モンスターハンターポータブルシリーズのデータ引き継ぎについて

シリーズ内でのデータ引き継ぎに関する情報。

基礎知識

• 引き継ぎ元のセーブデータの入ったメモリースティックを挿入している必要がある
• 引き継ぎを行っても、引き継ぎ元のデータには変更は加えられない
• 引き継ぎは一方通行であり、同じデータを前のバージョンに戻すことは出来ない
• 同じデータからの引き継ぎ回数に制限は無い

略称について

• P1：モンスターハンターポータブル
• P2：モンスターハンターポータブル2nd
• P2G：モンスターハンターポータブル2ndG
• P3：モンスターハンターポータブル3rd

P1からP2への引き継ぎ

一部のアイテムを引き継いで、特典を得た上で最初からのプレイとなる。

1. レア度3未満かつ、P2に存在するアイテムはそのまま引き継がれる。
   • 名前が違えば別アイテム。「怪鳥のコイン」は「クックコイン」にならない。
   • アイテム欄に表示されない情報書は引き継がれない
2. 上記で引き継がれなかったアイテムの売却額と、現在の所持金の合計の1/10が初期資金に追加される（上限999999z）
3. 武器と防具はレア度に応じたチケットに変換される
   • レア度1〜3：ノーマルチケット
   • レア度4〜5：ハードチケット
   • レア度6〜7：Gクラスチケット
4. キャラの名前は強制的に引き継がれる。外見・声と性別は変更可能。

その他の特典

• 「ココット村英雄伝」を初期状態から持っている（さらにイベントでももらえる）
• 「モンスターハンター ドス」との連動を済ませていれば「ジャンボ村武勇伝」を初期状態から持っている（さらにイベントでももらえる）
• プーギーの服に「魅惑のピンク」が追加される

賢い引き継ぎ方

武具チケット3種類はP2以降では入手不可能。
チケットがあれば一部の武器防具を少ない素材で作ることができるので攻略の助けになる。
チケットが無ければ作れない防具というものは存在しないが、加工屋のレシピを埋めるためには必須。
せっかく引き継ぐのなら1枚ずつは手に入れたい。
なお、コレクション目的でもなければ限界（合計300枚）まで引き継ぐ必要は薄い。
実用面ではせいぜい十数枚あれば十分で、あとは資金のほうがより重要である。

アイテムボックスに余裕があるなら、安売りの時にツチハチノコを買っておこう。
150zで買って30zで売れるので普通に引き継ぐより分がいいし、999999zの上限も突破できる。
（丸薬などはP1だと高く売れるが、P2では売値が下がっている）

ココット村英雄伝が2冊揃うので、最終派生の武器を2種類とも揃えられる（実用性は無いが）。
ジャンボ村英雄伝のほうは最終派生が一本道なので、コレクター用としても魅力は薄い。
無理にドスと連動する必要は無い。

プーギーの服「魅惑のピンク」はP2単独では入手不可能。
P2Gでは配信特典で手に入るので、最終的にP2Gを目指すなら気にする必要はない。

P2からP2Gへの引き継ぎ

P2の追加ディスクという扱いなので、ゲームの進行度や所持アイテムなどは原則として全て引き継がれる。
キャラデータは名前のみ変更不可能で、性別・声・外見は再設定可能。
インナーも再設定可能だが、引き継ぎ時に限らず自室でも自由に着替えられるようになった。
例外として引き継がれないものは以下の通り。

• 訓練所の記録（タイム・スコア）
• ダウンロードしたイベントクエスト
• 「収納上手」の書（P2での所持に関係なくボックスは800枠、収納上手の再購入も可能）
• 女性から男性に性別を変えたとき、代替品のない女性専用装備（ピンクメタルと紅系。換金される）

注意点

P2G単独で考えるとあり得ない状況が引き継ぎデータでは起こりうる。
目立つのは以下。不正扱いされないように注意。
ギルドカードのコメントに「引き継いだ」旨を書いておくと親切。

• 訓練所の記録が初期化されて空欄になっていても勲章は残る
• 追加モンスター（ヒプノック、ナルガクルガ、ヴォルガノス）の金冠サイズを狩猟していなくてもP2で取った金冠勲章は残る
• P2では武器使用回数が記録されない。クエストクリア数の合計とずれが生じる。
• P2ではトレジャーの協力プレイヤー名が記録されない。共同プレイでもソロであるかのように表示される。

ほとんどは後からクリアし直せば矛盾点は無くなるが、
武器の使用回数についてはカンストでもしない限り差は残り続ける。
どうしても気になるなら、P1からP2に引き継いだら即P2Gに引き継ぐこと。

賢い引き継ぎ方

P1→P2の引き継ぎ特典である武具チケット類はP2Gでも入手不可。
加工屋のレシピコンプに必須なのも同様。極めるならぜひ引き継ぎたい。

ダイミョウザザミの極大サイズはP2でしか出ない。
イベントクエスト「最強の矛、最強の盾」で1346.8が出現。
極大狙いでなくても、並の金冠サイズなら高確率で出現する。
P2Gではダイミョウザザミの大金冠はなかなか出ないので、P2の時点で取っておくことを推奨。

称号「パーフェクト」はP2でしか取れないと長らく言われていたが、
「2ページ目の勲章を全く取らずに、1ページ目の勲章を取る」ことでP2G単独でも可能であることがわかった。
とはいえ、いくつかの勲章はP2の時点で獲得しておいたほうが効率がいい。
特に捕獲勲章はネックとなる。
（P2Gでは、激昂したラージャンを難易度の高いイベントクエストで捕獲しないと2ページ目の勲章を避けられない）

P2GからP2Gへの引き継ぎ

特殊な引き継ぎ。ある程度の資産を引き継いだ状態で最初からプレイすることが可能。
イベントを追体験したり、外見違いのキャラを作ったり、色々な使い道が考えられる。

• キャラデータは名前を含めて全て再設定可能
• レア度3以下の通常アイテムはそのまま引き継がれる
• 収納上手の書（アイテムボックス枠数）は引き継がれるが、モンスターの情報書は引き継がれない
• 武器防具とレア度4以上のアイテムの売却額と、現在の所持金の合計の1/100が初期資金に追加

賢い引き継ぎ方

回復アイテム・罠・爆弾など、使用頻度の高い消耗品は多めに用意しておきたい。
うっかりレア度4以上のものを作らないように（爆弾G、生命の粉塵、捕獲用麻酔玉など）。
その上で、余った金を使って可能な限り「怪力の種」を買い込んでおく。
売値が買値の半分なので、引き継いだあとに売れば現金の1/2を引き継いだのと同じになる。
普通に引き継ぐと1/100にまで減らされてしまうのでぜひ覚えておこう。

P2Gから「ぽかぽかアイルー村」への引き継ぎ

オトモアイルーを1匹選んで送り込むことができる。
Pシリーズの用にデータ作成時点で引き継ぐのではなく、データ作成後に連動させる。
何度でも連動可能だが連れてこれるのは1匹のみで上書きされる。

反映されるのは名前と毛色、その時の防具の種類。
レベルが初期能力に影響する（後に挽回可能？）が、パラメータやスキル・性格は無視される。
またクエスト内容やプレイスタイル（武器種）などについて会話で話してくれる。

賢い引き継ぎ方

基本的にはお気に入りの1匹を選ぶべきである。こだわるべきは見た目と名前のみ。
ちなみに、P2Gのオトモアイルーは特典配信によってもう1匹追加可能だが、
マフモフスーツを装備したアイルーは配信オトモには存在せず、自前で連れてくる必要がある。

続編である「アイルー村Ｇ」へ、連動データなども含めてまるごと引き継ぐことが可能だが、
P2Gとの連動や、旧「アイルー村」における特典の受信は「Ｇ」では不可能。
村を完璧にするのであれば、あらかじめ連動してから引き継ぐ必要がある。

P2GからP3への引き継ぎ

今までのように、ゲームを有利に進める手段というよりはおまけ的な引継。
データ作成時に、P2Gのプレイデータを選択して反映させることが出来る

• 引継の有無を問わず、キャラデータは新規作成（名前・性別含む）
• P2Gのプレイ時間と、最も多用した武器の使用回数が記録された「2ndGの狩りの証」」勲章が手に入る
• （引継を行わない、あるいはクエスト未クリアの状態で引き継ぐと「ハンターになった証」の勲章）
• アイルー・プーギーの服として「マフモフ」シリーズが追加
• 「ぽかぽかアイルー村」のデータがある場合、アイルーの服として「ぽかぽか」シリーズが追加
• （備考：「ぽかぽか」シリーズはイベントクエストによっても入手可能）

基本的に、P2Gのデータさえあれば構わない。
やりこんだデータを参照してもいいし、敢えて新規データから引き継いでもいい。
ぽかぽかシリーズは序盤としてはやや強力な程度なので、アイルー村に興味が無いなら積極的に狙う必要はない。
いずれイベントクエストの報酬でいくらでも生産は可能。