2006年9月度MCTツーリングレポート(一泊)・後編

2006年10月22日 第1版公開

日時

9月2日(土)〜3日(日)

目的地

山形県米沢市経由 福島県会津若松市 芦ノ牧温泉【新湯】

天候

1日目:晴れ!\(^o^)/\(^o^)/   2日目:晴れ!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

1日目] [2日目

9月3日(日):2日目

AM6:30、気持ちいい目覚めを迎える。今日も朝から晴れだ。まだ寝ている人もいたが、とりあえず部屋の外に出てみる。M.I 原氏の部屋のドアが開いていたので行ってみると、ちょうど朝風呂から戻ってきたところだった。F川氏が「そういえば、I 倉嬢の部屋のドアに鍵が刺さったままだったみたいだよ」と言っている。それって、とってもアブナい状態だったんじゃないだろうか?(^^;

一旦部屋に戻ろうか、と廊下に出た時、朝風呂から戻ってきた I 倉嬢とバッタリ。そのまま再びM.I 原氏らの部屋に行くと、I 倉嬢が浴衣姿のままお茶を入れてくれた。

早朝から駐車場でバイク談義 一旦部屋に戻ってからもヒマだったので、バイクの様子を見に行く。別に様子を見る、といっても夜露に濡れているかくらいのものだが、同じことを考える人はいるもので、ここでも何人かの人が朝も早よからバイクの側に寄り添って?悦に入っている。

そこに I 倉嬢もやってきた。ちょっとでもカメラを向けるとすぐポーズをとるもんで、調子に乗ってM.I 原氏と私とで交互にパシャパシャ。(^^;

そういえば I 倉嬢、U海氏に「タンデムさせてください!」と強力にお願いしていた。なんでも、自分のバイクでは絶対に体験できない加速を味わってみたいらしい。ま、確かにU海氏の YZF-R1 なら尋常じゃない異次元加速を味わえることだろう。U海氏もちょっと戸惑いながらもOKしたら、I 倉嬢はホントに喜んでいた。
AM7:30、朝食の時間だ。メニューは右写真の通り。自宅ではいつも朝はトースト1〜2枚&少量のコーンフレーク牛乳掛け程度しか食べないので、旅館の朝食は間違いなく多い。けど不思議なもので、こういう一泊旅行の際の朝食はペロリと平らげてしまう。加えて普段では絶対に?しない“おかわり”までしてしまう。やっぱり旅館の食事には、全部食べられてしまう魔力のようなものがあるに違いない。ま、おいしいから、というのも十分な理由ではあるが。(^^; 朝食メニュー
気持ちいい青空の下、【新湯】のエントランス前にて。一部で陰に入ってしまっている人がいるのが残念・・・・・

出発はAM9:00に決定。時間があるので食後は部屋でまったりと過ごし、ゆっくり支度できた。他の部屋では、支度ができ次第ロビーに上がって待っている人もいた。私らも用意ができたら、まだ時間は早かったけど部屋をあとにしロビーに上がる。

O川氏から、2日目の第二班先頭を頼まれた。O川氏自身はM.I 原氏に替わって第一班の先頭を引くという。

みんなが上がってきたところで、表に出て【新湯】のエントランスをバックに集合写真を。一部で陰に入ってしまっている人がいたけど、撮影した時には気が付かなかった。家に戻り写真整理した時に「あ!陰に入っちゃってるよ」とわかったけど、どうすることもできない。これでも明るめに加工した方だ。



写真を撮り終えデジカメと三脚を片付けている間に他のメンバーは既に発進可能体勢になっている。あわてて片付け第一班の主要メンバーが走り出したのを見たので私も走り出したが、第一班のM.I 原氏とF川氏がまだ走り出していなかった。それにはすぐ気が付いたので、表の道に出た時にスロー走行していたのだけど、M.I 原氏とF川氏は前に出てこず、そのまま第二班の後ろに付いてしまった。なので隊列の重たいこと、重たいこと。(^^;
第一班が6台しかいないのに第二班は9台もいる。信号などで切れた時には第二班の中で途切れそうだ。とりあえずAM9:00、見送ってくれている【新湯】のスタッフの方に一礼して出発する。

  

R118(兼R121)【日光街道】を南下していく。道がR121単独になってすぐ、2000年9月度の一泊ツーリングで宿泊した湯野上温泉の【旅館 新湯】が左手に見えてくる。暫しの懐かしさを感じながらその前を通り過ぎ、さらに南下していく。

天気は晴れ。道はなだらかに流れている。先行する第一班の前5台は結構ペースを上げているが、第一班しんがりのY田氏のペースが上がらない。前を行くスクーター軍団に遅れること 10 m や 20 m じゃない。100 m とか 200 m とかの話だ。さすがに前と空きすぎだろう、と後ろから私が突っつくが、前に追いつくどころかどんどん離れていく。前がペースダウンした時だけ差が詰まるが、前がバババッ!と走って行くとまた同じ状態に。もうちょっとペースを上げて、メンバーと一緒に走って欲しいなぁ。そうこうしているうちに田島町内で遅いクルマに捕まり、その後はずーーーっと“制限速度厳守車”の後ろで我慢走行を余儀なくされる。

県境を越え栃木県に入ってすぐのあたりで、道路工事のため少し混んでいた。前を行く第一班の人たちは荒れている路肩を強引に突破して工事信号待ちの列の先頭に躍り出ていたが、Y田氏だけは無理をせず路肩に入る手前で停まっていた。私ら第二班も無理をせず、クルマ達の後ろで待っている。工事信号が青になったようで渋滞の列が動き出す。第一班の他の人たちはずっと前に行ってしまったので、Y田氏が単独での走行となっていた。

間もなくR400との分岐点だ。道は直進がR400、右折がR121となっている。単独走行となっていたY田氏は道が分からなかったみたいで、分岐の直前で停まって私らを待っていた。私が走りながら「直進です!」と指を指しY田氏もスタートするが、その前に私ら第二班の前の方の人たちがY田氏を追い抜いてしまったため、Y田氏は第二班の後方に合流する形になった。これで第二班は見かけ上、10台の隊列となりさらに重くなった。(^^;

R400【会津東街道】でも遅いクルマに引っ掛かったままだ。2台いたうち1台はすぐに道を譲ってくれたが、その前を行くもう一台は全く道を譲ってくれる気配がない。40 km/h 程度でチンタラ走られちゃたまったものじゃない。加えて何もないところでいきなりブレーキを踏むクルマ。もう、堪忍袋の緒が切れた。右から抜こうとすると右に寄ってくるので、すかさず左からズバッ!と抜かさせてもらい、【尾頭トンネル】に突入していく。が、私の後ろが付いてこない。ちょっと強引な抜き方だったので、私の後ろにいた I 倉嬢とかはすぐには抜けなかったみたいだ。

しばらくすると塩原温泉郷に入っていく。情報によるとこのあたりはいつでも混んでいるらしいが、私らが通った時はペースが遅いながらもスムーズに通過できた。しかしその後はスローペースのバスがいたためペースダウンを余儀なくされる。見通しの良さそうな直線部分でバスが停留所で停まった。さぁ、これでバスを追い抜いていけるぞ!と思ったら、対向車線にもバス停で停まっているバスが。そのバス同士の間隔が狭いのか、どちらの車線にいるクルマもバスを抜かしていこうとしない。バスはバスで、どちらも停留所に人がいそうな気配がないのにずーーーっと停まったままだ。しかもどちらも! ハッキリ言って邪魔だ! バイクでもクルマの間を縫ってバスの前に出るのに難儀してしまった。後ろにいたクルマさんたちはもっと大変だったろうなぁ。

“バス渋滞”を抜けた後はようやくペースが上がる。でもちょっぴり疲れたなぁ、と思っていたら、第一班先頭のO川氏が道の駅【湯の香しおばら】に入っていく。AM10:30、ようやくここで休憩だ。

時間的には宿を出発して1時間半くらいなのであまり経ってはいないが、それまでのスロー走行がたたり、意外と疲れている。暑さも体力を奪い、ソフトクリームを食べて糖分補給をしたり、日陰で休む人たちもいた。

私はソフトクリームを食べたが、一日目の道の駅で食べたものほどおいしくはなかった。

ただっ広い道の駅だ。駐車場はこの手前にドーーン!とある 「アチィ〜!」数少ない日陰のベンチで休む人たち

30分ほど休み、AM11:00に道の駅をあとにする。

  

この先のR400【会津東海道】は真っ直ぐな道が続く。西那須野町で一旦R4【陸羽街道】へと左折し、すぐ次の信号で右折している。この信号で前と寸断されたが、道は分かっているので慌てることはない。大田原市、湯津上村と通り、〔佐良土〕交差点を右折でいよいよR294に入っていく。あとはとにかくR294をずーーーーーっと南下し、常磐道の谷和原 ICまでほぼ一本道だ。

一本道だけど、このあたりのR294は細い片側一車線だ。クルマがいるとなかなか抜けない。班が信号で寸断されるたびに一旦停まり、後続がやってくるのを待っての走行が続く。途中、M.I 原氏とT島氏がバイクを交換していた。

お昼になり、だんだんお腹も空いてきた。茂木町に入る頃には第一班に追いつき長い隊列になっていた。R123と合流する手前で、O川氏が「お昼、ステーキでもいいですか?」と聞いてきた。まわりにあまり食事できる店が見当たらない中、ステーキのお店の看板が目に入ったみたいだ。昨日のお昼もステーキだったので連チャンになるけど、との配慮からだったが、既にお腹が空いていた私らはすんなり承諾。じゃあ、と真岡鉄道を越えたところにあるお店に入ろうとするが、見ると駐車場は満杯だ。すぐ食べられるか不安になったO川氏、先に店に行き聞いてくるがあいにく満席だ。ちょうどお昼時だしかなり待ちそうだ。ここはすんなり諦め、先に行くことにする。

真岡鉄道を越えたあとのR294は寂しい景色が続く。とても食事処があるような雰囲気ではない。そんな時、なだらかな右カーブを抜けたところで隊列が停まった。今通った右手に、何かはよく分からないけど食事処があった、という。それならば、と全車Uターン。反対車線になって左カーブを抜けたところで左手にある食事処にすべり込んでいく。駐車場が道路沿いになく奥まっていて、あとから来た何台かはお店に気が付かずに通過していってしまった。それに気が付いたU海氏が追いかけていって、通過してしまった何台かを連れて戻ってきた。

一旦は食事処に着いたのだが・・・・ そうしてやれやれ、とメットを脱いだが、その食事処でも満席だ。聞くとかなり時間がかかるという。私らが来るより結構前に着席したお客さんも、まだ注文を聞かれていないのだ、という。これじゃいつになったら食べられるのか分からない。お腹は空いているが、先を急ぐことにする。

しばらくR294の寂しい道を進むと、ちょっとだけ町っぽいところに出た。右折直後の左手にファミレスのココスがあった。O川氏は入ろうかどうしようか悩んでいたようだったが、パッと見て待ち人がいっぱいいたことと後ろからクルマが来ていたこと

もあり、手振りで「先に行こう!」とO川氏に合図して隊列を先に行かせた。パッと見、町っぽいところだったので、ココスの他にもどこか食事処がありそうにも思えたからだ。

ところがココスを越えたあとは再び道も細くなり寂しい景色になっていく。あれ?もしかしてさっきの判断は間違いだったかな?と心配になってきた。

再び真岡鉄道を越え、R294が左に曲がってからは景色が開けた。すると左手に食事処があった。お腹も空いているし、もうここでいいよね!?(^^; PM1:05、【函館:海や】に到着する。

ここではO川氏から「2,000円まで会費から出ます」との“神の声”が。これを聞き、二品注文する人が多かった。私も悩んだ末、食べたくなった二品を通常版とミニ版とで頼んだ。いくら丼とミニねぎトロ丼。写真で見るとそうでもないけど、ミニの方も結構量がある。通常版のいくら丼と合わせ、かなりの量となっていた。どちらもおいしかったのでペロリと平らげはしたが。(^^; 昼食処【函館:海や】に到着。お昼時なのに駐車場はガラガラだ いくら丼とミニねぎトロ丼。それぞれにお新香とお味噌汁が付いてきた。結構食べでがあったなぁ

他のお客さんはほとんどいなかったようだけど、なかなか料理が出てこない人たちが何人かいた。そのおかげ?もあって、食後はかなりまったりできた。

外に出て出発準備をしていると、ガソリンがアヤシくなってきた人が道路向かいにあるGSに給油に行きだした。当初は出発後少ししてからGSへ、とのことだったけど、すぐ向かいにあるなら、とメンバーのほとんどがこのスタンドで給油を終えた。これでもう、今日は終点まで持つだろう。給油していた時間もあり、PM2:25に食事処&GSを出発する。

  

真岡市を抜けたあとのR294はかなりペースが速い道だ。どんどんどんどんどんどんどんどん南下していき、ある交差点のタイミングで第二班の方が第一班の前に出た。その後は常磐道・谷和原 ICまで第二班が先行した。かなりのハイペースとはいえ、真っ直ぐな道ばかりなのでさすがに眠くなってくる。睡魔と闘いながらの走行だ。

ほとんど真っ直ぐの道を走り抜け、ようやく常磐道・谷和原 ICに着いた。通行券を受け取り一旦停車。本線に入ってすぐにある守谷SAで休憩、とのおふれがまわる。高速では原則フリー走行なので各車めいめいにスタートする。

みんなでソフトクリームを食べる 守谷SAは谷和原 ICから 4〜5 km なので、ホントにすぐに到着する。守谷SAに着いた時点でPM4:00だ。

ここでも「ソフトクリーム代が会費から出ます」とO川氏が発表していたので、全員がソフトクリームを食べていた。だがソフトクリームを食べると必ずと言っていいほど喉が渇く。結局ポカリスエットのお世話にもなっていた私だった。(^^;

さて、次の休憩は外環道に入った新倉PAでとなるが、この先新倉PAまで行かず

に別れて帰るメンバーがいるので、ここでお別れの挨拶をしておく。

ここでは25分ほどの休憩の後、PM4:25に出発する。ここからはまた外環道・新倉PAまでフリー走行だ。

  

常磐道はこの先、クルマが多くなるので思ったようなハイペースでは走れない。だがストレスを感じるほど遅いわけでもない。クルマ達を動くパイロンのごとくかわしていき、あっという間に本線料金所に到達。いつもならこの時間、常磐道の本線料金所は渋滞の列がいっぱいできている。だがこの日はわりとスムーズに通過できてしまい、少々面食らう。面食らったのはその先でも同じだ。三郷JCTでは休日のこの時間帯、外環道に向かう車線が混むものだが、この日はここもスムーズに通れてしまう。これって、ETCを搭載するクルマが増えたからなんだろうか? ま、なんにせよスムーズに走れるのはいいことだ。

外環道に入ってスロットルをワイドオープン!前にいたM.I 原氏などを追い抜いてさらに走って行くと、U海氏やO川氏が追いついてきた。美女木JCTの手前で左車線に移動し前を譲ると、U海氏とO川氏は怒濤の加速で豆粒になっていった。おいおい、いくらバイクで検挙されにくいとはいえ、美女木JCT部にあるオービスの前で加速して行かなくてもいいんじゃない??(^^;

ほどなくして新倉PAに着いた。ここでPM4:50。守谷SAからは25分で着いたことになる。ここでは15分ほど休む。ここで別れて帰るU海氏やK谷氏、T島氏らと挨拶を交わし、PM5:05、最後のスタートを切る。

  

大泉 ICまで行きU海氏ら3人と別れ、本隊は大泉からのいつもの裏道ルートを通って東久留米市に突入。裏道からひょこっと都道4号【所沢街道】に出れば、あと 100 m でゴールだ。

  

こうして本隊はPM5:35、Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。お店ではK宮社長夫人が店を開けており、K宮社長とO川氏はツーリングの疲れを癒す間もなく、不在の間にK宮社長夫人が受けた修理仕事をこなしていた。私らツーリングメンバーはK宮社長夫人が用意してくれた冷たいお茶とおつまみをいただき、ゆっくりさせてもらう。 Kiyomiya 店内で一服 冷たい飲み物がおいしい!

しばらくツーリング談義に花が咲いたあと、PM6:10に解散となった。ほとんどの人は近いけど、I 倉嬢はここからまだ1時間強の“帰宅ツーリング”が残っている。今回は Kiyomiya から単独での帰宅となるけど、昨日の朝にここまで来られたので大丈夫だよね??(^^;

ツーリングメンバーがお店をあとにし見送った後、私は最後にお店を後にし、近所のGSで最後の給油をしてPM6:30に家に到着した。

  

今回の一泊ツーリングは全く雨の心配がない中での走りだったので、十分楽しめた。それこそ3月から続いていた“雨中ツーリング”が今回は2日間を通して全く無かったことが嬉しい。用心して持っていったレインウェアが、ホントにただのお荷物となっていた。(^^;

2日目の走行距離:281.4 km
トータル走行距離:701.9 km

今回の走行は私のカタナで701.9km、使用したガソリンは38.21L、なので燃費は18.36km/Lだった。ハイペース区間が多いツーリングだったので燃費もかなりの好成績だ。1100 cc でこれだけ走ってくれれば、まぁ納得できる数値だ。

(終)