2004年9月度MCTツーリングレポート(一泊)・後編

2004年09月14日 第1版公開

日時

9月4日(土)〜5日(日)

目的地

長野県木曽郡開田村【ロッジ上天気】

天候

1日目:曇り一時晴れ のち雨....(__;)   2日目:雨のち曇り

1日目] [2日目

9月5日(日):2日目

い、いててててーー!」朝方未明、いきなり左足のふくらはぎが攣った。足が攣るのは久しぶりだが、やっぱり痛い!痛くて目が覚めた。しばらくガマンすると痛みも和らいだので、再び眠りに落ちていく。

あらためて、AM6:00に目が覚めた。あたりでM.I 原氏がごそごそやっているので起きた感じもするが。....(^^; 朝方に攣った足は、違和感はあるものの何とかガマンできる。普段の運動不足が足に来た格好だ。起きて早速するのは外のチェックだ。前夜は降っていなかった雨が、再び降り出している。それでもそんなに強い降りではないので、何とかやんでほしいと願いつつ朝の時間を過ごす。

防水テープ(右端の細い白い線)が剥がれたところを布ガムテープ(太い白い線)で応急処置してみた。 レインウェアやGパンを見るともう乾いていた。ただこのまま雨の中を走り出せば再びレインウェアのパンツは水がしみてGパンがぐっしょりと濡れてしまう。どうしたものか、と考えていたら、M.I 原氏が布ガムテープを常備しているという。ダメもとで、ガムテープを防水シールの上から貼り付けていく。

ただこれで絶対大丈夫というものでもない。大雨になった時にどうなるか、心配ながらもちょっと期待していた。でももしこれでダメなら、レインウェアを買い替えるしかない。予定にない出費は少々痛いゾ。....(T_T)

一つしか洗面所がないので他のメンバーが起きてくる前に先に顔を洗い髭も剃っておく。「もうそろそろ朝ご飯だよ」の声でおもむろに本館のホールに向かう。

他にも宿泊客はいたが、AM7:30の朝食は私らのグループだけのようだ。半ば貸し切りに近い状態で朝ご飯を食べる。パンがおいしく、ほとんどの人がおかわりしていた。

まだ他の宿泊客が来ないうちに、屋内での記念写真を撮ってしまおう。

朝食メニュー
【ロッジ上天気】本館のリビングにて

食事中に、今日のルートが再び変更になった。雨の中野麦峠を通るのも結構しんどそうだとのことでこのルートもやめ、素直にR19で帰ることにしたのだ。雨が降っている以上、安全な方を選んで進んだ方がいい。

この時点で、2日目のルートは次のように変更になった。
  
2日目






【ロッジ上天気】R361木曽街道 →(木曽福島町)→ R19中山道 →(塩尻市)→ R20甲州街道 →〔塩尻峠〕→ 長野県道254号 → 長野県道16号 →【諏訪湖】→ R20甲州街道 →(小淵沢町)→(韮崎市)→(甲府市)→(勝沼市)→ 中央道・勝沼 IC → 中央自動車道利用 → 八王子 IC → R16東京環状R16八王子バイパス → 都道169号 → 都道59号 → 都道29号新奥多摩街道 →(立川市)→ R20甲州街道 → 都道17号 → 都道14号東八道路池の上通り → 都道248号新小金井街道 →(裏道) → 都道15号小金井街道 →(裏道)→ Kiyomiya
なお昼食は、時間的に今年7月度で食べた長野・山梨県境にあるレストラン【国界】あたりになると思われるので、一応【国界】としておいた。

食後はコテージに戻り、出発準備をする。

  

M.I 原氏が「O村女史のバイク(CAGIVA  RAPTOR)、大丈夫かな」と心配している。確かにエンジンはスズキの1000cc なのでその方面は心配はないが、イタ車は電気系に不安があるらしいのだ。かつて bimota TESI 1D400(イタ車)に乗っていたM.I 原氏だからこそわかる心配事だ。国産バイクは雨も十分に考慮されて作られているので心配はないが、基本的に雨があまり降らないイタリアでは雨の中を走ることを想定していないらしく雨対策が不十分らしいのだ。M.I 原氏はかつてのバイクで、雨の際にイヤというほど電気系トラブルに悩まされた経験があるらしい。なので、O村女史のバイクについても同様のトラブルが出やしないか心配だったようだ。

出発時刻のAM9:00が近づいてくるが、雨は一向にやむ気配がない。仕方がないのでレインウェア着用の上ヘルメットも被ってコテージから出る。この日は朝からブーツカバーも着用しておく。

荷物を括り付けエンジンスタート。気温が低いのでチョークを開けて始動する。暖気もほぼ済むかな、という頃にチョーク全閉するも、アイドリングが低い。まだ完全に暖まっていないからか、と手動でスロットルをあおって暖気を続ける。しかし通常 1,100〜1,200 rpm に調整しているにもかかわらず、この日は 500〜600 rpm からアイドリングが上がることはなかった。イヤな予感がアタマをよぎる........

オーナー夫妻が雨の中、愛犬と共に見送りに出てきてくれた。全員が準備できたのでお世話になったお礼を言い、オーナー夫妻に見守られながらAM9:00、【ロッジ上天気】を出発する。後ろからオーナー氏が出発する隊列をデジカメで写していた。

  

スタートすると雨足が少し強くなってきた。そのせいか、あまりペースが上がっていかない。50〜60 km/h といったところか。まぁ、今日は予定したルートを大幅に短縮しているから、あまり慌てなくても大丈夫だ。でもやっぱりバイク乗り?雨でも 50〜60 km/h だと少々かったるく感じてしまう。....(^^;

雨足は多少弱まるもののず〜っと降り続きながら木曽福島町へ。昨日突然の土砂降りに見舞われた木曽大橋を抜け、R19【中山道】へと左折していく。この時既に、KATANA のエンジン不調はその姿を現していた。ここまでノンストップで走ってきたためあまり目立たなかったが、停車するとアイドリングが 500〜600 rpm に落ち込み止まりそうになるのですぐにわかる。これは今年3月度の症状と全く同じだ!

このあたりで、私のレインウェアは既にその役目を終えてしまっていた。下半身はやっぱり濡れ鼠状態になっている。しかも前日よりもひどい状況だ。ガムテープでの補修もあまり効果なかった。加えて今度は上半身も染みてきている。もう、このレインウェアは寿命なのかもしれない

奈良井のあたりで先頭が左折していく。駐車場に入っていくのかと思ったらすぐさまUターンして出ていく。どうしたのかな?と思ったら、すぐにある道の駅【奈良井木曽の大橋】に入っていく。ここで停まるかと思い木の下にO川氏と共にバイクを停める。この時、下りてエキパイに水をかけてみると、3番・4番気筒が不調のようだ。すぐに蒸発していかない。それをO川氏に確認してもらうが、ここでは雨露をしのげないので対処ができない。そうこうしているといつの間にか先頭は道の駅【奈良井木曽の大橋】を出てR19をさらに進もうとしている。仕方がないので、次にGS給油するまでの間ガマンして走って行くしかない。

塩尻市に入ってすぐ、先頭がGSにすべり込んでいく。AM10:30、ここで今ツーリング2回目の給油だ。私は早速O川氏に見てもらうべく、屋根のあるスペースに KATANA を移動させる。

私の KATANA にまたしてもキャブトラブルが! 2002年9月度、2004年3月度にも全く同じトラブルが出ていたため、キャブの詰まりが原因だろう、とすぐに予想できた。すぐにキャブ内のガソリンを抜いて横からキャブを叩いて詰まりを流すようにする。見てくれるO川氏も慣れたものだ。今回はプラグを外す必要もなく、GSから借りた木ハンマーでキャブを横から何回か叩いているうちに、正常な状態に戻ってくれた。 みんなが心配そうに見つめる中、O川氏が“治療”してくれた

私とO川氏以外は全員給油を終えている。私とO川氏もすぐ給油し、GSを発進できたのはAM10:55。比較的短時間にトラブルが解消できたので、GSストップも25分で済ますことができた。O川氏、ありがとう!m(_ _)m

  

トラブルが解消しあたとの KATANA は快調だ。エンジンのスムーズ感、トルク感など全てが違う。雨は一向に降り止まない中、ひとりバイクが快調に戻ったことで嬉しくなっていた。

快調にR19を走り、〔高出〕交差点から先直進はでR20【甲州街道】となる。この交差点でちょっとだけ混んだものの、抜けるとペースを上げていける道となる。塩尻峠に向けた上り坂では前を走るクルマ達を抜かすのに登坂車線を走って行ったが、これが思いのほかワダチがひどくて走りにくい。そのワダチに雨水も溜まっているから走りにくさは倍増だ。走行車線に戻るとワダチも少なく走りやすい。クルマ達が遅くても登坂車線に行きたがらないのが何となくわかった。

塩尻峠を越え少し行ったところで右折レーンに。ここから長野県道254号に入っていく。右折後すぐ急勾配のコーナーが続くが、前を走るクルマ達がゆっくりなので私らも危なげなく下っていく。〔本町〕交差点からは長野県道16号に変わる。諏訪湖の西岸を湖畔に沿って走るが、雨で景色は特筆するものはなかった。

R20に出る直前、前方からバイクの集団が。その隊列のメンバー全員が手を振ったりVサインして迫ってくる。私らの隊列前方のメンバーはどうしたか知らないが、私は「雨の中お疲れ様!お互い気をつけて走ろう!」の意味をこめて左手でVサインを返しながらすれ違っていく。

茅野市内でR20【甲州街道】に復帰しさらに山梨を目指して走る。山梨に近づくにつれて雨足が弱まり、空も明るくなってきて富士見町に入ったあたりでついにやんでしまった。ようやくやんだか!しかし既に私の全身はぐっしょり、しっとりと濡れている。気温も低く寒気がするほどだ。これで風邪ひいてもイヤなので、なんとか「寒くない、寒くないゾ」と自分に言い聞かせながら走って行く。

富士見町のはずれでレストラン【国界】にたどり着く。しかし駐車場がクルマでいっぱいだ。この状態では店も満席ですぐには食べられないだろう。バイクを置く空間もない。思案していた先頭のM.I 原氏、おもむろにバイクをスタートさせる。この時、後ろからダンプが来ていたのでみな慌ててスタートしていく。私まではダンプの前でスタートできたが、最後尾のH.I 原氏だけがダンプの後ろになってしまった。するとそのダンプは右側車線に思いっきりはみ出し、後ろについたH.I 原氏の前を一車線分まるごと開けてH.I 原氏を前に行かせてくれているではないか!なんてやさしいダンプの運ちゃんなんだ!こうまでして道を譲ってくれるダンプの運ちゃんは初めてだ。

道の駅【はくしゅう】の建物 レストラン【国界】から数キロ走って右手に道の駅が見えてきた。混んでいるようだがそこに向けて先頭が曲がっていく。PM0:30、道の駅【はくしゅう】に到着した。

バイクを停めてすぐにレインウェアを脱ぐと、Gパンは前も後ろも全部濡れていて全て色が変わっているために、パッと見は濡れているとはわからない状態だ。上半身は胸のあたりだけが濡れてなく、それ以外の両腕・両肩・お腹あたりは全てぐっしょりだ。言い換えれば全身雨に濡れ続けていたのと同じ状態なのでとても寒く感じる。一人で震えていた。

建物内のレストランに入るが、お昼時とあってなかなか席に着けない。ようやくのことで12名全員が席に着けたのはPM1:05頃になってからだ。冷えていたこともあり、温かいうどんを食べて暖を取ることにする。頼んだ肉うどんがとてもおいしい。体が温まる。同時に頼んだ豚肉の生姜焼き(単品)もおいしい。衣服はほとんど乾かないが、暖かいものを食べられただけでも幸せだ。

食事中に外は少し雨粒が落ちたが、たいした量も降らずに私らが外に出る頃にはやんでいた。しかしまた降られてもイヤなので、再度レインウェアを着て行くことにする。ずぶ濡れ状態の私はレインウェアを着ても意味無いようにも思えたが、着ているだけで防風にはなるので、これ以上体を冷やさなくて済むからだ。

M徳氏とH.I 原氏はそれぞれ用事があり各自宅にPM5:00までには帰らないとならないため、ここから一番近いインターから高速で帰ることに。この道の駅で別れの挨拶を済ませておく。PM2:05、道の駅を出発する。

  

R20【甲州街道】を韮崎方面に向かって進んでいく。道の駅から一番近いインターは須玉のあたりじゃないかと思っていたが、R20上で案内が出てきたのは韮崎 ICまで来た時だ。最後尾にいたH.I 原氏とその前にいたM徳氏が信号待ちの際前の方に出てメンバーと手を挙げて挨拶し別れていく。あまり飛ばしすぎないで安全に帰ってね!(^o^)/ これで本隊は10台になった。

R20をひたすら進んでいくと、韮崎を超えたあたりからだんだん混み始め、甲府昭和 ICのあたりでは完全にストップするほどの渋滞になってしまった。普通、こんなところで混むことはないのだが、天気のワリに出掛けた人が多いのか、クルマの台数がとても多い。先頭は最初すり抜けていかなかったが、あまりにも停車している時間が長かったからか、しびれを切らして?すり抜けを開始していった。

石和町のあたりまで来ると渋滞もほぼ解消して、普段通り飛ばしていける道になった。そんな中、山梨ナンバーのカローラが私の後ろにピッタリ付いて迫ってくる。前が空いたところではスロットルを捻ればたちまち間が開くが、私の前が詰まるとすぐ真後ろにくっついてくる。ちょっと非常識なほど車間を詰めて迫ってきたので、少し危ないかとも思ったがストップランプ一発!........するとカローラはビックリしたのか、その後は常識的な?範囲での追随となった。

そんな感じで飛ばしていくと、わりとすぐ姿を現す中央道の勝沼 IC。普段のツーリングではここで高速に乗ることはまず無い。なので事前に「勝沼 ICで高速に乗ります」と聞いていて自分もちゃんと認識していたはずなのに、いざインターに入っていく隊列を後ろから見ていると違和感を感じた。

電光情報板では談合坂SAから先が渋滞しているらしい。料金所ゲートで通行券をもらい、その先のスペースで一旦停まる。その談合坂SAまでをフリー走行としてもらえたので、各車喜び勇んで?スタートしていく。M.I 原氏は幹事の責任感からか最後に出発しようとしていたようだが、私がケツ持ちしていた関係もあり、M.I 原氏を促して先に行ってもらう。そしておもむろに私が最後尾でスタートする。

  

最後尾でスタートするが、その前を走るM.I 原氏があっという間に見えなくなっていくので、私も遅れじとスロットルを煽る。150〜160 km/h ペースで走って行くと、先行しているメンバーが次々と現れてくる。このくらいの速度で走っても、KATANA のポジションの優秀さからか?風力設計の優秀さからか?フツーの姿勢で楽に走っていける。KATANA よりパワーもトルクもあるネイキッドバイクに乗る人たちは、風に抵抗するために必死でしがみついているか上体を伏せて格闘しており、巡航速度は KATANA ほど出ない。あらためて、KATANA に惚れ直す瞬間だ。....A^^;

それにしてもM.I 原氏の SV400S は速い。なかなか抜かせないし、抜かしても 150〜160 km/h 程度だと楽勝でついてこられる。別に競走しているわけではないのだが、ついついミラーを見て「ついてきているな、よ〜し」とスロットルをさらに捻ってしまう。....A^^; 4月度のツーリングの時に SV400S に乗らせてもらって、その速さは体験済みなのでなおさら意識してしまう。

だいたいのメンバーを抜かした後、最後に目の前に見えてきたのはO村女史だ。BALIUS II の時もカッ飛んでいたが、CAGIVA  RAPTOR になってさらに拍車がかかったようだ。普通に走っていたのでは抜けず、O村女史が前走車に詰まった時に隣の車線から抜いていく感じになった。

そしてふと気づくと、最後尾でスタートしたはずなのにいつの間にかトップになっているようだ。M.I 原氏とO村女史を従えた状態で談合坂SAに入っていく。新装なった談合坂SAに入るのは初めてだ。SAの中はかなり混んでいて、バイク専用駐車スペースも屋根がある部分は満車だ。なので一番出口に近い路肩部分に陣取り、後続が来るのを待つ。PM3:45、談合坂SAに到着だ。

新しく、広くなった談合坂SA ここまで来るともう雨の心配は無さそうに思えた。しかし空はまだそんなに明るくなっておらず、この先も山あいを走ることを考えると、多少降られてもおかしくない。なのでここでは誰もレインウェアを脱がなかった。

それにしても、思い返すと行きも帰りも長野県内だけ雨に降られた格好だ。恨めしや、長野県。

新車で飛ばしまくり、まだまだ元気?なO村女史

この先、通常ならルート予定にもあるように八王子 ICで下りて一般道を行くのが常だが、疲れていて早く帰り着きたいのと、O村女史とU海氏が途中サヨナラで高井戸まで行く、というので、本隊も久しぶりに国立府中 ICまで行くことにする。なので、本線料金所でお金を払ったらその先のスペースで停まることとし、ここから再びフリー走行だ。SA内のGSで給油したO村女史が発進準備OKとなったので、他のメンバーは慌てて出発の支度をする。PM4:10、談合坂SAを出発する。

  

本線の渋滞が伸びて談合坂SAの出口ランプまでふさがってしまったので、路側帯を使ってすり抜けて本線に合流する。合流後、すぐに車線間にバイクを移動させて本線でのすり抜け開始。すり抜け隊の先頭は誰だか覚えていないが、だいたい 60 km/h くらいですり抜けていってくれるので結構楽だ。そんな中、3車線あるうちの第1・第2車線間をすり抜けていたO智氏が、第2・第3車線間をすり抜けていた私の方に急に進路を変更してきた。私は大丈夫だが、私のすぐ後ろにはA川氏が走っている。O智氏は右側の確認も疎かにして急激にA川氏の前に割り込んできた!あ、危ない!........後ろでホーンが鳴っている。A川氏が鳴らしたものだ。私は全てミラーで見ていたが、かなり強引にA川氏の前に割り込んでいて、O智氏自身も少しバランスを崩していた。A川氏もかなりビビったに違いない。O智氏、車線変更する時は安全を確認してから行うように、ネ。

〔小仏トンネル〕の手前まで渋滞しているのは中央道の“常識”なのでそれまではすり抜けだな、と覚悟して走って行くと、前方右車線にパトカーが。トンネルの手前でクルマ3台の玉突き事故があり、右側車線が塞がっている。その先のトンネルまではスムーズになったので、今回の渋滞はこの事故が原因だったのだ。

そこから先はスムーズに走っていける。例によってペースを上げていくと前方にはU海氏が。私に気づいたからか、さらにスピードを上げていく。U海氏のハヤブサなら 200 km/h もそれこそあっという間に出てしまうので、本人は楽チンで走っていたことだろう。私もついていくが、私の方はかなり気合いを入れないとなかなか 200 km/h まで出す勇気がない。でも後ろから SV400S のM.I 原氏がついてくるので、「平気だよ〜ん」の顔をして?走って行く。

U海氏を追いかけながらだと本当にあっという間に本線料金所まで到達する。勝沼 ICからの料金(\2,000)を支払い、その先の広くなっているスペースにバイクを停めて後続を待つ。この時点でPM5:05だ。

ここで安心して?レインウェアを脱ぐ ここでようやくレインウェアを脱ぐ。ウェア内で蒸れていた熱気が一気に開放されてすがすがしい感じだ。ここまででレインウェアはもちろん乾いているが、その下のぐっしょり濡れていたGパンもだいぶ乾いていた。これでレインウェアを脱いで走れば、Kiyomiya のお店に着く頃にはすっかり乾いていることだろう。もうこのあたりなら寒気を感じることもないし、安心して脱ぐ。 レインウェアを脱いで身軽になる

この先O村女史とU海氏は高井戸まで行くのでここでお別れだ。またずっと先頭で引っ張ってくれたM.I 原氏も、途中の自宅前でお別れとなるため、ここで第一次解散とした。挨拶の後、PM5:20に最後のスタートを切る。

  

U海氏とO村女史は走りながら別れて先に行ったようだ。本隊は国立府中 ICで下りる。インター周りの出入り口が新しくなっており、開通していたR20【日野バイパス】に出る形になる。そこからR20【甲州街道】へと右折し、さらにすぐに見えてくる〔本宿町二丁目〕交差点を左折して都道17号【東八道路】へと入っていく。

左折してすぐの信号の先でM.I 原氏が左に寄って他のメンバーを前に行かせている。ここの道路を挟んだ反対側にM.I 原氏の住まいがあるのだ。なので、ここでM.I 原氏とはお別れだ。お疲れ様!

  

2番手だったM野氏が新たに先頭となり、そのまま都道14号に変わった【東八道路】を進んでいく。ここから先はいつものように【池の上通り】、都道248号【新小金井街道】、団地の中や桜町の住宅街を通り、都道15号【小金井街道】へ抜けていく。

〔鈴木町〕交差点から右折し【花小金井南町通り】経由で【駅前通り】に入ろうとするが、あいにくこの日はこの通り自体でお祭りか何かをやっていて通行止めになっていた。たしか昨年も同じようにお祭りか何かやっていてこの道が通行止めになっていたような気がする。仕方がないので前回同様そのまま直進し迂回する。

〔田無向台六丁目〕交差点まで行き左折。その後は裏道から裏道へと走り抜け、多摩六都科学館横から都道5号【新青梅街道】を横断すればゴールは目の前だ。

  

そして7名となった本隊はPM6:00ちょうどに Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。お店では清宮社長が一人で仕事に奮闘していた。

冷たい飲み物とお菓子でもてなしてくれる。しばらくの間ツーリング談義に花が咲き、解散となったのはPM6:25。この時間だと外ももう暗くなっている。みなそれぞれの家に向かって走り去って行く。

私は最後にお店を後にする。近所のGSで最後の給油をし、PM6:40に家に到着した。

Kiyomiya に着き一服

  

今回の一泊ツーリングは長野県内に限り雨に降られる形となったが、まぁこんな時もあるさ、と思っている。雨もまた楽し、である。それにしてもキャブレターのトラブルがまた出る形になってしまったが、もうそろそろオーバーホールしてくれ!とキャブレターが訴えているような気がする。もう少し、もうちょっとだけガマンしてくれ!キャブレターよ!....(^^;

2日目の走行距離:250.0 km
トータル走行距離:597.0 km

今回の走行は私のカタナで597.0km、使用したガソリンは36.56L、なので燃費は16.33km/Lだった。高速な区間もあるにはあったが、燃費の数値自体はカタナのツーリング燃費平均値だ。キャブの不調区間があっての数値なので、その上でこれくらいなら十分満足できる。さて、いつキャブをオーバーホールしようか?

(終)