がまぐちがえるのたねあつめ かげやままき 作・絵 フレーベル館キンダーおはなし絵本2015年9月号 がまぐちがえるのお話の2作目になりました。 最初に梅雨から初夏にかけてのお話を描いたので、次は秋を描きたいと思っており、最初はスズメバチにちかよったお話を考えていました。 途中で色々ご意見をいただく中でその形で作ることは叶わず、何年か過ぎてしまったのですが、ある時、カメムシの臭いと人の加齢臭の成分がとても構造も近い親戚のような間柄らしいという記事を読んで(炭素の数が少し違うくらいなんだとか・・)臭いに悩む?カメムシを登場させてみたいと思いました。 しかし、とっくり蜂のことや、煙突ドロ蜂のことや、自分の中で断片的にいれたいものがいくつかあって、それらをつぎはぎした雰囲気になってしまった感もあります・・。 絵のほうでは、つゆくさじむしょのお話に比べると、外の場面が多く、様々な草花がみられる野の様子の描き方に悩んだところもあり、線の描き方などが不安定でみづらい場面もあったかと思うのですが、 家のまわりでみる野菊や、さるとりいばらの実、家の裏にある銀杏の木のこと、りんどうの花など、秋に描きたかった草花は、色々描くことができました。 |