ヒストリアカップ オフレポート

概要

2016年7月31日に行われた、ゴールドさん主催の初代VC対戦オフ会(詳細)。
ルールはニンテンドウカップ97で行われる。伝説の戦いが19年越しに蘇るというロマン溢れるイベントである。
イベント概要のページにもある通り、僕は一般参加者としては誰よりも早く参加申請を行った。

第2回のレポートはこちら

 

「かける」のパーティ紹介

ポケモン Lv
ケンタロス 55
サンダース 53
フリーザー 52
マルマイン 50
ルージュラ 50
ニドキング 50

対戦前に相手に見せるエントリーシートに記入した最低限の情報は以上の通り。
以下でメンバーごとの能力や技を紹介するが、ここは読者のあなたも参加者の気分になって、
まずはポケモンとレベルだけを見て「自分ならこいつを出す!」というのを考えてみるのも一興だと思ってこの形に。

当日は55ケンタロスと55スターミーのWエース構成が多いという予想を立て、
それぞれ有利を取れる52フリーザー、53サンダースを軸にしたメンバーである。

メンバー詳細

能力値の()内は個体値、技の+はポイントアップの使用回数を意味する。
個体値は16進数表記(F=15)。

ケンタロス(ぎゅうた)Lv55
選出率:4/7

HP 198 (F)  
攻撃 159 (9) のしかかり
防御 149 (5) 吹雪(+3)
素早 177 (F) 踏みつけ
特殊 128 (B) 地震(+3)

どちらかといえば97カップのシンボルというかルージュラ牽制の見せ球というか、実戦で使うことはあまり想定していなかったポケモン。
厳選についても、回収用ロムでとりあえず素早さだけでもFをもらっておいた程度であった。

ただし後述するコンビが思った以上に動かしにくかったこともあり、実戦では高い頻度で投入している。
バランス型に対しては強い。またこいつがいるだけでルージュラを抑制している面はあるだろう。
技としては「踏みつけ」がチャームポイント。状況にもよるが、急所か怯みのどちらかを引けば有利になる場面が多く、
なおかつ「のしかかり」と相性が良い上に腐りにくい追加効果なので予想以上に活躍した技。
特に、ラプラスやフリーザーとの対面においてはあらゆる技よりも効果的だと思われる。
ただし、さすがに「破壊光線」を抜くのはやり過ぎだったかも。でも地震も捨てがたいのでまだ検討の余地はある。

サンダース(シナモン)Lv53
選出率:3/7

HP 181 (F)  
攻撃 123 (F) 10万ボルト(+3)
防御 107 (5) 二度蹴り(+3)
素早 192 (F) 影分身
特殊 170 (F) 眠る

回収用データで図鑑用のイーブイをもらっておくか、と思ったらいきなり引いた個体。
既に育成済みのサンダースがいたが(後述)育て直すことにした。育成完了は大会前夜である。
ニックネームに関しては先に育てた「ジンジャー」が先にあり、ぴりっとして黄色っぽいスパイス繋がりで肉桂を選んだ。

当初は55エース運用を想定していたが、無理に55にするメリットは無く、フリーザーと組ませると強そうだったので53で。
スターミーに先制するだけなら51で良いが、高レベルラプラスの撃破率がかなり変わってくる。
「二度蹴り」はラッキーに舐められないようにするためと、ミラーマッチにおけるPP稼ぎという2つの意味を持つ。
実際はラッキーは1度しか見ず、しかもこいつが対峙することは無かったんだけどね。

ログを見る限り、あまりぱっとした戦績はない。これは使い手が未熟だったということもあるが。
もっとも、存在自体が相手の選出を悩ませた面があるだろう。
選出の段階では、マルマインと同時に出したくなるケースが非常に多かった。

フリーザー(パナップ)Lv52
選出率:3/7

HP 203 (F)  
攻撃 131 (5) 吹雪(+3)
防御 157 (F) 我慢(+3)
素早 141 (F) 影分身
特殊 181 (D) 眠る

図鑑用に素早さだけでも吟味しようとしたら一発で引いてしまった。
命名は緑森さんによるもの(このため、ニックネームは食べ物系で縛ることを思いつく。ぎゅうたは牛丼太郎だから!!!)

当初は55エースで運用を想定していたが、サンダースとのコンビが使える気がして52で止める。
努力値稼ぎは生まれた青版にて、1番道路での無作為討伐で地道に。メノン抜きのコッポ法とでもいうか(何)。

ラプラスに対して攻撃手段が無いのが致命的。苦肉の策で選んだのが「我慢」なのだが、
これについてはビーンさんとの対戦ログで全てを語っている。個人的には間違った選択肢とは思っていない。

タイプとパラメータが優秀で、はまれば非常に強いポケモン。
だが本選では、サンダースとのコンビにこだわりすぎたために活かせない例が目立った。
変則ダブルエースとはいえ、セットを固定化するのは愚作でしかなかったと途中から気づいた。

マルマイン(チャップス)Lv50
選出率:6/7

HP 162 (B)  
攻撃 101 (F) 10万ボルト(+1)
防御 110 (4) 電磁波
素早 191 (F) 物真似
特殊 125 (9) 大爆発

無人発電所にてマスターボール厳選を行った1体。その割には特殊とHPに妥協が見られるが。
ニックネームは「チュッパ」でも良かったのだが無駄に卑猥なのでこっちに。

物真似に関しては地面系の吹雪や、ナッシーの眠り粉を交代際に盗めると面白いかなと思って採用。
ナッシーを眠らせて削りきるために10万ボルトだけはちょっとだけPPを増やしてある。

とにかく便利で腐らない。考えるのが面倒なら先鋒にすればOKなポケモン。
使い勝手の良さはナンバーワンで、圧倒的な選出率を誇る。
サンダースとの同時選出も当然のように行っている。
ダグトリオやルージュラと相打ちできるというのが非常に大きい。

ルージュラ(ビエネッタ)Lv50
選出率:2/7

HP 171 (F)  
攻撃 95 (9) サイコキネシス(+3)
防御 80 (9) 吹雪(+3)
素早 146 (F) 悪魔のキッス(+3)
特殊 146 (F) 影分身

当初は採用予定が無かったが、考察に進むにつれて低コスト(Lv的な意味で)で使えるポケモンだと判断。
わざわざふたご島に1%でしか出現しないLv37を捕獲している(Lv39では「悪魔のキッス」を忘れているのだ)。
1%厳選はネタのつもりだったが早期に良個体を入手でき、後から評価が上がったので採用。
ニックネームは森永のアイス。ちょっとゴージャスな感じで似合ってるかなと。

技については自分としては驚くほどスタンダードにまとまった。
影分身の替わりに物真似やカウンターも考慮はしたものの。

ケンタロスを警戒しすぎて選出率は低いものの、出した2試合では悪魔のキッスで基点を作り、確実に勝利している。
振り返ってみればもう少し思い切って多用しても良かったかも知れない。

ニドキング(グレープ)Lv50
選出率:3/7

HP 187 (F)  
攻撃 143 (F) 地震(+3)
防御 128 (F) 吹雪(+3)
素早 136 (F) 角ドリル
特殊 118 (7) 眠る

地面だったらなんでも良かった。反省はしていない。
回収用データのサファリで、交換ダミーとして捕まえたニドラン♂が思いの外よかったので採用。
(調べにくい低レベルでも無い限り、捕獲したポケモンは種族や用途を問わず必ず個体値チェックしている)
仮にサイホーンの良個体を引いていたら躊躇無くサイドンを使っていたことだろう。
ニックネームも色繋がりで適当に。

地面は出しにくいという先入観があったが、思ったよりも出番は多かった。
ミラー対策としてサンダースとの相性が良い気がする。

結果的には、大会でよく見かけたラプラスに「角ドリル」で対抗できるこいつを選んだのは正解。
実際、一度それでラプラスを仕留めて勝利を射止めている。
「眠る」は分身サンダース対策だが、正直他の技のほうが良かったと思う。

番外メンバー

育てても自分では使わなかったポケモン。

ゲンガー(わたパチ)Lv50

HP 166 (F)  
攻撃 110 (9) 10万ボルト
防御 111 (F) 妖しい光
素早 161 (F) 催眠術
特殊 179 (D) 大爆発

軽く野生厳選してたらあっさり出てきた記憶がある。
早期に育てたポケモンだが、パーティ内の居場所が無かったのでリストラ。
フリーバトルででも使おうかと思っていたが、当日直前にKGさんの育成が間に合わないという話が出たので、急遽レンタルすることに。
本戦ではKGさんを予選リーグ突破に導くなど華々しい活躍をしたようだ(オフレポ待ってます)。

サンダース(ジンジャー)Lv53

HP 181 (F)  
攻撃 118 (B) 10万ボルト(+3)
防御 103 (1) 二度蹴り(+3)
素早 192 (F) 影分身
特殊 170 (F) 眠る

最初に育てたサンダース。今見ると酷い妥協個体だが、当時はこれでもいいと思っていた。
よりによってポイントアップ投与後に上位互換の個体を引くとは…
これも当日のピンチヒッターとしてどなたかにレンタルしようとしたが引き手無し。

ちなみにニックネームは牛丼(ぎゅうた)の添え物の紅生姜みたいなイメージだった。
実際は同時選出はLvの都合で不可能なのだが。

対戦記録

予選リーグであるリザードンブロックの面々との対戦の記録。
基本的には順番通りだが、メモがバラバラなので一部順番に誤りがあるかも知れない。
自分のポケモンは赤い太字、相手方のポケモンは緑の太字で表記。

手持ちのメモが不完全なので、対戦相手様によるレポートを反映して修正する場合もある。
記録や記憶が曖昧な部分には(曖昧)と記述。
対戦相手様がブログなどを一般公開している場合はリンクさせていただきます。

一通り未完成。他の方のオフレポを見て修正する可能性はある。

 

VS.ルイピカさん

ポケモン Lv
マルマイン 50
ルージュラ 50
ケンタロス 50
カビゴン 55
サンダース 55
ラプラス 55

まずは机の向かい合わせ同士で対戦しましょう、というわけで、いきなりえりきゃんオフの優勝者登場。
スターミーもいないしケンタロスもエースではないので、こちらは55ケンタロスで迎え撃つことに。
地面がいないから先鋒はマルマイン安定、あとはサンダースに強く他のエースにも先制できるニドキングを選出。

初手はお互いにマルマイン。こちらはニドキングに入れ替える。吹雪で攻撃するが(曖昧)ルイピカさんもラプラスに交換。
ここで引いてもしかたないので、一か八か角ドリル!ミスして吹雪に倒れる。
マルマイン死に出し、10万ボルトをあちらもマルマインで受ける。こちらの大爆発で相打ち。

残るは55ケンタロスのみ。踏みつけを初使用!うまいこと怯みや急所が出てラプラスをノーダメージ撃破!
ルイピカさんの残る1匹はケンタロス。お互い体力フル、レベルが高い分だけこちらが有利!
しかし吹雪で凍らせる前に凍らされてしまった。

反省:
ニドキングは対面有利の場で影分身があると良かったかも。

リンク:ルイピカさんによる解説(構築/対戦

VS.Summitさん

ポケモン Lv
ケンタロス 52
フリーザー 52
ダグトリオ 51
ゲンガー 51
スターミー 51
サンダース 51

バランス型だったので55ケンタロスで挑む。
先鋒はマルマイン、あとはルージュラという無難な選択。

1ターン目はマルマインサンダース。電磁波で麻痺させ、向こうは影分身。
次のターンは大爆発。仮に犬死にでもケンタロスで有利を取れる。一応命中した気がするが(曖昧)残る。
死に出しでルージュラ、吹雪をフリーザーで受けられる。
悪魔のキッスで眠らせようとするがなかなか当たらない。
あちらも毒々を撃ってきたがあまり当たらず(曖昧だが、先に影分身を使ったかも)。なんとか眠らせる。

眠ったのでケンタロスに入れ替え(曖昧)。あちらもケンタロスに入れ替えたか、それともフリーザーが倒れてからの死に出しだったか(曖昧)。
とにかくこちらのケンタロスの吹雪で凍らせることに成功し、勝利を収める。

反省:
高Lvケンタロスの強さ(主に素早さ面)を実感。

VS.ビーンさん

ポケモン Lv
ケンタロス 55
スターミー 55
マルマイン 50
ルージュラ 50
サイドン 50
ラプラス 50

今大会において、個人的に非常に重要な立ち回りが見られた。
長くなるので詳細は別ページにて。

VS.まっちさん

ポケモン Lv
ケンタロス 52
フリーザー 52
ダグトリオ 52
サンダース 52
ラプラス 51
ラッキー 51

ケンタロスフリーザーを警戒し、こちらはフリーザーサンダースを用意。残る1体はマルマイン

先鋒はマルマイン。あちらはケンタロス
ダグトリオに入れ替えるかも知れないと思いつつも電磁波を撃つと、あちらはそのまま居座ってのしかかり。
麻痺はしなかったので次のターンに大爆発。あちらもそのまま入れ替えずに受ける。

こちらは死に出しでフリーザー。吹雪で確実に仕留める。
次にまっちさんが繰り出したダグトリオの岩雪崩を喰らうが耐え、これも吹雪で倒す。
最後のラッキーも吹雪ですんなり凍ってくれた。フリーザーの強さを実感。

反省:
サンダースを温存したとはいえ、やや強気過ぎた感はある。
僕のパーティはダグトリオが本気を出すとあっさり壊滅しかねないので。

リンク:まっちさんによる解説

VS.伍段さん

ポケモン Lv
ケンタロス 55
スターミー 55
サンダース 50
ルージュラ 50
ラプラス 50
ナッシー 50

大会前に警戒していたWエースである。当然フリーザーサンダースを入れる。
あとは地面もいないから普通にマルマインかな。

1ターン目にマルマインラプラスが対面。10万ボルトを撃つが居座る。急所に当たってあちらは吹雪(凍らない)。
もう一度10万ボルトを放つとルージュラで受けられた。さっさと処理したいので大爆発。
なんとここで先ほどのラプラスを爆破読みで出され、マルマインを無駄に失ってしまった!

死に出しでサンダース、あちらはルージュラ
分身で抵抗を試みるがあっさり眠らされる。そのまま居座ってPPを切らそうとするが体力が耐えられない。
やむを得ずフリーザーに入れ替えたりしてターンを稼ぐがとても耐えきれない
(記録では、吹雪3発、サイキネ12発を削らせるので精一杯だった)
そのままエースの顔も見ることなく押し切られる。

反省:
爆破読み入れ替えを全く警戒できなかった、自分の勝負勘の無さが浮き彫りに。
また分身を1回でも使っているならサンダースは引くべきではなかった。

VS.シグルドさん

ポケモン Lv
ケンタロス 55
ゲンガー 50
ラプラス 50
サンダース 50
ナッシー 50
ラッキー 50

55ケンタロス対策にフリーザーを出したいところだが、サンダースの出番が薄そう。
ここはこっちも55ケンタロス、遅かったり地面に弱いポケモンが見られるのでニドキング、あとは安定のマルマインかな。

初手はマルマインゲンガー。とりあえず電磁波で麻痺させる。催眠術はミス。
次のターンに10万で削り、あちらの催眠術を受けてマルマインが眠る。
こちらはケンタロスに入れ替え。サイキネを喰らう。
地震を使うが、向こうのケンタロスで受け止められる。攻防の果てにこちらが先に倒れる。

死に出しでニドキング。吹雪に耐えて地震でとどめ。あちらはラプラスを出す。
一か八かの角ドリル!命中!!思わず叫ぶとともにシグルドさんにトラウマを与えた模様(

感想:
今回は一撃必殺が決まって勝てたが、催眠読み入れ替えでニドキングを眠らせるという手もあっただろう。

VS.かざぶきさん

ポケモン Lv
サンダース 51
サイドン 51
ラプラス 52
スターミー 52
ナッシー 52
ゲンガー 52

バランス型なのでケンタロス。初手はルージュラが安定しそう。あとは遅めのポケモンが多いのでニドキング

初手でルージュラサンダースと対面。ニドキングに入れ替えるも砂かけを喰らう。
構わずに地震。あちらはスターミーに入れ替え。確か当たったはず(曖昧)。
吹雪を警戒してルージュラに入れ替え。予想通り。
悪魔のキッスはサンダースに当たる。これでエースが動きやすくなるぞ。

こちらはケンタロスに、あちらはスターミーに入れ替え。踏みつけの怯みが炸裂!(急所にも入ったかな)
次のターンはのしかかりで確実に倒そうとするが、あちらは(破壊光線読みか?)ナッシーに入れ替え。
吹雪で凍ってそのまま倒す。眠ったサンダースと手負いのスターミーも確実に倒すことに成功。

感想:
こちら側のリスクの少ない入れ替えでうまく回せた感じ。

リンク:かざぶきさんによる解説