まる・・・・・ハズなんだけど、隊列はどんどん進んで行って、直線が終わり道が細くなった峠道の入口も超えてしまった。いったいどこで停まるんだろうな〜?と思っていたら、不意に道端に止まった。ようやくフリー走行を始めるようだ。停まっている間にクルマ達や原付二種軍団たちが追い越して行った。皆なかなかスタートしていかなかったが、後ろから遅そうなクルマがやってくるのが見え、慌ててリスタートしていった。

リスタート後わりとすぐ、先に行った原付二種軍団の最後尾に追いついた。最後尾は、ベテランの人も混じっていたけど基本的に初心者っぽい人たちばかりで、時折コーナーでセンターラインオーバーしながら走っていた。早めに抜きたいな〜、と思っていたら、おそらくベテランの人なのだろう、最後尾の隊列を左に寄せて、先に行かせてくれた。その後に追いついた原付二種軍団の人たちはそこそこ速い人たちだったが、お互いをヘンに意識することもなく、安全な場所で追い抜かせてもらえた。追い抜かせてもらえた後はすぐ車間距離が開き、突っつかれることもなかったので快適に峠道を走れた。(^^;

ただ一台だけ、原付二種軍団の中で一番速いであろう人は追い抜けなかった。ま、無理に追い抜く必要もないし、私のペースが乱れるほど遅いわけでもなかったので、そのまま2台で仲良く?走っていった。2台で快調に走っていると、いつもなら絶対に追いつくはずのない?U海氏とM尾氏に追いついた。U海氏とM尾氏は軽く流しているように見え、私と共に走っていた原付二種の人は二人を抜いて先に行ってしまった。その後は私を含め、3台で終点までランデブー走行だった。

志賀坂峠越えのこのルートはクルマの走行もほとんど無くホント走りやすい。ただ道幅はそんなに広くないので、不意の対向車には注意しないと。

終点の丁字路にはU海氏、M尾氏、私の3人が先着し、その後続々とメンバーが到着した。そしてその脇を、先ほど抜かせてもらった原付二種軍団が再び通過していった。

フリー走行を終えて フリー走行を終えて
しばらくして全車が揃ったので、すぐさまリスタート。丁字路を左折してR299をさらに進んで行く。

  

R462との丁字路から少しの区間は細い道のR299。それを過ぎると走りやすい緩やかな広い道になる。トンネルをいくつか越えてから現れる群馬県道45号へと入っていく。以前(2007年9月度)に群馬県道45号を通った時、本来の県道ではなく峠をショートカットする〔湯の沢トンネル〕の方に行かざるを得なかった(この時は本来の県道が工事で通行止めだった)ことがあったので、今度こそはトンネルではなく県道経由で塩之沢峠を通りたかった。

しかしいざトンネルの手前まで来たら、隊列はそのままトンネルの中に吸い込まれていった。「あれ〜?またこっちなの〜??」と塩之沢峠に向かう旧道を横目に見ながら、全車が〔湯の沢トンネル〕に。(^^; 全長3〜4km に及ぶトンネルの中は路面が濡れていた。

トンネルを抜けてからしばらくするとまた丁字路が。今度はこれを左折して群馬県道93号に入る。ツーリングマップルで見ている限りだと普通の峠道っぽかったので、ツーリング企画当初ではここでもフリー走行にする予定だったが、実際に走ってみるととてもフリー走行できるような道じゃなかった。まず、細い。クルマ一台通るのがやっと、という感じの道が延々と続いている。なので隊列も停めず、そのまま走っていった。途中から遅いクルマに前を塞がれたが、道が狭いこともあって抜かすに抜かせない。40 km/h 制限の道を 40 km/h 程度で走って行く。クルマの方も後ろを気にしていてくれたと見え、道が大きく右に曲がる箇所で脇に寄って、私らバイクの隊列を先に行かせてくれた。

そういえば、群馬県道93号でどこか停まれる所があればそこで休憩を、と考えていたが、道の状況からコンビニは皆無だとすぐに理解できた。それどころか一旦停車して休む箇所すら期待できそうにない。こりゃ臼田に抜けるまで我慢するしかないな、と覚悟を決めた。

県境を越えて道は長野県道93号となった。するとさらに道が細くなり、クルマ一台通るのも厳しいくらいの道幅な上、路面は枯れ木や砂利・砂などで荒れている。速度も 30 km/h 出すのがやっと。つくづく、フリー走行にしないでよかった〜!と思った。A^^;

山間にいる間は涼しくて気持ちよかった(しかし速度が遅くて疲れた)が、標高が下がってくるにつれて気温が上がり暑くなってきた。ようやくのことで臼田界隈まで下りてきて、R141との交差点角にあるコンビニに先頭が滑り込んでいった。やった!ようやく休憩できる!!(笑 AM10:35、セブンイレブン【佐久臼田店】に到着した。

臼田のコンビニに到着 「疲れた〜!」 通ってきた群馬県道93号〜長野県道93号が異様に疲れ、コンビニに着いた後は皆一様に疲れた表情をしていた。

ここに来て陽差しがでて、青空がよく見える。しかしよく見ると南西の方角にはドンヨリとした黒い雲があり、その動きが速い。このコンビニを基点にして見た時、これから私らが行く方角は西北西だけど、油断はできないな。

風も吹いてきたことだし、先を急ごう、と、しばしの休憩の後AM11:00にコンビニをあとにした。

K藤氏のVFR800のまわりに集まって 南西方向の空が暗い

R141【臼田バイパス】を北進していく。この道ではクルマもみんなすっ飛ばしているのが多いが、今回通った時にはあまりすっ飛ばしているのはいなかった。〔跡部〕交差点を左折してR142(兼R254)へチェンジ。このあたりは直線が多いのでスイスイ進む。空も明るいので気分がいい。

R254がR142と分岐する地点にやってきた。ツーリングマップルだと信号があるような表記だったのでそのつもりだったが、現地は信号が無く、R254へはただ脇道に逸れるような感じの道の繋がりだった。なのでうっかりしていると通り過ぎてしまいそうな分岐だった。

R254に入ると、ここでまた少しだけ山道の感じになった。ただそれも長くは続かず、少しクネックネッとしたと思ったらR152に到達してしまった。もうちょっとクネクネ道が続いてくれてもいいんだけどな〜。(^^;

R152に入ってすぐ、ホンの 500 mほど行った所に、今回の目的地はあった。AM11:45、道の駅【マルメロの駅ながと】に到着した。

駐車場が少し混んでいたが、端っこの方にまとめて駐められた。

昼食処に到着 やれやれ・・・・A^^;
目的の“黒豚とんかつ”を出すレストランがどれか最初わからなかったが、駐めたバイクの後ろの店とわかりすぐさま店内へ。さすがに11人一緒には座れなかったが、座敷2卓が空いており、すぐに座ることができた。

料理を待っている間にO川氏と帰路ルートの相談をした。予定では一旦R254〜R142へと戻り、長野県道40号で南下し白樺湖経由としていたが、先ほど通過してきた時に長野県道40号の方に入るクルマがかなり多いことを見ていたし、またどうせ白樺湖に出るのは変わりないので、このままR152を南下しようと提案。

食べたのはこのお店「かりん亭」
長野県道40号を通る特別のコダワリは無かったので、提案通りR152を南下していくことになった。

で肝心の料理。私は「黒豚とんかつ御膳(竹)」を食べたが、それが“黒豚”だとメニューに出ていても、普通の豚との明確な味の違いはわからなかった。ただ美味しかったことは間違いない。

黒豚かつ丼 黒豚とんかつ御膳(竹)

黒豚かつ丼

黒豚とんかつ御膳(竹)

食後はレストランの隣のお店でソフトクリームを。長門牧場直送のソフトクリームだとのことで、濃い目の味が美味しかった。

そして出発前にはお決まりの集合写真を。バイクや建物をできるだけ入れたいのだが、なかなかうまくは撮影できないなぁ。A^^;

道の駅【マルメロの駅ながと】にて

  

以降のルートは次のようになった。
  
帰り





道の駅【マルメロの駅ながと】R152大門街道 →(白樺湖)→(茅野市)→ 長野県道17号 → 広域農道八ヶ岳エコーライン →(市道)→ 長野県道484号 → 山梨県道11号 → 中央道・小淵沢 IC → 中央自動車道利用 → 八王子 IC → R16東京環状R16八王子バイパス → 都道169号 → 都道59号 →(多摩大橋)→ 都道29号新奥多摩街道 → 都道256号甲州街道R20甲州街道 → 都道17号 → 都道14号東八道路池の上通り → 都道248号新小金井街道 → 都道5号新青梅街道 →(裏道)→ Kiyomiya

支度を調え、PM1:25に道の駅【マルメロの駅ながと】をあとにした。 

  

R152【大門街道】を南下し、すぐにあったGSで給油タイム。初め店員が一人しかいなくててんてこ舞いしていたが、残り約3分の2になったあたりでもう一人店員が現れた。それでも全車が給油完了するまでには15分程度かかった。

そしてここでO川氏から、先頭を交代して欲しい旨お願いされたので先頭チェンジ。以降は私が先頭で隊列を引くことになった。

  

そのままR152【大門街道】を南下していくと、予想したよりもスムーズに走っていける。白樺湖に至る道なので、予想ではそこそこ混むと思っていたので、嬉しい誤算だ。だが空の方はだんだんと雲が広がり、白樺湖を通過するあたりでは少し暗めだった。その白樺湖界隈でも、予想よりはるかにスムーズに通過できた。一応観光地なので、もっと混むと思っていた。白樺湖を通過後は、空もまただんだん明るくなってきて、雨の心配は不要だった。

さらに南下していくと、あれよあれよという間に丁字路へ。そこでちょっとだけ混んだけどすぐに右折できた。その先でもう一度丁字路を右折した後、長野県道17号へ。この長野県道17号はツーリングマップルに載っていない新しい道ができていた。ツーリングマップル上では丁字を左折後1km ほど進んで右折となる箇所が、新たな立体バイパスができていて、丁字に当たらずに直接右折後の道に直線で接続していた。走りやすくなるのはいいことだ。

しばらく走ると広域農道【エコーライン】となるが、それまでの県道と変わらず走りやすい道が伸びているので、違いを意識することなく走って行く。やがてまた丁字に突き当たるのでそれを左折し、市道経由で長野県道484号に出る。長野県道484号では下りの道が気持ちいい。だがそれもすぐに県境を迎えて終わってしまう。県境から1km 弱で山梨県道11号に。このあたりはめまぐるしく道が変わる。

さて、もう少しで中央道の小淵沢 ICだ。そのまま乗ってしまってもいいけど、その手前に道の駅があったので、とりあえず小休止しようと立ち寄った。PM3:00、道の駅【こぶちざわ】に到着した。

道の駅【こぶちざわ】で小休止 道の駅【こぶちざわ】は、スパティオ小淵沢という施設の一角にある 施設は広そうに見えたけど駐車スペースが意外と少ない。奥まで行ってみたけどバイクですら置くスペースがない。戻ってきて大型車用駐車スペースを見ると、普通車が後ろを空けた状態で駐まっていたので、そのクルマの後ろにもぐり込む形で駐められた。とりあえずここではトイレタイムのみとし、長くはいないつもりだ。

このあとは中央道を使って一気に都内まで行くが、途中離脱するメンバーもいるので、その前で一旦休憩することにするが、どのPA or SAにしようか、で少々悩む。談合坂SAは間違いなく混むし、藤野PAは狭いし談合坂SAに入れなかったクルマでさらに混んでいると予想し、少々手前ではあるけれど初狩PAで最後の休憩とすることに決定し、休んでいるメンバーにその旨伝達した。もちろん、初狩PAまではフリー走行で。

トイレタイムのみのつもりだったけどなんだかんだで20分休み、PM3:20に道の駅【こぶちざわ】をあとにした。

  

道の駅【こぶちざわ】から中央道の小淵沢 ICまではほんの1km ほどなのですぐに到達する。ETCゲートを通ってから一旦停車。まだETC未装備の人もいるので一度停まるようにしているが、今回は大半の人が装備済みだったので待つ時間も短くて済んだ。ここから初狩PAまでフリーなので、皆めいめいにスタートしていく。

日曜だというのに中央道は結構なスピードで流れていて、ストレス無く走っていける。でもやはり渋滞はつきもの。休日ETC¥1,000 のこともあって交通量自体は多いようで、早くも笹子トンネル手前で5〜6 km の渋滞となっていた。もっとも笹子トンネル手前の渋滞は連休等休日に行われる車線規制によって意図的に渋滞を起こさせているため、ここだけで交通量が多いかどうかはわからない。中央道上り線の本当の渋滞は、その先の小仏トンネルを先頭にした渋滞が本来の姿だ。

☆☆☆ ミニ知識 ☆☆☆
なぜ連休等休日は笹子トンネル手前で車線規制を行い、意図的に渋滞を起こさせているのか?
東京方面に向かう上り線は、連休等休日の夕方になると多くのクルマが集中して渋滞します。もし何も規制せずに自然渋滞を発生するがままにしておくと、大月付近を先頭にした大渋滞が発生した場合、笹子トンネル内にまで渋滞が及ぶ可能性があります。すると全長4,784m(上り線。下り線は下り4,717m)という長いトンネルの中に長時間いることになり、かえって危険度が増してしまいます。それを避けるため、あえて車線を規制し、トンネル内に渋滞を発生させないようにしているためです。

参考文献:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』【笹子トンネル】の項

笹子トンネル手前の5〜6 km の渋滞はいつものことなので慣れたもの。慣れているとはいっても慎重にすり抜けていくと、ほどなくして笹子トンネルの入口に到達して渋滞は解消。そのかわり、トンネルの中は蒸して暑かった。

笹子トンネルを抜ければ、集合場所の初狩PAはすぐだ。PM4:15、初狩PAに到着した。

  

初狩PA内は結構混んでいて、誘導員が出ていた。バイク達は端の車路の方に誘導され、そこに駐めさせられた。

それにしても停まっていると暑い!加えて日陰がほとんど無い。わずかにある日陰に入るだけで涼しく感じるほどだ。A^^;

中央道・初狩PAにて。クルマがいっぱいで通常駐車スペースに駐められず、誘導員の案内で端の車路に駐めた ほとんど日陰が無い中での休憩は暑い A^^;

さて、ここを出たあとは次に集まるのは八王子 ICの出口だが、そのまま真っ直ぐ行く人や途中離脱する人がいるので、一応ここで挨拶を交わしておく。八王子JCTから圏央道に向かうのがM尾氏、そしてK宮社長、U海氏、N野氏の3名は八王子 ICで下りずにそのまま直進して行くそうだ。

しばしの休憩の後、PM4:45に初狩PAをあとにした。

  

再びフリーで走って行く。初狩PAに入る前は、小仏トンネルを先頭にした渋滞は 19 km と出ていたが、初狩PAで休んだ後には 20 km に延びていた。まぁ、1km 程度じゃ延びたうちに入らないか。(笑

談合坂SAの手前あたりから、いよいよ渋滞に突入だ。先ほどの笹子トンネルを先頭にした渋滞の約4倍もの距離をすり抜けないとならないかと思うと気が重いが、すり抜けていかないわけにもいかない。意を決して突入し、急な車線変更をするクルマに注意しながら走って行く。

快調にすり抜けていくと、他のバイクが列をなしている後ろに追いついた。その先頭の人はすり抜けに慣れていないのか、極端にスピードが遅い。それに付き合っているのもなんなんで、“すり抜け車線”を変えて前に出て、遅いバイクを抜かしていく。その私の後ろをピタッと追尾してくるバイクが。黒の VFR800 ・・・・K藤氏だ。私の後ろをつかず離れずついて来ていた。

長い渋滞も小仏トンネル内で解消し、その後は再びスピードアップ。ゆっくり走っていたU海氏に追いついたら、U海氏は猛然とダッシュしていき、あっと言う間に点になっていった。U海氏はそのまま直進して行くので、このままお別れだ。

中央道・八王子 IC出口にて すり抜けの疲れた様子も見せず 八王子 ICで下り、休日ETC割引で表示された金額は¥1,000._。やっぱり安いのは嬉しい。

以前は少しでも高速料金の負担を減らそうとできるだけ下道で頑張ったものだが、郊外区間一律¥1,000._だと考え方も変わるよなぁ。(^^;

一旦停まって他のメンバーを待つ。みんな思ったよ

りも離れずに走ってきたみたいで、八王子 ICで下りるメンバーはすぐに再集合できた。この先、八王子 ICで下りた時によく最後の休憩で利用するコンビニで今回も休憩すしようか?とO川氏が聞いてきたが、ここで既にPM5:30くらいだったし、通常なら1時間走れば Kiyomiya に到着するので、休憩せずにそのまま行こう!と提言し、そのようになった。

  

R16【東京環状】に出てすぐさまR16【八王子バイパス】に右折。そしてまたすぐに都道169号へと分岐し、都道59号へ。ここまではワリとスムーズだった。〔多摩大橋〕を渡って都道29号【新奥多摩街道】に入るとだんだん混んできて、クルマの量が多くなった。〔日野橋〕交差点を過ぎて都道256号【甲州街道】に入るとさらに混み、思うように身動きができない状態に。車線も細いのですり抜けもしにくい。いや、正直なところ、自分一人なら十分すり抜けていけるくらいの幅はあったが、メンバーの中には車体幅が広くてすり抜けできない方もいたため、ここではあえてすり抜けなかった。

すると渋滞でエンジンの冷却が追いつかないからか、暑さとエンジンの熱さでエンジンオイルがへたったからか、アイドリング停車中に右マフラーからものすごい煙が。自分のミラーで見てもハッキリわかるくらいすごかったので、可能な場所ではエンジンをストップさせる。おそらくエンジンオイルが混ざって燃えているのだろう。ちょうど私の真後ろにいたF田氏には、臭い煙をもうもうと吸わせてしまったに違いない。A^^;

〔国立インター入口〕交差点を過ぎるとR20【甲州街道】となるが、そこでも渋滞具合はあまり変わらない。国立府中 ICから出てくるクルマがいっぱいいるので道はさらに混む。ようやくのことで〔本宿交番前〕交差点を左折し都道17号に入った頃にはPM6:30になろうとしていた。

都道14号【東八道路】に入ってようやくスムーズに流れ出す。と、ここで急に雨が!なんだよ〜!最後の最後でまた降られるのか〜!?と思ったが、ゴールまで近いことだし、ここまで来たらもう今日はレインウェアを着るつもりはない。なのでそのまま走って行く。

【池の上通り】に左折する手前で、後ろからO川氏がすっ飛んできて前に行き、先に【池の上通り】を左折して待っていた。どうやら「ここで曲がるんだよ!」と教えてくれているつもりらしかったが、この道は私も府中方面から帰る時には必ず通る道。なので案内してもらわなくても知っている道なんだよな〜。(^^; それはともかく、【池の上通り】を経由して都道248号【新小金井街道】に出る。このあたりまで来ると雨はやんでいた。どうやら局地的に少し降っただけのようだ。

都道248号【新小金井街道】は空いていた。流れている感じとしてはそのまま直進して都道5号【新青梅街道】まで出てもよかった気がするけど、O川氏が先頭でこの道に来た時には必ず小金井市貫井の裏道経由で都道15号【小金井街道】にスイッチしているので、今回も一応それに倣おうと〔貫井北町一丁目〕交差点を右折し裏道に入った。大きく曲がり込んだ先を見ると、目の前でお祭りが開かれていて、直進は通行止めになっている!!!この時点で左折して都道248号【新小金井街道】に戻ってもよかったのだが、せっかく?都道15号【小金井街道】に向かっているので意地でもそっちに向かい(笑)、さらなる裏道を使って【北大通り】に出て、〔本町二丁目〕交差点を左折で無事に都道15号【小金井街道】に出ることができた。

都道15号【小金井街道】も流れはスムーズで、すぐに花小金井駅裏に到達する。さらに裏道を進んで多摩六都科学館脇を通過すればゴールは目の前だ。

だがしかし!今回は最後の最後でまた通行止めが待っていた!裏道から都道4号【所沢街道】に出る直前の箇所でどうやら火事があったらしく、消防車や救急車が道を塞いでいたため、その手前から迂回させられた。迂回後別の場所から都道4号【所沢街道】に出て、PM7:00、ようやく Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。

  

ようやくのことで Kiyomiya にたどり着くと、先ほど中央道で国立府中 ICまで行ったK宮社長が既に帰り着いていて、リラックスした服装だった。聞くと、私らが着くよりも40分くらい前に帰り着いていたらしい。ということは、単純計算で八王子 ICから〔国立インター入口〕交差点まで40分もかかったことになる。それだけ混んでいた、ということだな。A^^; ようやく到着! S沼氏の SKYWAVE650 LX を囲んで

K宮社長が冷たい缶コーヒーを振る舞ってくれ、喉が渇いていたからだろう、皆一気に飲み干していた。しばしの談笑後、PM7:15に解散となった。

私はいつものように行きつけのGSで給油してから帰宅し、PM7:35に家に帰り着いた。

  

今回は珍しく道の駅が目的地となったけど、食べ物屋さんを目指して走るツーリングと何ら変わりない。その目指すお店が道の駅の中にあった、というだけだ。なかなか美味しかったし、思ったより混んでいないし、結構オススメかも。(^^;

今回の走行は私のカタナで412.4km、使用したガソリンは21.71L、なので燃費は18.99km/Lだった。
前回(2009年4月度)の19.29km/Lには及ばないけれど、これも十分な好燃費だ。高速を下りた後の渋滞が無ければ、さらにいい燃費だったろうに。(^^;

(終)