ヒストリアカップ5th オフレポート

とりあえず完成。対戦相手様のレポートができたらリンクします。

概要

2018年6月24日に行われた、ゴールドさん主催の金銀VC対戦オフ会(詳細)。
ゴールドさん主催のVCオフは通算5回目、クリスタル解禁後では初となる。

過去のオフレポートはこちら
初代編→第1回第2回第3回
金銀編→第4回

「かける」のパーティ紹介

メンバー一覧

Lv種族技1技2技3技4アイテム
55ライコウ 10まんボルトめざめるパワーリフレクター ほえる たべのこし
55サワムラーみがわり ヨガのポーズ きしかいせい めざめるパワーひかりのこな
50カビゴン すてみタックルどくどく ねむる じばく はっかのみ
50パルシェンれいとうビームまきびし リフレクター だいばくはつ おうごんのみ
50ハガネールじしん どくどく ほえる だいばくはつ きせきのみ
50マルマイン10まんボルトリフレクター でんじは だいばくはつ じしゃく

(個体値とポイントアップは理想化)

一撃必殺は非搭載なので、城における一般的なルールでもそのまま使えます。

ポケモン別解説

能力値の()内は個体値、技の+はポイントアップの使用回数を意味する。
個体値は16進数表記(F=15)。

今回は、既存の良個体を生かすという方向で構築。
新規に厳選したのはパルシェンのみだったり。

ライコウ(グルタミン)Lv55
選出率:5/6

HP 211 (C) 食べ残し
攻撃 149 (F)
防御 132 (9) 10万ボルト(+3)
特攻 177 (A) 目覚めるパワー(+3)
特防 160 (A) リフレクター
素早 179 (C) 吠える

めざパ氷69を引いたが素早さが最大ではない。仕方ないからリセットしようと思ったのだが、改めて計算してみると、
 ・同速ミラー以外では特に問題にならない
 ・むしろライコウミラーで後攻で吠えられる
 ・同Lvの110族(ケンタロス等)にはしっかり先制できる
 ・Lv50の130族より遅いが、身代わりサンダースに下から吠えられるのはおいしい
等の理由で採用。実際、特に素早さ不足が問題になるケースは発生しなかった。
(ただ、全体ではLv55スターミーが流行っていたようで、それより確実に遅いのは痛かったか)

技に関してはもっと煮詰めるべき部分は大きい。
今回は物理技なしだが、せっかく攻撃がFだし、恩返しなどを入れることも検討したので努力値は振ってある。
そうでなくとも悪あがき用として、攻撃はあるに越したことはないのかも知れない。

昆布に含まれるグルタミン酸が名の由来。一度はやってみたいライコウ昆布。

サワムラー(ネリチャギ)Lv55
選出率:1/6

HP 165 (A) 光の粉
攻撃 181 (9)
防御 113 (E) 身代わり
特攻 91 (C) ヨガのポーズ
特防 173 (C) 起死回生
素早 151 (F) 目覚めるパワー

一度は使ってみたかった「みがきし」サワムラー。ずっと前に初代で厳選していた。
4枠目の選択肢はいろいろあるだろうが、ムウマに舐められないためにめざパゴーストは必須だと思う。
ちなみにVC環境でヨガのポーズを使う場合、初代での厳選が必須である。
金銀においてはLv6で覚える技であり、進化Lvが20なのでポケスタ金銀で思い出させなければならない。

火力面でも素早さ面でもLv55にする必要は薄く(一応、Lv50の100族と同速勝負ができるが)、
起死回生を覚える下限であるLv51での運用が主流のようだが、
それだとパーティ全体のLv構成を見直す必要があるのでエースとして起用した。
結果として重くなって選出しづらくなったので失敗。ただ、思っていたより出番はあると感じた。

ニックネームは韓国語で踵落としの意。僕の世代的にはアンディ・フグで有名。
一般的な語彙かと思ったら、意外と若い人には通じないようで軽くジェネレーションギャップ。

カビゴン(トントン)Lv50
選出率:5/6

HP 266 (F) 薄荷の実
攻撃 161 (F)
防御 110 (9) すてみタックル(+3)
特攻 106 (5) どくどく
特防 151 (5) 眠る(+3)
素早 81 (F) 自爆

初代で厳選したカビゴン。前回の個体を流用して技のみ変更。
毒々がチャームポイントで、主にムウマやミラーを意識しての選択。
とても選出しやすく、クロスチョップで出落ちした試合以外では安定した活躍を見せてくれた。

パルシェン(コハク)Lv50
選出率:3/6

HP 156 (F) 黄金の実
攻撃 140 (9)
防御 231 (F) 冷凍ビーム(+3)
特攻 136 (F) 撒き菱
特防 96 (F) リフレクター
素早 121 (F) 大爆発

極めてオーソドックスなパルシェン。言うまでも無くガラガラ対策。
攻撃でやや妥協したが特に支障は無かった。極めて安定した活躍を見せてくれた。

名前はライコウのグルタミン酸に対して、貝類に多く含まれるコハク酸が由来(多分伝わりにくいネタ)。
とはいえ巻き菱を使う暇が無く、同時選出しても「昆布」はしづらかった。

ハガネール(ハガー)Lv50
選出率:2/6

HP 181 (F) 奇跡の実
攻撃 130 (9)
防御 241 (5) 地震(+3)
特攻 104 (D) 毒々(+3)
特防 114 (D) 吠える
素早 81 (F) 大爆発

前回の流用個体で、こちらも初代産。
変更点としては岩雪崩→毒々で、よりオーソドックスな型にした。
サンダー対策の安易な選択だったが、選出しても腐り勝ちで、出さなかった試合に限って出したくなる例が多かった。

マルマイン(バズ)Lv50
選出率:2/6

HP 166 (F) 磁石
攻撃 99 (D)
防御 119 (D) 10万ボルト(+2)
特攻 131 (F) リフレクター
特防 131 (F) 電磁波
素早 191 (F) 大爆発

前回の流用。変更点は光の壁→電磁波。持ち物の磁石はサンダーの身代わり対策というのも同様。
このような場合は麻痺治しの実が主流だが、それゆえに警戒されやすいと判断して威力増強アイテムにした。

対戦記録

予選リーグであるブロックの面々との対戦の記録。
自分のポケモンは赤い太字、相手方のポケモンは緑の太字で表記。
ターン経過については完全にメモっているわけではないので省略している部分もある。

VS.らてさん

ポケモン Lv
サンダー 55
バンギラス 55
フシギバナ 50
スターミー 50
カビゴン 50
ムウマ 50

とりあえずサンダースターミー いるのでライコウを選択。
取り巻きはカビゴンパルシェンで一通りカバーできそう。

初手はパルシェンフシギバナ。とりあえず撒き菱を使うと相手はカビゴンに入れ替え。
こちらがリフレクターを使うと相手はのしかかり。次ターン、こちらもカビゴンに入れ替える。
相手が連続でのしかかりを使う中、こちらは毒々を仕掛ける。ここで相手ののしかかりが急所。
一旦眠った後、捨て身タックルで攻撃。急所にヒット!しかし相手ののしかかりも急所!ここで毒ダメージでカビゴンがダウン。
続いてバンギラスの登場。自爆しようとしたが噛み砕く急所でカビゴンがダウン。
こちらは再びパルシェン。冷凍ビームを撃つが、相手の噛み砕くが予想以上のダメージで先制2発で倒れる。
こちらの最後はライコウ。10万ボルトでひたすら攻めるしかない。バンギラスは砂嵐→噛み砕くと動き、3発目の10万ボルトでダウン。
残るフシギバナは眠り粉を使ってきたがはずれ、めざパ氷2発(と、巻き菱と砂嵐のダメージ)で撃破!

反省:
勝つには勝ったが、相手の判断ミスに助けられた感。バンギラスが砂嵐ではなく、最初から素直に攻撃していれば危なかったかも。
またカビゴン・フシギバナ・バンギラスというのはサワムラーで完封すら狙える選出だったので、ちょっと冒険してよかったかも知れない。

リンク:オフレポート

VS.まおさん

ポケモン Lv
カビゴン 55
カイリキー 50
ヤドラン 50
ゲンガー 50
サンダー 50
ハピナス 50

カビゴンシングルエースならサワムラーを使うしかない。
地面がおらず確実に電磁波を通せるのでマルマインサンダー対策にハガネールを選出。

初手はマルマインヤドラン。とりあえず様子見で電磁波。相手は波乗りで普通に攻撃。
居座るならこちらも10万ボルトで押す。今度はサイコキネシスが飛んできた。次のターン、あちらはカビゴンに入れ替え。
やはり電磁波で様子を見ると、あちらは鈍いを積んできた。危ないのでさっさと爆破処理する(ゲンガーがちらついてちょっと怖かったが)。
こちらはサワムラーを繰り出す。とりあえず身代わりを貼るとあちらはゲンガーに入れ替え。
次のターン、あちらの10万ボルトが光の粉でミス!こちらはめざパで確実にダメージを与える。
手負いのゲンガーの前で身代わりを残したサワムラー!この状況で喜び勇んでもう一度目覚めるパワーを選択してから気づいた。
「あれ、♀のゲンガーなら大爆発じゃなくて道連れ持ってるんじゃね?」まさしくその読みどおりであった。
果たしてその予想は的中し、せっかくの活躍のチャンスを不意にしてしまった。
ハガネールで最後まで粘るが、カビゴンの地割れには勝てず。
もっとも仮に地割れが無くても勝ち筋はなかったと思うのだが…

反省:
思わず「あっ」と声が出た試合。前回のゴーストは(僕を除き)ムウマ一色だったこともあり、ゲンガーが頭に入ってなかったのかも。
ただ道連れを読んでハガネールに入れ替えたところで向こうはカビゴンに入れ替えただろうし、
サワムラーにとってゲンガーは非常に対処しにくいということが改めてわかった試合。

VS.ERRORさん

ポケモン Lv
サンダー 55
ミルタンク 55
カイリキー 50
パルシェン 50
ナッシー 50
カビゴン 50

仮想敵として強く意識していたミルタンクが存在。全体的に毒の通りもよい。
ライコウを軸にしつつ、カビゴンハガネールで毒を撒いてみるか。

初手はカビゴンカイリキー。あまり警戒していなかったのだがこのパーティ、格闘への一貫性がやばい。
とりあえずここは爆破処理するしかないのだが、クロスチョップが急所に当たって何もできずにダウン。
ライコウで戦うしかない。10万ボルトの追加効果が運よく発動し、さらにしびれて動けず。
もう一度10万ボルトを使うと、あちらはカビゴンに入れ替え。
こちらはハガネールに入れ替え。カビゴン地震が急所!だが1/3以上残る!
すぐ爆破してもよかったのだろうが、まず毒々をあて、次のターンに先に動いて大爆発でとどめを刺すことに成功。
こちらの最後のライコウに対してとカイリキー
10万ボルト2発で倒すが、地震を1発食らってしまう。この時点で残りHPは半分強。
あちらの最後はミルタンク。攻めるか、リフレクターを貼るか迷ったのだが、
恩返しには2発耐える見込みがあること、また10万ボルトが急所に当たれば押し切れる。また下手に分身を積まれても厄介なので、ここは攻撃を選択。
急所には当たらず、あちらは恩返し。HPを確認し、ここでリフレクターを貼ればもう2発耐えられる計算なので貼る。相手は再び恩返し。
次のターンは10万ボルトで攻撃に転じるが、あちらはミルク飲み。次ターンも同様。
少し余裕が出てきたので影分身を使われてしまう。こちらはひたすら攻めるが倒しきれず、鈍いまで積まれて倒される。

反省:
最初にカビゴンの爆破に失敗したのが最後まで響いた形なのだが、
仮にライコウミルタンクが無傷で対面したとしても、
初手で分身を積まれたらかなり分が悪かったのではないだろうか。対面でどうこうするなら、ライコウ自身にも毒々が欲しかったところ。

VS.ゴールドさん

ポケモン Lv
カビゴン 55
サンダー 55
パルシェン 50
ムウマ 50
ハガネール 50
スイクン 50

エース読み合い対決。ライコウサンダーに、サワムラーカビゴンに強いが、逆だと不利になる。
取り巻き自体は低速でサワムラーで対処しやすそうなのだが、ライコウ以外ではサンダーを突破しづらい。
よってライコウと、爆破要員としてカビゴンパルシェンを選択。

初手はカビゴンムウマ。さっそく毒々を試す。
相手はいきなり黒いまなざし。こちらの毒々はミス。次のターン滅びの歌、こちらの毒々はまた外れ。3ターン目でようやく当たる(あちらの電磁砲はミス)。
次のターン、一応入れ替えを読んで再び毒々をするが、居座って再び電磁砲が飛んできた(ミス)。
滅びのカウントが0になるターン、こちらの選択は自爆のみ。あちらはムウマを犠牲にするのではなく、スイクンを生贄に差し出した。
もし電磁砲で麻痺してたら無駄死にもありえたが、健康なカビゴンはそのままスイクンと共倒れ。
こちらはパルシェン、あちらはムウマで仕切りなおし。
とりあえず冷凍ビームで攻める。最初の電磁砲はミスしたが、2回目と3回目がヒットしてパルシェンがダウン。
こちらの最後はライコウ。とりあえず目の前のムウマを10万ボルトで倒すが、あちらの最後はカビゴン
こちらは10万ボルトでひたすら攻めるしかない。あちらは地割れを連発するが外れるばかり。
眠る→薄荷での回復後に、鈍い→捨て身タックルが急所に当たってダウン。

反省:
エースでサワムラーを出せば勝てた試合。しかしそもそも、ライコウとの二者択一でエースにしてしまった構成の弱さが出てしまった。
サワムラーの汎用性が低いので、このようなケースではどうしても出すことを躊躇してしまう。
カビゴンはいい仕事をしてくれたのだが、もっと早く毒々が当たっていたらパルシェンムウマを突破し、
カビゴンを大爆発→10万ボルトで仕留められた可能性もあっただろうと考えると惜しい展開。
ただ、電磁砲の当たりや痺れ次第で、どちらにせよ危うい展開だったことには変わりない。

リンク:オフレポート

VS.SHOWさん

ポケモン Lv
ガラガラ 55
サンダー 55
ナッシー 50
オムスター 50
カビゴン 50
ムウマ 50

いそうでいなかったガラガラをようやく見た。エース対策はライコウパルシェンで決まり!
あとは困ったときのカビゴン。全体的に毒に弱そうだし。

初手はカビゴンナッシー
とりあえず毒々を仕掛ける。相手はサイコキネシス。次のターンにナッシーは大爆発で共倒れ。
仕切りなおしてライコウカビゴン。すかさずパルシェンに入れ替え。地震を食らうが小ダメージ。
リフレクターで様子見。あちらは爆裂パンチ(ミス)。次のターン、冷凍ビームを撃とうとしたら相手はサンダーに入れ替え。一気に半分以上削れる!
さすがに居座れないのでこちらはライコウに入れ替え。あちらもカビゴンに入れ替え。
自爆が怖いがまだリフレクターが残っている。ここは試しに吠えてみることに。爆裂パンチを食らうもののサンダーを引き出せた。10万ボルト急所で撃破!
残るはカビゴンのみ。一旦パルシェンに入れ替え。
冷凍ビームを当ててから大爆発しようとしたが爆裂パンチ命中→自滅したので次のターンで自爆。
息も絶え絶えのカビゴンライコウの10万ボルトで確実に仕留めて勝利。

反省:
エースのサンダーをあっさり倒せたのが大きかったと思う。
選出メンバーを見比べても、かなりこちらに有利だったと言えるだろう。

VS.ふぉんでゅ。さん

ポケモン Lv
ライコウ 55
バンギラス 55
パルシェン 50
ナッシー 50
カビゴン 50
ヘラクロス 50

ライコウ厳選仲間。サワムラーでは動きにくそうなメンバーだし、こちらも出すしかあるまい。
やはり毒がよく通るのでカビゴン、爆弾が多いのでリフレクター要員のマルマインかな。

初手はマルマインパルシェン
様子見でリフレクター、あちらはカビゴンに入れ替え。
こちらもカビゴンに入れ替えると向こうは鈍いを積んできた。
とりあえず毒々で様子見。あちらは再び鈍い。まだ爆破でどうにかできそうなので捨て身タックルを使うとあちらは自爆してきて共倒れ。
仕切りなおしてマルマインライコウ。とりあえず上から電磁波するとあちらはリフレクター。
次のターンはこちらで10万ボルト、相手は痺れ。次のターンは相手の吠えるでこちらのライコウ引きずり出し。
それならばとこちらも吠えて、あちらのパルシェンを引きずり出す(相手の行動は10万ボルト)。
すかさずマルマインに入れ替え。あちらもライコウに戻す。
とりあえず10万ボルトで削るが、相手は眠って回復。これで技が割れた。
さてどうやってライコウを突破すべきか。あちらは眠る持ちなので対面では無理。
マルマインの電磁波からの大爆発→痺れて動けない間に10万ボルトで削り倒すしかないと判断したのだが、
そう都合よく止まってくれるはずもなく、結局眠られて回復されてしまった。
技構成とPPを見せて、こちらに勝ち目がないということになって降参。

反省:あちらのライコウのPPは、24+24+16+32。マルマインを爆破させる前に、せめてリフレクターと電磁波を撃ちつくしてPPをすり減らしてもよかっただろう。
回復手段を持たないマルマインはいずれ倒され、時間切れになれば枚数差でこちらの敗北となるのだが、狙ってみる価値はあったはずである。
もしライコウ同士の悪あがき合戦になれば、努力値も含めて攻撃が最大であるこちらのライコウに分があったといえる。
しかしオフレポを書くに当たって振り返ってみると、そもそもマルマインを選出したのが間違っていたような…リフならライコウでいいし、なんで選んだんだろ?
なおライコウを使用したのは参加者全体でもこの2名のみ。奇しくも同ブロックかつ両者選出となり、珍しい画面が撮影された(以下のリンク参照)。

リンク:オフレポート

全体的な反省

オフ会1ヶ月前くらいまで構築が決まらず、半ば投げやりで組んだところはあるのだが思ったより活躍してくれた印象。
成績こそ2勝4敗で振るわなかったが、負け試合でも何らかの手ごたえがあった展開ばかり。
ここでは詳しく述べないが、このパーティをベースにした改善案のようなものもいくつか思いつくこともできた。
もし次回、いずれかの機会で金銀VC大会があったとしたら、今回の反省を踏まえてもう少しだけいい成績を残せる気がする。