2007年9月度MCTツーリングレポート(一泊)・後編

2007年09月12日 第1版公開

日時

9月1日(土)〜2日(日)

目的地

群馬県群馬郡倉渕村【亀沢温泉】

天候

1日目:曇り 所により一時雨又は霧   2日目:曇り 所により一時霧又は雨

1日目] [2日目

9月2日(日):2日目

前夜寝たのが遅かったこともあって、目が覚めたのはAM7:10。まだちょっと眠い。A^^; 起きてすぐ、顔を洗う間もなく「朝食ができました〜」のアナウンスが。隣の部屋を見ると、AM3:00頃まで飲んでいたというO川氏が爆睡している。起きられるのかなぁ??(笑

【亀沢温泉】の朝食メニュー 昨夜の宴会の時とは違う部屋で朝食が用意されている。メニュー的にはシンプルだけどおいしかった。普段、朝はトースト1〜2枚&少量のコーンフレーク牛乳掛け程度しか食べない私でも、おかわりして納豆ご飯と生卵ぶっかけご飯を楽しんだ。

みんなが食べ終わり、早い人は既に席をあとにしている時になってようやくO川氏が朝食を食べにやって来た。その顔はまだまだ眠そうだったけど。(^^;

食後、まだ時間があったのでバイクの所に行って水分を拭き取っておく。汚れたままの走行はイヤなので。(^^; もしかしたら今日もまた水滴に“濡らされる”かもしれないけど、それでも拭かずにいられない。私が行った時には既にU海氏などは拭き取ったあとだった。

とりあえず汚れが目立つブラックのエキパイ&マフラーを拭いておく。

夜中の雨にしっかり濡らされたバイク達
【亀沢温泉】のエントランス前にて。写真係の特権?で、自分のバイクを中心に置かせてもらった。A^^; 乗車モデルは I 倉嬢

出発はAM9:00、と申し伝えてあったが、みんな早めにロビーに集結している。やっぱりバイク乗り、早く走りたいのかな?(^^;

だいたいの人が自分のバイクに荷物をくくりつけ終わった頃に「写真撮りますよ〜」と声を掛け、エントランス脇の温泉の説明書きをバックに宿での集合写真を撮影する。構図にバイクが全く無いのもなんだし、ってんで、撮影者の特権?で自分のバイクを中心に据えさせてもらい、乗車モデルを I 倉嬢にお願いした。I 倉嬢には KATANA は大きすぎるみたいだけど。(笑

ほとんどの人は大丈夫そうだが、左端に座っているO川氏はまだ眠そうな表情だ。(^^;

O川氏から「昨日行けなかった榛名湖へのルートだけど、こうしません??」と提案を受けた。当初予定しているルートで行っても良かったが、わずかとはいえ同じ道を走るより違う道を走った方が楽しいだろうな、と思い、ルート変更案を受け入れた。

あらためて、以降のルートは次のように変更となった。
  
2日目






【亀沢温泉センター】→(倉渕村道)→ R406津街道群馬県道58号 → 群馬県道28号 →〔榛名湖〕(休憩)→ 群馬県道33号 →(渋川市)→ R353 → 群馬県道70号 → 空っ風農道 → 群馬県道16号 →〔牛石峠〕→ 赤城・〔大沼〕(昼食予定)→ 群馬県道4号赤城道路 →(前橋市)→ R50 →〔今井町〕交差点右折 → R17上武道路 →〔代〕交差点右折(立体交差)→ R407妻沼バイパス → 〔熊谷大橋〕(熊谷東松山道路)→ 埼玉県道47号 → 関越自動車道・東松山 IC → 関越自動車道利用 → 所沢 IC → R463浦和所沢バイパス →〔亀ヶ谷〕交差点左折 → オリンピック道路 →(裏道)→ Kiyomiya

写真を撮り終え、ふと見ると建物から【亀沢温泉】の職員さんたちがこちらを眺めている。「ありがとうございました」「お世話になりました」と声を掛けると嬉しそうに「気をつけてね〜」。温かな目で見送ってもらった。

AM9:10、【亀沢温泉】の人たちに見送られながら出発する。

  

倉渕村道からR406【草津街道】に出て北上していく。深い森の中を進むような印象の区間で気持ちがいい。程なくして群馬県道58号へ。なだらかに続くこの道を経由し、「榛名湖はこっち!」と表示板があるとおりに右折して群馬県道28号に入る。

群馬県道28号に入るといきなりクネクネだ。・・・と思ったらすぐになだらかな上りの道に変わった。なんだ、つまらんなぁ、などと思っていたら、早くもメットのシールドに水滴が! 標高が上がるにつれて霧も深くなり、そのうち路面もウェットになっていった。

まだ今日は誰もレインウェアを着ていないはず。どこかに停まって着た方がいいかなぁ?と思っていたら、登坂車線を使って後ろからO川氏が飛んできた。走りながら「どこかに停まります?」と話しかけてきた。うんうん、私も一応考えていたところなんだよ。だが停まるに適当なところがない。唯一停まれそうなスペースが左側にあったが、あまり広くない上にこの道で走り込んでいる走り屋?2台がいたこともあってスルー。

少しすると下りになる。しめた、標高が下がれば霧も晴れてきてドライになるかな?と期待してそのまま進んで行くと案の定、路面はすぐにドライになってペースを上げられる。ま、ペースは上げられるのだが、後続がついてこられないので平均ペースは上げられないけど。(^^;

下っていくと間もなく榛名湖が左手に見えてくる。湖畔沿いの道を「おいでおいで〜」の手をかいくぐって(笑)進み、湖の東側へ。一旦入るところを通り過ぎてしまったがすぐに気付き、この日最初のUターン。道が広いのでUターンに難儀している人はいなかった(ように思う)。ちょうど駅伝が開催されていてランナーが走っている脇を通りながら、AM9:50に榛名湖東側の駐車場に到着した。 榛名湖に到着。ガスっている様子が分かるかな? 「あ〜ん、せっかく拭いたのに〜」水滴の付き具合が分かるかな?
バイクを立てておもむろに・・・・ センタースタンド掛けの緊急講習会?開催中(笑 駐車場では、I 倉嬢がセンスタ掛けに挑戦している。あれ?大型二輪免許取る際にセンスタ掛けしなかったっけ?(笑

今まで自分のバイクでセンスタ掛けしたことなかったらしく、初めのうちは全く上がらなかったが、私をはじめ“講師”が何人もいるので、少しすると自分で上げられるようになっていた。

上げられるようになったはいいが、今度は下ろせない模様。(^^; 次はセンスタ下ろし講習が必要かな?(笑
駐車場でたむろしていても仕方ないので、榛名湖畔まで移動する。湖畔そのものは大丈夫だが、ちょっと山の方に目をやるとガスっているのがよく分かる。

朝だからか、はたまたガスっている陽気だからか気温が上がらず、かなり涼し目。防寒のためにレインウェアを着ている人もいた。

榛名湖畔でくつろぐメンバー。ガスっている様子が分かるかな? 榛名湖の先をボ〜ッと眺める

昼食を赤城の大沼で、と考えているため、すぐに出発すると時間が早すぎると思っていたので、ここでかなりノンビリし、「さ、行こうか」となって榛名湖をあとにしたのはAM10:25だった。チョット寒かったので、防寒の意味でレインウェアを着ていくことにする。

  

群馬県道33号を東に進むと、ちょっとしたクネクネ道が続いたあとは一転してなだらかな道が続く。渋川市内でR353に入り、すぐのGSで一旦停車。K村女史から給油のお願いがあったからだが、どうせなら入れてしまおう、と半数くらいが給油機の前へ。セルフのスタンドなので自分で操作しようとするが、普通のセルフとちょっと様子が違う。なんせ、現金を投入する口が無いのだ。よくよく見ると「プリペイドカード専用」と書いてある。プリカを買わないと給油できないのだ。再びこのGSに来ることは無いのでプリカなんか買えない。仕方がないのでここでの給油を諦め、次のGSに向かうことにする。

発進してすぐ、道間違いを犯してしまった。R353は先のGSのすぐ先にある交差点を右折しなければならなかったのだが、気付かず直進してしまい、群馬県道255号の表示が出てハッと間違いに気がついた。1km も行かないで間違いに気が付いたのでまだよかった。後続に「ゴメ〜ン!」と手で謝りながらUターンし、本来曲がるべき交差点でR353に復帰していく。

少し行った所で今度こそ給油タイム。平地に下りてからは暑かったので、ここでレインウェアを脱ぐ。「脱ぐと降るよ〜」とK宮社長に言われたが、まぁ降られたら降られたでまた着りゃいいさ。“今”の暑さをしのげりゃ。A^^;

給油後は再びR353を進み、再びR353が右に曲がる〔溝呂木〕交差点を直進して群馬県道70号に入る。1km ちょっと進んだところで一時停止の標識があり、その交差点を右折して【空っ風街道】に入る。この道はツーリングマップルを見ていて見つけた道で、どんな道かの事前情報はない。いわゆる広域農道の類なのだろうけど、信号もほとんど無く、遅いクルマさえいなければすっ飛ばせる道だ。そう、遅いクルマ“さえ”いなければ、ね。(笑
今回はノンビリ走るクルマの後ろについてしまったのであまりスピードは出せなかったが、それでもなかなか楽しめる道だった。

次の目的地は赤城の大沼なので、次の交差点で群馬県道4号に入れば早いのだが、その道は下りに使う予定。なぜなら(1)下ってくる際、もう一本ある群馬県道16号の方がキツい(2)同じルートは通りたくない、の理由から、上りの方は群馬県道16号経由としていた。なので群馬県道4号との交差点はそのままパスし、【空っ風街道】をさらに東に進む。

群馬県道4号との交差点では手前に大きな表示板があったのに、群馬県道16号との交差点には表示板が何もない。なので一瞬戸惑うが、交差する道路がしっかりセンターラインが引かれているので「群馬県道16号に間違いなかろう!」と意を決して左折する。すぐに「直進:赤城神社、右折:群馬県道16号」と出ていたので「間違いなかったな」とホッとして先に進んでいく。

  

それにしても群馬県道16号は道幅が細い。クネクネ部分もタイトなところが多く、確かにこちらを下りルートに選んでいたら難儀する人が多かったことだろう。上って行くに従ってどんどん細くなっていく。対向車が現れた時はドキッとするコーナーも少なくない。加えてまたしても!あたりがガスってきた。それもハンパなガスり方じゃない!シールドに付いた水滴のせいもあるが、視界は前方 20 m くらいになっていた。ほとんど見えない!

おかげでバイクの速度も極端に落ち、先頭の私でも 20 km/h 程度しか出せないようになっていた。加えてタイトターンが続くので、後続に「ここでブレーキ!」を教えるためにストップランプを点滅させたりしているのでさらに速度は落ちる。

深い霧の中、右に左にコーナーをいくつも抜けて、ようやく群馬県道4号に到達する。ここまで来ても霧は深いまま。大沼を目指して西に向かうが、湖畔に出る道を見失ってしまう。二度、三度と迷ってしまい、O川氏からは「迷ってても仕方ないから先に進んで下に下りてからどこか適当な食事処に入りましょうよ」と言われてしまうが、せっかく大沼まで来たのに(迷っているとはいえ)立ち寄らずに去るのはつまらない。なにより大沼を過ぎるとお店なんてよっぽど下まで下りないと無い。昼飯時間が何時になるか分からない。なのでここはO川氏の提案をあえて無視して、再度来た道を戻ってみる。すると霧の中から「大沼湖畔:こっち」みたいな看板が見えた。しめた!とその看板に導かれるまま左折すると、道がいきなり砂利に。しかしその先に食事処が左右に2件あるのが見えた。ええい、ここでいいや!(笑) かくしてPM0:40、ガスっている中、大沼湖畔(と思われる場所)の食事処に到着。

大沼にほど近い(はず)の【大沼山荘】が昼食処。ガスっている様子が分かるかな? 私をはじめ4名ほどが食べていた「山賊カレー」。オトナの辛さがおいしい! 本当は以前のツーリングで大沼に来た際に停まった大駐車場に行きたかったのだが発見できず、またこのガスっている中彷徨い走るのもなんなんでここでヨシ!にしてしまったけど、食事はおいしかった。私が頼んだのは写真の「山賊カレー」。サラダがついて980円也。最初の一口は甘めだが、二口目から急に辛さが口の中を駆けめぐる。オトナの辛さで、子供にはちょっと無理そうな感じだ。(^^;
食事後、バイクを店先に置いたまま散策に出掛けるメンバー達。私もテクテクと歩いていってみると、本来行きたかった大沼湖畔の大駐車場が食事処のお店すぐ裏にあった! な〜んだ、あと 50 m ほど進めば大駐車場だったんだ。A^^;

しかし結果的に、今回は大駐車場にたどり着かなくて正解だった。その大駐車場には、優に50台はいるであろう、暴走族の大集団が!!一般のファミリーカーのすぐ脇まで陣取って威圧しているかのようだ。そのうちこの暴走族集団は一斉にエンジンを掛け、大爆音をあたり一面に轟かせ始めた。そのやかましいこと、やか

大沼湖畔で食後の休憩。すぐ後ろは水面なのだが、霧が濃くて先が見えない
ましいこと! 大駐車場から離れたお店でもお客さんが「なんだ!?何が起こったんだ!」的な顔をして外を眺めていた。

食事をしたお店の所まで戻った際に、K宮社長が「高速はどこから乗るの〜?」と聞いてきた。予定は関越道の東松山 ICからだが、K宮社長が聞いてきたことで時間とにらめっこし、もっと早くから高速に乗ってもいいかも?と思うようになった。一番近い ICは前橋だが、回り込むルートを見たらもう一つ先の高崎 ICでもよさそうだ。戻ってきたO川氏にも了解を取り、高速は高崎 ICから利用することに変更した。

これにより、以降のルートは次のように変更となった。
  
2日目



赤城・〔大沼〕(昼食)→ 群馬県道4号赤城道路 →(前橋市)→ 群馬県道11号 → 群馬県道13号 → 群馬県道27号 → 関越自動車道・高崎 IC → 関越自動車道利用 → 所沢 IC → R463浦和所沢バイパス →〔亀ヶ谷〕交差点左折 → オリンピック道路 →(裏道)→ Kiyomiya

食事をしたお店の人に「(暴走族の爆音は)大迷惑ですよね〜」と話しかけると、ここのところ毎週週末になると連中がやって来ていて迷惑この上ない、と話していた。毎週じゃ、ここで営業している人たちにしたら営業妨害以外のなにものでもない。そんな中、出発しようとしている私たちに「お気を付けて〜!」と手を振ってくれるお店の人たちの心遣いが嬉しかった。PM1:55、大沼湖畔の食事処【大沼山荘】を出発する。

  

下りは群馬県道4号【赤城道路】を利用する。少し上ったあたりからまた深い霧が立ちこめてくる。そのせいもあるだろうけど、2番手のS沼氏以降がかなり離れてしまう。霧が晴れてきてもあまり追いついてこないので必然的にペースをダウンする。この道は楽しめるクネクネ道がいっぱいあるけど、隊列を先導しているので勝手に走って行くわけには行かない。今回のツーリングで最後のクネクネ道だが、まぁそれはマスツーリングなので隊列の安全運行が最優先。

クネクネ道も終わり信号で停まった際、3番手にいるK村女史から「どこかコンビニに停まって欲しいんですけど」とリクエストがあった。コンビニに設置されているATMで現金を下ろしたいからだ。実は榛名湖に停まった時にリクエストされていたのだがまだ停まっておらず、高速に乗る前には停まって欲しい、とのことからだ。街中の方まで下りればコンビニは見つかるだろう、その時に停まればいい。

下っていった先にコンビニ発見! だが先ほど大沼にいた暴走族たちが停まっていたりしたためスルー。暴走族たちはみんなで一緒ではないのか、あるグループはGSで給油中だったり、別のグループはコンビニにいたり、とバラバラだった。ま、どっちにしろそんな奴らのいるところにあえて停まることもないので、そのまま通過していく。

K村女史にリクエストされる前後から、実はトイレに行きたくなっていた。A^^; おっかしいなぁ、昼食処でしっかり出しといたはずなんだけどなぁ。(笑 けどまだ大沼を出発してから何分も経っていないので、そんなに早く休憩停車していいのか?との葛藤があった。いずれにしろ、リクエストで停まるコンビニまで我慢、ガマン・・・・(^^;

コンビニに到着するも・・・・ 「ATMの機械を置いていないんですって!」と残念がるK村女史(中) ようやく右手にコンビニ・ローソンが見えた。トイレ的にもそろそろ限界だったので(A^^;)迷わず滑り込む。すると他のメンバーもトイレに行きたくなっていた人が多かったみたいで、「停まってくれてありがと〜!」と言ってくれる人も。(笑

こうしてPM2:25、群馬県道4号沿いのローソンに到着する。

K村女史のATMリクエストで停まったローソンだったが、なんとATMを設置していない店舗だったようだ。仕方なく、メンバーから現金を借りることにしたK村女史だった。

んじゃ、さぁ行こうか、となった時、急に大粒の雨が降り始めた。だが空を見るとそんなに黒い雲は迫ってきていない。それまでの経験から今の雨粒は大きくても、きっとすぐやんでしまうだろう、との思いはあった。だが他の人は皆レインウェアを着始めているし、「濡れるよ〜!」と言われると一人濡れ鼠になるのもイヤなので、みんなに合わせてレインウェアを着込む。やっぱり蒸し暑いが。A^^; 全員の準備ができたので、PM2:40、コンビニをあとにする。

  

群馬県道4号を南に走っていくが、やっぱりというか、あっという間に雨はやんでしまった。蒸し暑いけどそれを脱ぐためだけには停まっていられない。前橋市街に入ったところで燃料タンクの少ないメンバーのみGSで給油するタイミングがやって来たので、その間にレインウェアを脱ぐ。再びK宮社長が「また降るよ〜?」と脅かしてくるが、暑がりの私としては蒸し暑いのは耐えられない。A^^; そそくさとレインウェアを脱ぎ、給油メンバーが戻ったところで再出発。

R50を渡ると群馬県道17号になっていた。そこから群馬県道109号を経由して群馬県道11号へ。群馬県道11号になると片側2車線となってペースがぐんと上がる。途中から県道番号が13号となっていたが、道的にはそのままの流れで、すぐに群馬県道27号に到達する。ここから関越道・高崎 ICはすぐだ。ゲートをくぐって一旦停車。メンバーに、高坂SAに集合で、そこまではフリー走行、と周知する。フリー走行としたので、皆めいめいにスタートしていく。私はとりあえず後方から追いかけることとし、最後から2番目でスタートする。

高崎 ICからしばらくはクルマも少なく、すっ飛ばしていける。すぐにノンビリ走行しているO川氏やK宮社長らを抜き去り、他の小排気量組も抜いていくが、カッ飛びのU海氏をはじめ大排気量組メンバーには追いつけない。そのうち道も混んできたのでノンビリ走行に切り替え、追いついてきたS沼氏やK村女史、I 倉嬢やT田氏らと抜いたり抜かれたり、を楽しんだ。

ひとしきり高速を楽しみ、PM4:10に高坂SAに到着する。二輪車置場は混んでいたが、緑のポールに囲まれたスペースに停めることができた。

ふと、なかなかやってこないメンバーが。O川氏だ。待てど暮らせどやってこないO川氏に対して「どうしたんだろ?」「パンクでもしたんじゃない??」などと予想しているメンバーも。だが私の予想は違ってい

関越道・高坂SAで 休憩中。I 倉嬢はまだ元気そう^^
た。きっとO川氏のことだ、どこか手前のSAかPAに停まって、水分補給かトイレに寄っているかしているのだろう、と思っていたが、ようやくやってきたO川氏に聞いたら、やはり途中の寄居PAに寄っていたとのこと。まぁそんなことだろうと思った。(^^;
先にスタートしていくN野氏@ZRX1200R 先にスタートしていくK谷氏@ZZ-R1200 この高坂SAでお別れするメンバーが何名かいる。N野氏、K谷氏、M木氏だ。関越道を使った際、いつもなら途中離脱するU海氏は、今回はゴールまで行くようだ。ここでお別れの人たちと挨拶を交わしておく。

そろそろ行こうか、と心づもりをしていたが、重い腰が上がらないメンバーが。私以外の二輪車ETC搭載車組だ。料金所ゲートをPM5:00以降に通過すれば通行料が割引になるからだ。

現金払い組にとってはどうでもいいことだけど、ETC利用組としてはできればPM5:00以降に出たい、というのは自然な願望だろう。結局現金払い組がETC利用組に配慮する形で、もう少しSAで休憩していくことになった。

PM4:50、もうさすがにこの時間にSAを出れば所沢 ICを出る時にはPM5:00を越えるだろう、というタイミングで高坂SAを出発する。この先も所沢 ICまではフリー走行で行く。

  

ところがもっと早く高坂SAを出てもよかった。日曜夕方の渋滞が始まっていたのだ。すり抜けを余儀なくされた走行で走っていったら、所沢 ICの料金所ゲートを出たのはPM5:20になっていた。A^^;

ETCゲートを通過する際に料金表示を見たら、高崎 ICからの料金が「割引:¥1300」と表示されていた。この区間の現金通常料金は¥1900なので¥600の割引だ。早朝割引(約50%引き)ほどではないが、この差は大きい。ほんのちょっと時間をずらして割引になるのなら、その恩恵の方が大きい。ETC利用組の腰が重かったのも理解できる。 所沢 IC出たところで集合! 「いや〜、意外と時間が掛かったねぇ」「渋滞じゃ仕方ないよね」・・・とでも話していたかな?

さて出発、という時に、先頭で出発しようとしているO川氏にK宮社長が「お店まで先頭行こうか?」と言ってきた。O川氏が「いいけど、道分かるから自分(O川氏)が前行きますよ」とK宮社長に話し、その場の話は終わったと思っていた。しかしさぁスタート!とバイクを動かし始めた時、K宮社長がいつも行く方と反対方向の出口に向かってバイクを走らせていった。急停車し、あっけにとられるO川氏。だがK宮社長だけを違う方に行かせるわけにも行かず、仕方なく全車K宮社長が行った方にバイクを向ける。

いつもと正反対の方面のR463【浦和所沢バイパス】に出る。どこに行くのかな〜?と思っていたら、出口を出てすぐ脇道に入り、ツーリングとしては初めて走る裏道を行くK宮社長。きっと仕事柄走っている裏道を使っているんだな、と思いながらついていく。

【柳瀬川通り】から清瀬市内の【市役所通り】等を経由し【水道道路】へ。ここから東久留米市内に入る直前でK村女史が途中離脱する。離脱したところから 100 m 先がK村女史の自宅だ。都内に入ったところで本隊は8台となっていた。

  

Kiyomiya に到着! O川氏(中)のおかげで数年ぶりに一泊ツーリングに参加できたカミさんの REBEL 本隊は裏道を抜けてPM5:55、Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。まだ明るいうちに到着できたので、高崎 ICからの高速利用は正解だったようだ。

お店では社長夫人が一応お店を開けていたみたいで、本隊到着後すぐに冷たい飲み物等を出してもてなしてくれた。

カミさんの REBEL は今回数年ぶりの一泊ツーリング参加となったが、それまでの鬱憤を晴らすかのように?O川氏がいっぱい乗ってくれたので、きっと機嫌を直してくれたに違いない。A^^;
ただ乗りやすいんだけど、私もそうだがO川氏も、数十キロ走っただけでお尻が痛くなってしまう。カミさんが乗る分には大丈夫なのだが、シートが軟らかすぎるのだ。O川氏もさぞかし痛かったことだろう。

K宮社長夫人(右)がもてなしてくれる ピットで一息
しばらくツーリング談義に花が咲いたあと、PM6:15に解散となった。外を見ると、いつの間にか陽も落ち暗くなっている。“家に帰るまでがツーリング”なので、みな気を抜かずに帰路に就いていったことだろう。

ほとんどの人は近いけど、I 倉嬢はここからまだ1時間強の“帰宅ツーリング”が残っている。今回の参加者では一番自宅が遠いが、無事に帰り着いてほしいものだ。

写真は、私より先に帰路に就いた人たち。K宮社長とO川氏はお店がゴールなので写真は無し、T田氏は私が帰る段になっても帰路に就く素振りがなかったので写真無し、そしてトーゼン?私の写真は無し。(^^;

帰宅の途につくS沼氏 帰宅の途につく I 倉嬢
U海氏も帰宅の途へ スタート直前のM徳氏

私はその後近所のGSで最後の給油をしてPM6:35に家に到着した。

  

今回の一泊ツーリングは、当初の予報では曇りで、雨の降る確率は両日とも20%程度だったはずだが、しっかり濡らされてしまった。だが後日談だが、1週間後の土日は直前に関東を直撃した台風9号のおかげで峠道とかは全滅だったらしい。それを思えば、少々濡らされたといっても、この日にツーリングできたのは幸せなことだったのだろうな。(^^;

2日目の走行距離:225.1 km
トータル走行距離:451.9 km

今回の走行は私のカタナで451.9km、使用したガソリンは25.74L、なので燃費は17.55km/Lだった。峠道主体のルートでこのくらい走ってくれれば十分満足だ。
それにしても、1日目と2日目の走行距離の差がたったの1.7kmしかなかった。1日目の方がわずかに長かったけど、1日目で〔志賀坂峠〕ではなく〔土坂峠〕を走っていたら、2日目の方が距離が長かったことだろう。
今回のルートでは、宿がほぼ全行程の中間にあった、と言える結果だった。

(終)