マリオvsドンキーコング

任天堂 2004/06/10

公式サイト

レビュー

3DSのアンバサダープログラムのダウンロード版をプレイ。
3DSの十字キーは扱いにくいが、本作は斜め入力が不要なのでまあまあ快適にプレイできた。

知名度がいまいち低い気がする、ゲームボーイ版のドンキーコングの事実上の続編。
スーパードンキーコングではなく、マリオが主役で敵がドンキーのやつである。
マリオの基本性能は初代ドンキーコングを準拠に、逆立ちやバック転などの特殊アクションを追加。
パズル要素の強いアクションゲームが10年越しにまさかの復活。

ミニマリオ人形を盗んだドンキーを追いかけるというストーリー。
レディもしくはポリーンや、ピーチ姫も登場しないので女っ気が無い。どうでもいいか。

前作と比べるとギミックのバリエーションは減っている。
例えば水中面や氷の床、突風、毒キノコなど、今作に登場しない要素は数多い。
逆に、今作で追加された代表的な要素はカラースイッチ。
スイッチを押すと同じ色の足場やハシゴが出現するが、他の色のものは消えてしまう。
ほぼ全てのステージにこの仕掛けが登場しているのが特徴。
仕掛け自体はシンプルだが、ステージごとの使い方が実に奥深い。

前作にもあったタイムアタックはスコアアタックとしてより強化された。
タイムボーナスはもちろん、敵を倒したスコアや、ステージごとに隠されたアイテムボーナスが重要。
ステージごとに目標点が設定されているので、まずこれを目指して熱くなれる。
スコアはステージごと独立しているので気軽に楽しめる。
規定スコアを達成するとスターを獲得でき、スターが集まると高難度のチャレンジステージが解禁!

前作ではわけのわからないオリジナルの敵キャラが多かったが、
本作ではヘイホーやパックンフラワーなどの常連キャラが数多く登場。
前作では無害だった敵に接触ダメージが追加されたりしてちょっと辛口?
あと当たり判定がやたらシビアに感じるのは気のせいか?ファイアヘイホーとか。

1ワールドは全8面構成。そのうち第7面はミニマリオを誘導する特殊なステージで、
第8面はドンキーコングと対決するボスステージとなっている。
ボス戦では前面で集めたミニマリオがライフとして機能する。もちろん温存すればクリアボーナスだ。

通しでプレイすると絶妙な難易度設定を感じる。単純に面が進むごとに難しくなるのではなく、
明らかに簡単なステージが紛れ込んでたりしてうまく緩急がついている。
難しいステージにしても、その理由はアクション要素だったりパズル要素だったり、
またクリアすること自体が難しかったり、クリアは容易だがスコア達成が困難だったり、様々なパターンが存在。

全6ワールド48ステージをクリアして終わりかと思ったらエクストラモードが出現!
裏面のようなものかと思いきや完全に新ステージ。しかもボス面以外ではミニマリオを扉まで誘導する必要があり、
ゲーム性ががらりと変わる。これは良いサプライズだった。

全体的には非常に良くできたアクションパズルなのだが、一つだけ苦言を呈するとしたら「残機システムが蛇足」。
ステージごとにノーコストでコンティニューが出来るので実質的に残機の意味がない。
前後半に分かれたステージの場合、残機があれば後半から再開できるメリットがあるが、
スコアやタイムがリセットされるので完全クリアの役には立たない。
(ちなみに残機を消費してステージをやり直すことも可能)
エクストラモードでは各ステージが独立1面構成なので完全に無意味。
ステージ内のアイテムを集めると残機獲得のボーナスゲームが始まり、これもすぐ煩わしくなる。

そもそも残機システムなんてものは100円玉を回収する必要があったアーケード時代の名残、
もしくは低ボリュームをプレイ時間で誤魔化すしかなかった暗黒時代の産物に過ぎない。
マリオシリーズでは最近のものでも様式美でしかない残機制を採用しているが、もういい加減にしろと。

まあ昔からゲームをやってた人ならそんなに気にならないかも?
任天堂アメリカが制作した、ちょっとクールな雰囲気の良質パズルアクションを堪能しよう。


最終更新日:2012/04/12

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