2008年9月度MCTツーリングレポート(一泊)・後編

2008年09月23日 第1版公開

日時

9月6日(土)〜7日(日)

目的地

奥利根・只見経由 福島県・母畑温泉【高蔵内ホテル】

天候

1日目:曇り 所により晴れ のち 豪雨   2日目:曇り 所により一時雨 のち 晴れ

1日目] [2日目

9月7日(日):2日目

前日寝たのが早かったこともあって、AM6:05には目が覚めた。ふと見ると、同室のS沼氏らは既に起きてひとっ風呂浴びてきたとのこと。さすがに早いなぁ。(^^;

窓の外を見ると雨は降っていない。ただ昨日の雨の影響でか、川の水は濁っていた。外に出てバイクを軽く拭いておく。今日は天気が良さそうなのに、汚れたまま走るのは私の美徳に反する!(笑

AM7:30になって朝食の用意ができた。朝食を食べながら、今日の予定の是非ををみんなに聞いてみる。予定通り〔袋田の滝〕の観光を入れるか、観光はやめて少しでも早く帰り着くように先を急ぐか・・・・。結果は、せっかく来たんだから、と観光を取り入れることになった。ただし、現地の天候によってはキャンセルする可能性も含みながら。

【高蔵内ホテル】の玄関前にて。直前に雨粒がぱらついたため、レインウェアを着ている人と着ていない人が混ざった写真だ 早めに外に出て記念写真の準備をしようとしたまさにその時、見たくもない雨粒が落ちてきた。なんだよ〜!今日は大丈夫じゃないのかよ〜!!

仕方なくレインウェアを着始めるが、M木氏をはじめとする数人が「レインウェアは着ない!」と宣言している。私も最後まで迷うが、これから行く方角の空が明るいことを見て、着始めたレインウェアを脱いだ。大丈夫だろ、多分・・・・(^^;

というわけで、記念写真はレインウェアを着ている人と着ていない人が入り交じったものになった。雨も、写真を撮る直前にはやんでいた。

ちなみに2日目は私が先頭で隊列を引っ張ることになっている。昨夜部屋で飲んでいる際に、O川氏から先頭の交代を頼まれた。1日目のあの豪雨の中の先導に比べれば楽なモンだろう。A^^;

あらためて、2日目のルートは次の通りだ。
  
2日目




母畑温泉【高蔵内ホテル】→ 福島県道40号 → 福島県道14号御斎所街道R349 →(矢祭町)→ R118R461 → 茨城県道324号 →【袋田の滝】※観光 → 茨城県道324号 → R461R118 →(常陸大宮市)→(水戸市)→ R51R6水戸街道 →(かすみがうら市)→ 常磐道・千代田石岡 IC → 常磐自動車道利用三郷JCT東京外環自動車道利用 → 大泉 IC → 都道24号 →(裏道)→ Kiyomiya

AM8:40、宿のご主人のお見送りを受けながら出発した。

  

市道から福島県道14号【御斎所街道】に出て南下していく。片側一車線だけど流れるペースが速く、快適な道だ。調子に乗って走っていったら、R349に入るところで間違えてしまった。A^^; ツーリングマップルではR349に対して福島県道14号が丁字路でぶつかっているように見えたのでてっきり丁字だと思い込んでいたところ、直進と右折がR349となっていて一瞬迷ってしまった。で、本当なら右に行かなくてはならないところをそのまま直進してしまい、早々にUターンをするハメになってしまった。A^^;

で、あらためて入ったR349は、細くてクネクネした道ばかり。これはいい、昨日は前を塞がれて楽しめなかった分まで走れそうだ、と後ろを気にしながら快調に飛ばしていく。ただこのあたりになるともう雨の心配は無さそうだったので、どこかで停まってレインウェアを着ている人たちを脱がせてあげなきゃな〜、と思っていたら、後ろからO川氏がすっ飛んできた。O川氏も同じ考えで、一旦停まって脱がせてあげようよ、と私に言いに来たのだ。少し長めの直線の所で一旦停車し、出発時にレインウェアを着込んだ人たちに脱いでもらう。フルメッシュジャケットの私でもちょっと暑かったから、レインウェアを着ていた人はさぞかし暑く蒸れていたことだろう。

リスタートし、再びR349を南下していく。R349は国道だけど、その辺の農道と見間違えるような具合の箇所もあったり、細かくクネクネしていて少し楽しめたり、と変化に富む道だ。信号等が全く無いのでぐんぐん進んでいける。対向車もほとんど無いが、道幅が細い時に時折現れる対向車には注意が必要。それさえ気をつければ快適な道だ。

一旦R289へと右折後、すぐまた左折でR349へ。相変わらずクネクネ道が続くが、タイトすぎないので適度にバイクを右に左に降って楽しめる。停まれないのでツーリングマップルはめくれないが、だいたいのルートは頭に入っているので心配はいらない。R118に出れば、クネクネ“お楽しみ道”はお終いだ。

R118に出ると今までと打って変わってなめらかな道が続く。天気も良くて快適だ。クルマの後ろでおとなしく走り、程なくして「袋田の滝はこっち!」の看板が。案内に従って左折しR461へ。引き続き 茨城県道324号に入って、AM10:20、【袋田の滝】入口に到着した。案内の人の指示に従って、歩道部分に入り込む形でバイクを駐められた。

バイクを駐めて、袋田の滝入口の方へテクテクと歩いていく。入口となるトンネルの脇になにやら垂れ幕が。。。。

「新観瀑台、9月13日オープン!」の文字が!!なんだ〜、次の週末じゃないか〜!!一週間来るのが早かったな。残念。。。orz

歩道に全車駐められた。【袋田の滝】はこの奥にある 観瀑台への入口トンネルの脇に「新観瀑台 9月13日オープン!」の垂れ幕が。一週間後だったらそこから観瀑できたんだなぁ。。。。orz
袋田の滝 袋田の滝を横から眺める 新観瀑台からの眺めは見られなかったが、従来の観瀑台からでも、滝を見れば「お〜!!」の声がアチコチから聞こえてくる。

そういえばここでは苦い思い出がある。2001年6月度のツーリングでここに来て、観瀑台でデジカメ写真を撮っていたら、舞い上がる水しぶきのせいでデジカメが故障したのだ。そのデジカメは修理して

今も使っている。このツーレポの写真もそのデジカメによるものだ。しかしその苦い思い出があるので、なるべく水しぶきに当たらないように気を遣いながら撮影した。

ひとしきりの観瀑を終え、バイクのあるところに戻る。O川氏と、ここを立ったあとGSに寄ろう、と話をしていた。前日からの累積でGSからの走行が間もなく 200 km を越えそうだからだ。小休憩した後、AM11:15に【袋田の滝】をあとにした。

  

茨城県道324号からR461を経由して再びR118へ。R118に出るところにGSはあったが、スタートしてすぐ過ぎるし、まだ 30 km くらいは走れるのでここでは停まらなかった。隊列はそのままR118へ。

R118を南下していくと、徐々にではあるが空に雲が広がってきた。走行中いくつかGSがあったが、小さかったり定休日だったりでなかなか停車できない。そんな中、中舟生のあたりでポツポツと雨粒が落ちてきた。ありゃりゃ、と思ったが、すぐにやむかな?という期待を持って走り続けたがなかなかやまない。丁度〔岩井橋〕交差点手前でトンネルがあったので、出口手前で一旦停車する。レインウェアを着ようかどうしようか悩むが、出口部分で見ると雨粒が小粒で先の雲が明るかったため「そのまま行きましょう!」との声もあり、すぐにリスタートする。

リスタート後、すぐ右手にメジャーなGSの看板が。照明も付いているし、営業中だ。ここで給油タイムにした。

給油中に雨がやんだので、ここでは誰もレインウェアを着ようとしなかった。反対側からやってくるバイクもレインウェアは着ていない。なら大丈夫だろう、と誰もが思ったはず。でもまさか、この直後にまた襲われることになろうとは!!(笑

〔岩井橋〕そばにあるGSで給油。ここでは降ってなかったのでそのままリスタートしたが、屋根のあるココでレインウェアを着ておけばよかった、とちょっぴり後悔。A^^;

全車給油が終わりリスタート。すると 500 m も走らないうちに雨が落ちてきた。しかも今度はかなり大粒!前を見るといつの間にか黒い雲が掛かっている。こりゃたまらん!とすぐ停車し、急いでレインウェアを着込んだ。急いでいたのでフルメッシュジャケットを脱ぐ余裕はなく、ジャケットの上にレインウェアを着ざるを得なかったのでとっても暑い!着ている最中に一旦小やみになったが、リスタート後少し行くと昨日の豪雨を思わせる豪雨にまた襲われた!!なんだよ〜、今日も豪雨の中走らなくちゃいけないのかよ〜!!

対向車が巻き上げる水しぶきに注意しながら走って行く。5分ほど豪雨の中を走っただろうか、そのあとは徐々にやんでいき、バイパス状の道になる頃には完全にやんでしまった。今日の雨は超局地的だったみたいだ。

  

時計を見ると丁度正午に。そろそろどこかのお店に入って昼食を、と思っていたら、目の前に大きなうどん屋の文字が。うどん屋ならそれ以外のメニューもあるだろう、と判断し、そこに入ることに決めた。PM0:10、チェーン店らしきうどん屋のばんどう太郎【常陸大宮店】に到着した。

駐車場でレインウェアを脱ぐと一気に開放感が。蒸れていた空気が解き放たれてとても涼しく感じた。

店内は混んでいるものの、すぐに全員が座れた。私はかつ丼ともりそばのセットを頼んだが、かつ丼は味が薄めでイマイチだった。私的には濃いめの味が好きなので。A^^; 量は申し分ないくらいあり、満腹になった。

食べ終わって外に出ると、綺麗な青空にもかかわらず霧雨のような細かい雨が降っている。これを見てレインウェアを着ようか迷うが、「もう着ないよ!」と高らかに?宣言しているM木氏にならって、ここでは誰もレインウェアを着なかった。まぁ行こうとしている方角の空は青空一色なので、心配はないだろう。

ここで再度、今後のルートについて相談する。予定通りに行ってもいいが、東京の天気予報が夕方遅くなると雨降りの予報が出ていることなどもあって、早めに高速に乗ってしまおう、という意見が大半だった。なので千代田石岡 ICから乗ろうとしていた常磐道を、それより手前の那珂 ICで乗るように変更し、PM1:20、ばんどう太郎【常陸大宮店】をあとにする。

これにより、以降のルートは次のように変更となった。
  
2日目


ばんどう太郎【常陸大宮店】(常陸大宮市)→ R118 → 広域農道バードライン → 茨城県道31号 → 常磐道・那珂 IC → 常磐自動車道利用三郷JCT東京外環自動車道利用 → 大泉 IC → 都道24号 →(裏道)→ Kiyomiya

  

R118を走って行くうちに霧雨もやみ、いい天気のなか常磐道を目指す。那珂 ICまでには親切な案内板があったので、農道経由だったけど迷わず行けた。程なくして那珂 ICへ。ETCレーンを通って、ゲート先で一旦停車。メンバーに、守谷SAまでフリー走行で、と連絡する。フリーなのでみな自分のタイミングでスタートしていく。那珂 ICからは約 80 km 走ることになるので、みんな、気をつけてね〜。(^o^)/

私もおもむろにスタートする。本線合流と共にスロットルオープン!パワーアップさせたエンジンの調子は高速でもいい。トルクに余裕があるのって、同じ速度で走っても乗り手の余裕に差が出る。気持ちクラッチがすべり気味のはずだけど、急激なワイドオープンにしない限りはまだ気にならないレベルだ。160 km/h 程度なら余裕で巡航していける。

いい調子で走って行くと、電光標示板に「雨 走行注意」の文字が。この先では降っているのかなぁ?と思いながらふと空を見ると、いつの間にか青空はなくなって黒い雲が待ち受けている。しばらくはそのままドライだったが、千代田石岡 ICの前後だっただろうか、雨が降ってきた。高速で走っている中の雨だから少量でも結構濡れる。でもあまり強くなりそうもなかったのでそのまま走っていったら、土浦のあたりだったか定かではないけど、そのあたりでやんでくれた。メットやジャケットも思ったほど濡れてなくて助かった。

さらに先に進んでPM2:20、守谷SAに到着した。私のあとに続々とメンバーが到着した。

私のあとに雨の洗礼を受けた人の中には、結構強い降りに遭った人もいたそうだ。ほんのちょっとのタイミングで降りが違ったようだ。

私を含めすっ飛ばしていた人とノンビリ走行の人とは、到着まで最大20分程度の差が付いた。

常磐道・守谷SAで ノンビリ走行組は20分くらい遅れて到着
守谷SAで休憩 守谷SAで休憩 休憩中に、次の休憩・集合場所を外環道の新倉PAに決めた。ここから先は途中でお別れする人がいると思い聞いてみるが、N野氏以外は全員新倉PAには行くという。お別れ予定のN野氏は川口JCTから首都高速に分岐するのだが、川口JCTの先にある新倉PAではUターンできることを教えたら「じゃあ新倉PAまで行きます」となり、結局新倉PAまでは全員行くこととなった。

PM2:55、守谷SAを出発する。この先も新倉PAまではフリー走行で行くので、各自スタートしていった。私は最後発で守谷SAをあとにした。

  

守谷SA以降の常磐道はクルマが多くて、そんなにはすっ飛ばして走れないが流れはいい。三郷料金所のETCレーンを通過し、三郷JCTから外環道へ。外環道の料金所も当然ETCレーンへ。ホント、ノンストップで通過できるETCは便利だ。慣れるともう手放せない。(^^;

外環道でもいいペースで走れ、新倉PAにはPM3:20に着いた。ここで私よりも先に着いていたのはU海氏だけだった。最後発で出たのに、ほとんどの人を抜かしてきていたようだ。

ここでM木氏から衝撃?の告白が。「いや〜、常磐の三郷料金所も外環道の料金所も、2箇所ともETCが反応しなくてゲートが開かなかったんだよ」。

M木氏はETCのアンテナをスクリーンの内側に取り付けてあるのだが、そのスクリーンをカーボン製のものにしたのが原因らしい。カーボン製だと電波を通さないのかな?

新倉PAで最後の休憩 「いや〜、ETCゲートが開かなかったんだよ〜」とM木氏(赤のフォルツァ)。原因はカーボンスクリーンの内側にアンテナがあるかららしい。「カーボンスクリーンは使えないなぁ・・・orz」

小休止後、ここで一応の解散となった。ここから先はめいめい帰路に就く。ゴールの Kiyomiya まで行くのは数名だけだろう。PM3:45、解散とともに各自帰路に就いた。私はO川氏らと共にPM3:50に出発し Kiyomiya を目指す。

  

大泉 ICで降りたあとは都道24号を経由して市道へ。裏道をちょこちょこと使ってPM4:20、Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。

最後までゴールしたうちのお二人・M木氏(左)&K藤氏(右) 結局、ゴールである Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着したのはO川氏、M木氏、K藤氏、私の計4名。一緒に走ってきたS沼氏だけはお店の前を通過してそのまま帰って行った。

K宮社長は通常通りお店を開けていた。社長夫人が飲み物等でもてなしてくれたが、ここに来て空の雲行きが怪しくなってきた。今にも降り出しそうな感じだ。なので飲み物をいただいた後、ゆっくりできずにお店をあとにさせてもらった。私と一緒にK藤氏も帰路に。M木氏は帰りそうになかった。(^^;

Kiyomiya からの帰路、いつも決まったGSで給油をしてから家に帰る。今日もいつものようにGSに向かっていると急に雨が降り出した。もぅ〜、最後の最後で雨のお出迎えだ。A^^; でも思ったほどは降り続かず、給油後家に到着した時には小やみになっていた。PM4:55、自宅に到着した。

  

今回の一泊ツーリングは、1日目よりも2日目の方が天気が良くない予報だったのに、実際には1日目の豪雨が全てだった。あれだけの豪雨の中走れたので、これからはちょっとやそっとの雨じゃびびらなくなった・・・・かな?(笑

2日目の走行距離:261.7 km
トータル走行距離:708.0 km

今回の走行は私のカタナで708.0km、使用したガソリンは37.82L、なので燃費は18.72km/Lだった。
メインジェットの番手を大幅に上げて(♯102.5 → ♯115)リプレイスメントエアフィルターにしてパワーアップさせ、加えて高速ではかなりすっ飛ばしたにも関わらずのこの燃費には正直驚いた。今までは、下道でかなりの省エネ走行をしても高速でカッ飛ぶと16km/Lを下回ることが多かったのに、パワーアップしてのこの数値は、実質的にはかなり燃費が改善されていることになる。これは嬉しい誤算だ。\(^o^)/
ただその代わりといってはなんだけど、メインジェットの番手を上げたことでエンジンの冷却は厳しくなったようで、今までは真夏でも感じなかったエンジンの熱がハッキリと“熱い!”と認識できるようになった。A^^;

(終)