2007年9月度MCTツーリングレポート(一泊)・前編 |
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2007年09月12日 第1版公開 |
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日時 |
9月1日(土)〜2日(日) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目的地 |
群馬県群馬郡倉渕村【亀沢温泉】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
天候 |
1日目:曇り 所により一時雨又は霧 2日目:曇り 所により一時霧又は雨 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
AM4:00ジャストに目が覚めた。前日寝たのは0:00なので、ちょうど4時間寝たことになる。たった4時間の睡眠でも、ツーリングとなると目が覚めるものだ。 昨夜まで雨が降っていたので、早速外に出て空のチェック。ドンヨリとした雲が空を覆ってはいるものの、雨は落ちていない。路面も乾き気味だ。これなら出発する頃にはほぼドライになっていることだろう。
今回走るルートは私が立案したので、当然私が先頭で引っ張らねば、と覚悟していたのだが、O川氏が「途中まで先頭行きますよ」と言ってくれたので、最初は隊列の中程で走ることになった。
今回のルートを印刷してクラブ員ら主要メンバーに配る。朝食休憩をR140手前のコンビニで予定しているのだが、K宮社長からそれより手前にある道の駅での休憩を提案された。トイレに入りやすいからの提案だったが、到達予定時刻だと道の駅内の食事できる店がまだ開いていない可能性が高い。なのでとりあえず道の駅に寄ってみて、店が開いていなければ当初予定のコンビニに移動する、ということにした。 簡単な朝ミーティングを行い、AM6:05に出発する。
都道4号【所沢街道】を所沢方面に向かい、埼玉県道4号からR463【所沢入間バイパス】に入る。飯能や秩父に行く時には定番のルートだ。バイパスでは特に詰まることもなくどんどん走って行け、道もR299となって飯能を越えていく。 飯能を越えてから雲行きが怪しくなってきた。バイパスを終え普通の片側一車線区間になってから、メットのシールドになにやら水滴が付きだした。おいおい、まさか雨じゃないだろうな、と思っていたら、みるみるうちに路面もウェットになっていき、ウェアも濡れてきだした。たまらず路肩に停車し、早々にレインウェアのお世話になることになった。あ〜あ、せっかく昨日、バイクを綺麗にしてきたのにな・・・・(だから降ったんじゃ?のツッコミは無視させてもらうA^^;)。ま、でも一旦濡れ出しちゃったのなら仕方ない。たまにはタイヤに刻まれている雨用排水溝も有効に使ってあげなくちゃ。(笑 レインウェアを着込み、グローブもレイングローブに替えて再スタートする。
再スタートの際に前に行かれた大型ダンプの速度に付き合わされ、50 km/h 程度のトロトロ走りで進んで行く。いつもなら「え〜い、ダンプ遅いよ〜!!」と思うけど、今回は不思議とそんな思いも頭をよぎらなかった。まぁ天気もよくないし、まだこの先楽しめる峠道がいっぱいあるから、という余裕があったからかもしれない。できれば、いつもそういう余裕を持って走りたいものだ。A^^; 雨が降り続く中、正丸トンネルに到達。そのままトンネルに入って抜けると、トンネルの向こうは雨が降った形跡が皆無。路面もドライだ。山間のごく一部の場所だけで雨が降っていたみたいだ。 少しして道の駅【果樹公園あしがくぼ】に到着するが、案の定まだお店は開いていなかった。なので何名かのトイレ休憩を済ませ、レインウェアを脱いでそそくさと後にする。 R140まであと 200〜300 m手前に、当初から朝食休憩に予定しているコンビニがある。駐車場が広いのでどこに停めてもいいのが嬉しいところだ。AM8:10、サンクス【秩父上野町店】に到着する。
ここでO川氏から、峠越えのルートで「二手に分かれない?」と提案があった。この後予定している〔志賀坂峠〕はスクーターやアメリカンバイクにはチトきつい道だ。なのでまったり走行で行きたい人はO川氏先導のもと、埼玉県道37号〜同71号経由でR462【十石峠街道】に出て、トバしたい人は当初の予定どおり〔志賀坂峠〕越えで走り、両者の間にある道の駅【万葉の里】で合流しよう、ということにした。もともと休憩で立ち寄ろうとしていた道の駅なのでちょうどいい。埼玉県道71号の方も〔土坂峠〕越えとなるが、〔志賀坂峠〕に比べたらゆるめの峠道だ。 どちらルートで行くか希望を聞いたら、最初はかなりの人が〔土坂峠〕ルートを選んだが、台数を聞いて「隊列が重いな〜」とO川氏が言ったからか、最終的に大型バイクに乗っている人は〔志賀坂峠〕越えで行くことになった。 一通りの休憩を終え、AM8:40にコンビニをあとにする。
R140を渡ってさらにR299を西に進む。このあたりでは曇ってはいるものの、適度な気温で走りやすい。秩父ミューズパークの北側あたりではちょっとしたコーナーもあるが、全体的にはアメリカンバイクの人でも難なく走っていける道が続き、少しすると長〜い直線路となる。そして直線路の終わりで一旦隊列は分岐。大型バイク主体組はそのまま真っ直ぐ〔志賀坂峠〕に向かい、その他のまったりメンバーは埼玉県道37号に右折していく。交差点を通過しながら手を挙げて分かれていく。 私より前を走っていた人は全員〔土坂峠〕経由ルートを選んでいたので、交差点から先は私の前がクリアになった。分岐してからはフリー走行なので後方からU海氏がすっ飛んでくるかと思っていたが、今回は全く来る気配がなかった。なので、ホントに自分のペースで走っていける。(^^; ハイスピードコーナーをいくつか抜けた頃、またしてもメットのシールドに水滴が付きだした。すぐやむことを期待してそのまま走っていくが、路面もどんどんウェットになっていく。そうこうしているうちにタイトコーナーが連続する区間に差し掛かった。ミラーを見ると後続が付いてこない。こりゃどこかで停まってレインウェア着ているな、と認識したが、あいにく安全に停まってレインウェアを着られるスペースがない。仕方がないのでそのまま走り、志賀坂峠のトンネルを抜けて出たところで停車し、レインウェアを着込む。着ている最中にN野氏とK谷氏に先に行かれてしまった。A^^; ようやくのことでレインウェアを着終わった時に、トンネルの向こうからM徳氏がやってくるのが見えた。M徳氏が私の前を通り過ぎようとしたまさにその直前に、バイクをスタートできた。ここから先はウェット路面の下りなので慎重に走って行こう。 ある道幅の細い右ブラインドコーナー手前で、重い空気を感じると同時に「プシュ!」という音が聞こえた。直感的に危険を察知し速度を落として曲がっていくと、目の前には道幅いっぱいに陣取った大型ダンプが! 下りのクネクネ道を抜ける頃、ふと見ると路面はドライに。やっぱり、峠部分だけの局地的な雨だったか。(笑 左折:R299、右折:R462となる【十石峠街道】に到達する。これを右折で集合場所の道の駅を目指す。時折弱い雨がシールドを濡らすものの路面がウェットになるほどではなく、ハイペースのまま東に進んでいく。道の駅の案内表示板が見えてはいたが、うっかり通り過ぎそうになる。駐車場に停まっているバイクを見て「あ、ここだ!」と認識したような感じだった。A^^; AM9:40、道の駅【万葉の里】に到着する。
ここでN.T中氏から情報が。新しい地図には出ているのだが、群馬県道45号は新しいトンネルが開通していて、峠の下を直線トンネルでド〜ンと向こう側に抜けられるようになっているとのこと。ただトンネル使って速く走ってしまうと、時間稼ぎで遠回りする意味が半減してしまうこともあるので、ここはあえて旧道の〔塩之沢峠〕経由で行くことにし、AM9:55に道の駅【万葉の里】をあとにする。
〔志賀坂峠〕ルート組にとっては少し戻ることになるR462【十石峠街道】。この道を隊列を組んで走って行く。R299となってからしばらく遅いクルマに前を塞がれるが、時間に余裕があることもあってイラつくこともなく淡々と走って行く。 もしかすると、ツーリングで群馬県道45号を行くのは初めてかもしれない。初めての道というのは、少々の緊張もあるけど走るのが楽しみだ。さてさて、どんな道なんだろう・・・・? 開通しているトンネルを行かず、脇から旧道に向かう。旧道脇にある食事処がポツポツと2件くらいあるが、トンネル開通でお客さんが激減しているのではないだろうか?などといらぬ心配をしてしまった。A^^; 細いクネクネ道が始まる地点に小さな表示板が立っている。そこには「通行止め」の文字が見えたが、先頭のO川氏は停まる素振りを見せずそのまま進んで行くので、後を続いていく。 群馬県道45号(旧道)はとても細い道だ。前からクルマが来たらバイクでも避けるのが一苦労しそうなくらい細い。道も荒れていて、枯れ葉・枯れ枝の散乱はもちろん、小さな落石もあった。そしてしばらく走っていくと・・・・
どおりでここまで対向車が1台もいないワケだ。(^^; クネクネ道が始まる地点にあった小さな表示板はここのことを言っていたのか。仕方がないのでUターンし、今来た道を下っていく。 分岐まで戻って右折し、開通しているトンネルを進む。立派なトンネルだ。長〜いトンネルでも対向車は1台いた程度。交通量が少ないこんな所にこんな立派なトンネルなんて必要なんだろうか?と思ってしまった。ホントのところは知らないが、かの道路特定財源とかで造られているんだろうな、このトンネルも。 トンネルを抜けるとごく普通の道が。トンネル抜けた後の道が分かりづらかったのか、一旦停車する。まだこのまま道なりで大丈夫なはずだ。O川氏もすぐに現在位置を把握できたのだろう、すぐまた隊列がスタートする。
その後は全く停まらないで進んで行くので地図をめくる余裕がないままR254付近までやって来た。ふと標識を見ると「群馬県道193号」の表示が。え!?群馬県道193号には行く予定がないよ!? 信号で止まった際に前に出てO川氏に「ここルート違うんじゃ?」と進言する。地図で検討する間もなく信号が青になったので、とりあえず直進し坂の途中で停車する。ツーリングマップルを見てもイマイチ現在位置が把握しにくい。O川氏が右横の駐車場から出ようとしている地元のドライバーを捕まえて聞いてみると、今通過した信号で交差している道路がR254の新たに開通したバイパスらしい。んで前進して信号右折する道がR254の旧道だという。Uターンしてもよかったが、下り坂ということと、前進してもR254に行けるということから前進することにする。そしてここから先は昼食処を知っている私が先導することになった。
ところで先導する際、O川氏は千鳥走行の左側(路肩側)が多く、私が先導する時は右側(センターライン側)だ。前を走る人が左右チェンジした際には後続者はそれに合わせて左右チェンジするのが千鳥走行の基本だが、うっかりしていた。ツーリング参加歴の浅い人がいるのに、事前にそのことを周知させていなかった! 朝の集合ミーティングの際にそのことを言っておくべきだった。なのでそれを知らないかもしれない、2番手を走っているS沼氏はしばらくの間私の直後(右側)をついてきていた。信号でストップした際に左側にチェンジしていたので、その時点で暗黙のうちに理解してくれたのかもしれない。 上信電鉄の踏切を越えてからは片側2車線の走りやすい道となる。急いでも仕方ないので、左側車線をトラックが先導する車列の後ろでノンビリ走っていると、後ろからO川氏が飛んできた。「(食事処まで)こんなに戻るんでしたっけ??」O川氏の中では、本来通る予定だった群馬県道46号と同45号とはそんなに離れていない、と思っていたのかもしれない。 交差点で停まった際、3番手のK村女史が「あと 10 km くらいのうちにガソリン入れたいんですけど〜」と言ってきた。K村女史の Steed400 は前期型で、タンク容量がとても少ない。満タンにしてからリザーブまで 120〜150 km くらいで考えておかないと危ないらしい。もともとK村女史のタンクが小さいことは把握していたので、昼食後にGSに入ろう、とは思っていた。なのでそのことを伝えると安心していたようだ。
お店が空いているからか座敷でゆっくりくつろげ、1時間半近くもノンビリとしていられた。おかげで店内で睡魔をやっつけておくことができたのはありがたい。 レジでお金を払う際に個別で支払っていたら、オッサン2人組(見たところ50〜60歳代)が支払いに割り込もうとしてきた。13人もいる支払いの列を待ちきれなかったのだろう。謙虚な?私らは譲ろうとしたが、店員さんが「すみません、途中割り込みでレジ打てないんですよ」と言うとこのオッサン2人組、「なんだよ〜、(割り込み)できないの??」「(私らに対して)お金まとめて払えよな〜」とブチブチ言い出した。 ・・・・・・なに文句たれてんだ、このオッサン!?私らは譲ろうとしたではないか!! 確かに全員分の支払いをまとめていなかった私らも自分都合ではあるが、たかがレジの支払いとはいえ、もともと割り込もうとすること自体恥ずかしいと思わないンか!?後からやって来て自分らの都合しか考えずにブチブチ文句言うオッサンは無視して、全員支払いを終えた。 気を取り直して店外に。ここでN.T中氏がお別れなので、1日目の集合写真を撮っておく。 写真を撮り終え、PM1:20に【かつ庄】をあとにする。
群馬県道10号からまたすぐにR254【富岡バイパス】に戻る。ここでN.T中氏は分かれていったはずだ。GSに寄る必要があるので片側2車線の左車線をノンビリ走っていくがR254では左側に無く、すぐに群馬県道47号が見えてきた。ここは右折しなければならないので慌てて右車線にレーンチェンジ後右折車線に。ツーリング隊列の動きとしては、ちょっと急だったかと思う。A^^; 群馬県道47号に入るとすぐ右にGSが。よかった、すぐに見つかって。(^^; ここでは私をはじめ大部分の人も給油していた。給油後はのどかな群馬県道47号、同51号を経て同33号へ。群馬県道33号は再び峠越えのルートとなっている。今日は“峠といえば雨”。雨降らなきゃいいけど・・・・(^^; 群馬県道33号は、最初はなだらかな道だが〔地蔵峠〕に近づくにつれて峠道の様相が濃くなっていく。それとともに、やはりというか、お決まりというか、メットシールドに水滴が!!! もうええっちゅうねん!!(笑 幸い霧に近い状態で走行に支障がなかったので、レインウェアを着るまでもない、と判断し、そのまま先に進んでいく。だが今回は〔地蔵峠〕を越えて標高が低くなっても霧が晴れず、R406直前まで辿り着いても霧雨状態が続いている。 R406直前で一旦隊列を停める。時間があるのでこの先直進して榛名湖に行く予定だが、今いるところもそうだが、行こうとしている方向は思いっきり霧がかかっている。そんな中行ってもなにも見えないだろうし、かといってここから宿まではもうほんの数 km しかない。現在時刻はPM2:25だが、宿のチェックインはPM3:00からだと聞いている。直接行ってしまうにはチト早い。なので、みんなの意見を聞いてみることにした。 停まったと同時にレインウェアを着て榛名湖に行く気満々?な人もいたが、意見を聞いた結果は宿直行派が多数だった。なので多数決により?宿に向かうことにする。榛名湖は明日、あらためて行くことにする。
R406【草津街道】を北西に向けて走り、〔権田〕交差点で一旦群馬県道54号に入ってから倉渕村道に入る。村道を上がっていくと急に【亀沢温泉】の看板が。その地点で曲がるようだが、鋭角に曲がる直前にしか表示がないため、曲がりきれずに通り過ぎそうになるメンバーも。なんとか踏みとどまって超鋭角な所を曲がると急勾配の上り坂。さらに坂の途中で右に曲がると、そこはもう【亀沢温泉】の敷地内の通路。その通路も急勾配で上がっていて、しかも舗装ではなく滑りやすい石畳。これは帰り、下りる時には注意が必要かも???
割り当てられた部屋に入るとなんと!既に布団が敷いてある!!もう寝てもいいよ、ってこと??(笑 さらにさらに、悪天候でかなり涼しいのに、部屋は冷房ガンガンかかっている! 寒かったので、速攻で“暖房”に切り替えた。A^^; 部屋で軽装に着替えてしばらくノンビリ。しばらくしてもヒマなのでお風呂に行く。 お風呂は内風呂と露天風呂が1つずつ。露天風呂は“美人の湯”らしいが、オトコにどういった効果があるのかは不明だ。(^^; お湯はサラッと系かな? ヘンに肌にまとわりつくような感じはなかった。
お風呂から上がっても宴会まで時間があるのでどうしようかと思っていたが、I 倉嬢&K村女史の女性二人が部屋で飲む、と言う。誘惑に負けて?私も缶ビールを買い部屋に戻る途中O川氏から誘いを受けて、女性二人とともにO川氏&M徳氏の部屋にお邪魔してプチ宴会前哨戦となった。
部屋に戻るとU海氏が既にご就寝。気持ちよさそうに寝ている。お酒の働きもあって布団に入るとすぐに夢の中へ入っていくことができた。おやすみなさい..........zzZZ...... 1日目の走行距離:226.8km ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ |
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(後編に続く) |