自作RPGの構想 クラスについて(未整理)

概要

「キャラクタークラス」とは、キャラごとに設定された、冒険における役割を示す。
他のゲームでは「職業」と呼ばれることも多いが、生活における職業とは異なる。

(ちょっと考えてみたけどこのゲームには合わないかも。半端だけど一応残す)

基本クラス

ファイター

特殊な技能などは持たないが、直接攻撃力と耐久力が高く、戦闘においては中心的存在となる。
通常の武器や防具であればほとんどの種類を装備可能。
装備次第で重戦士にも軽戦士にもなりうる。

スカウト

スカウトとはボーイスカウトなどのスカウト。本来は「斥候」の意味。
このゲームではいわゆる「盗賊」的な役割と思っていただければ良い。
罠や通路の発見、物資の現地調達などのサバイバル技能に長ける。
ゲームのシステム上は、高いAPや、戦闘以外のランダムエンカウントイベントにおいて活躍する。
旅を安全に進めたり、アイテムを確実に入手するためにはなくてはならない存在。

ソーサラー

呪文と触媒によって発動する「魔術」の使い手。
世界の理を知り、意のままに操る者。ファンタジー世界における科学者的な存在。
魔術を使用するには術ごとに特定のアイテムを装備している必要がある。
(移動中に使う場合は、そのアイテムを自分かパーティの誰かが所持していれば良い)
ちなみに触媒になったからといって、そのアイテムが消滅したり耐久値が減って してしまうようなことはない。
空気中の分子に働きかけて熱や冷気、電撃などを引き起こす術、
あるいは敵の神経や精神に働きかけ、幻覚を見せたり動きを止めることもできる。
さらに肉体の機能を操作して、遅効性ではあるが回復や解毒を行うこともできる。

クレリック

両手で印を結ぶことによって発動する「法術」の使い手。
法術を使用するには両手に何も装備していないことが条件。
(移動中に使う場合は、武器や盾を装備していても良い)
ちなみにこのゲームでは「魔術」と「法術」の総称を「魔法」と呼ぶ。
理を支配するのが魔術なら、理の外側から働きかけるのが法術。いわば奇跡の体現者。
瞬間的に傷を癒したり、邪悪な生命を土に返す術が代表的な法術だが、
中には攻撃的な術や、スカウト顔負けの探索術も存在する。

上級クラス

1つの基本クラスを極めるパターンと、2つの基本クラスを複合するパターンがある。(昇格の条件は考え中)
全ての面で基本となったクラスを上回り、さらに強力な力や特殊な能力を持つ。

ウォーリア(ファイター+ファイター)

直接戦闘のエキスパート。強靱な肉体を持ち、すべての武器と防具を装備可能。
(ただし魔法系の装備は本来の力を発揮できないこともある)
特殊技能こそないが、戦闘における総合能力は最高であり、強敵との戦いには無くてはならない存在。

レンジャー(ファイター+スカウト)

戦闘と探索に長け、野外活動におけるサバイバルの名人。
ウォーリアが戦闘の達人なら、レンジャーはより総合的な冒険の達人である。
長旅においては心強い味方となるだろう。

アーティフィサー(ファイター+ソーサラー)

戦闘と魔術、2つの技術の使い手。
武器や攻撃魔術を使いこなすだけでも強いが、真価を発揮するのは武具にその魔力を注入した時。
何の変哲のない武器でさえ、自らの「祭器術」により強力な「アーティファクト」へと姿を変えることで、
属性を付加したり威力を増強することができる。ただし、耐久値の消耗も倍加する。
(祭器術の効果は、ホームに戻るか、アーティファクトが術者の手を離れた時点で消える)
MPとアイテムさえ充分ならば、最強の攻撃能力を誇るクラスである。

パラディン(ファイター+クレリック)

神に仕える戦士。戦闘技能と法術をマスターしている。
法術を使う際は両手を空ける必要があるので、本来は武器による戦闘とは相性が悪いのだが、
移動中から恒常的な強化を行える「守護術」だけは別。
戦闘が終了しても持続する効果は、転ばぬ先の杖となってパーティを護るだろう。

エージェント(スカウト+スカウト)

いわゆる「忍者」的な役割を持つ、特殊任務のエキスパート。
あらゆる障害を克服して目的を遂行する。ダンジョンへの「潜入」は特に得意とする分野。
エンカウント自体を有利に進めるのはもちろん、先制攻撃の成功率や逃走率が非常に高い。
時にはエージェントのみ(もしくはエージェント1人!)での慎重な探索が求められる場合も。

ドルイド(スカウト+ソーサラー)

自然とともに生きる魔術師。自然の力をそのまま利用する能力を持ち、
今いる地形そのものを利用した特殊な魔術「地相術」を使用することができる。
総じて消費MPの割に強力で、広範囲に効果をおぼよすのが特徴だが、
そのエリアに出現するモンスターとの相性も考慮すると、エリアごとの得手不得手が激しいのが難点。

モンク(スカウト+クレリック)

厳しい環境にて鍛錬を重ねる修行僧。
特殊な法術「気功術」で「気」の力を纏い、素手の状態でも高い戦闘能力を誇る。
それにより、戦闘中に法術と白兵戦を両立できるという貴重な特徴を持つ。
気功術は素手による攻撃や防御の際に自動的に発動し、消費MPは微少。体力さえあれば長期間戦い続けることができる。

ウィザード(ソーサラー+ソーサラー)

魔術のエキスパート。天変地異とも見まがう強力な「天魔術」を使いこなす。
遠距離攻撃や範囲攻撃において、このクラスの右に出るものはいない。
自動発動する防御魔術のおかげで耐久力にも優れるが、MPが切れるとほとんど何も出来なくなるので要注意。

フィロソフィア(ソーサラー+クレリック)

知を愛する賢人。魔術と法術を両方とも使える唯一のクラス。
専用の術こそ持たないが、使用できる魔法の種類が最も多く、MPも非常に高いのが強み。
あらゆる知識に通じているので、薬品や機械などの特殊なアイテムを使用することも出来る。
直接戦闘は苦手なので仲間によるサポートが欠かせないのが難点。

ビショップ(クレリック+クレリック)

法術のエキスパート。「秘法術」によって神の代行者とも言うべき奇跡の力を発揮する。
味方全体を瞬時に全回復したり、あるいはMPすらも回復することもできる。
ただし奇跡の代償は凄まじく、術によってはホームに戻るまで復帰できなくなる状態にすら陥る。


細かいこと色々

連語や造語はあまり好きじゃないので、クラス名は普通の英和辞典に載っている単語をチョイス。
「アーティフィサー」あたりはかなり強引だとは思う。
同様に、上位の術の系統も「辞書に載ってる二字熟語+術」という形に統一。
最初は「○魔術」「○法術」に統一しようかと思ったけど語彙が足りなかった。

宗教的な単語がごっちゃになっているのも気になると言えば気になる。
一応「表向きは一大宗教が広範囲を覆っているが、取り込まれた土着の宗教も『宗派』として生き残り共存している」みたいな世界を構想。


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