■ レヴュー頁のこと 投稿日:2014年06月15日(日)


以前「どうせだから、追加要素や強化要素を入れたい」と考えた中に、頂いた要望も踏まえてもう少々詳細を添えてみようかと悩んだのですが…
←これまでも、お試しで「■=男性可?マーク」をつけてみています
(無い頭を使ってできる限り多方面から検証しましたが)どちらもこれ以上は難しい。と結果を出しました

お薦めマーク等は攻撃性の高い方を悪戯に刺激しかねないし、男性可マークもこれ以上は的外れになるだけなんじゃないかな〜とグルグルしている次第で

私のレヴューは個人的な嗜好で書いたものであり、他人にその感想を主張するものでも、一般的(絶対価値)の下で薦めるものかというと、そんなことは全くありません

けれども拘りや主張が他者に対して強すぎる方は、時に「何で!××(←その人の拘り)なんて最初から解っている事(←お前にはな 笑)だろう!基本だろう」か「君の意見・思考・嗜好は間違っている(自分の意見は正論である)文句があるなら議論しよう」攻撃をしてくる事があって、正直ゲンナリしちゃうんです
更にその場で言わずに影で叩く方とかは問題外ですし

すみません、昭和の曖昧な日本人典型で…猜疑心のある微笑み六割で、出来ております(苦笑)

2013/03/02 2014/06一部改稿修正


■ 世界は狙われている3作品01 投稿日:2014年06月15日(日)


「宇宙からの侵略」

グローバルな非日常設定にも係わらず、ミクロな日常設定を含めば含む程、良質コメディの匂い漂い始める設定
バカバカしさこそ、神の造りたもうた楽園だときっと宇宙は知っている、そんな世界は狙われている3作品




なんDAそれ!?

白桃花

◆タイトル なんDAそれ!?
◆ジャンル 学園ファンタジー?ノベル
◆対象 全年齢
◆ツール 吉里吉里/KAG
第3回One dot contest出品・優秀賞受賞作品


【注意】
この作品は、シュール・アホ・バカ・
下ネタ要素を含みます。
プレイする際には十分にお気をつけて
プレイしてください

〜サイト内ストーリー紹介文引用



「男性ながら回りに押されて魔法少女になってしまう主人公」自体は昨今の男の娘ブームも手伝って新鮮味には少々欠ける感もありますが、この作品はあまりにも主人公の影が薄く(周りが濃すぎる分 笑)全く美味しい所を得られない部分が他と異なり、ギャグを盛り上げています
このタイトルは読み手に突っ込ませる言葉なのかと思ったら、主人公の叫びなのですね(笑)

擬人化等はあまり得意な分野ではないんですが、主人公(という命名だってのに)の余りの憐れさに
「せめてアシスタントの携帯が美少女(人型)ならねえ…。口の悪さもご愛嬌になるだろうに」
と同情することしきり
世界平和には犠牲がつきもの。どうか吹っ切れるまで、突き抜けていって下さい…(笑)

教訓:不信な携帯を見かけたら迂闊に近寄らず、警備員を呼びましょう

(流れでうっかり警備員が魔法少女になったらもっと恐ろしい展開になるかもしれませんが…)

さてOne dot contestは毎回盛り沢山の製作条件制約の下に開催されるのですが(期間を含め)そこで「フルボイス・テーマソング有り」の仕様を揃えてくるだけでも、かなりとんでもないです
それこそ「なんDAそれ!?」ってココにも引っ掛けてあるのか?と突っ込みたくなります(笑)


◇他にプレイにした白桃花さんの作品
◆ボクとポエ
別記
◆RoseRose〜バラ薔薇〜
別記
◆Braver's Tail
別記




間空間

◆タイトル 魔法少女セツミ!〜ナイショのバカンス編〜
 ※ 注:タイトルは本編とあまり関係ありません
◆制作 間ふうら
◆ジャンル 変身ヒロインと悪役がラブコメする男心揺さぶり乙女ゲーム
◆対象 全年齢
◆ツール LiveMaker
→男性可?


「あのね、お姉ちゃん。実はわたし………魔法少女なの!」

なんと妹はバトルヒロイン系魔法少女だった!
妹不在の3日間、彼女に代わり、
魔法少女となって、世界の平和のために戦うことになった主人公『みやこ』。

そんな彼女の前に、敵対勢力の四天王の一人、レイ=コークが現れる。
何の因果か、彼は変身前の主人公に惚れてしまい…!?

〜サイト内ストーリー紹介文引用



これも巻き込まれ魔法少女のお話
しかも彼氏と旅行にでかけた妹魔法少女の「代役」という理不尽設定
芸能人と魔法少女は「ノット日常=魅力」故に、身内じゃないからこそ夢が持てますね(笑)

いえ、妹自体は姉思いの良い子ですが、アシストの宝石野郎がこれまた性格劣悪でね…(しかもロリコン+熟女好き)恋におちる敵将軍レイさんの方が余程純情、かつ礼儀正しい好(宇宙人なので、地球実年齢は解らないが)青年です

勿論、国どころか星ごと違う殿方なので所々文化の相違はありますが、基本的には性格が良く、地球侵略という使命すら何か「なかなか業績のあげられないサラリーマン」の悲哀に見えてきます
レイさんは撤退EDの場合失業してしまうのだろうか…はっ!魔法物定番設定ならボスに抹消パターンか?あわわ…
そして主人公も魔法少女代役という非現実を背負いながらも、越してきたお隣さんが地球侵略者と聞いて
「そんな、回覧板を持って行く時きまづいじゃない」
発言等、常に地味で一般人A設定に元づいている所がまた笑えます

いや、リアルでも回覧板だの近所付き合いは緊張しますからねー

私もご近所付き合いを大方良好に保てているとは思うんですが、ある理由で隣が少々面倒臭いんですよ
時に宇宙人略歴よりやっかいかもしれん…(苦笑)

ご近所恋愛や魔法少女に憧れた事のある方(両方憧れるようなキャラはリアルでは滅多にいないか…)は、ぜひプレイしてみて下さい

※ 軽い戦闘必須ですが、かなり主人公優位な作りになっているので敗退することは殆どないかと思います
但し負けなければ見られないEDもあるので、むしろその調整の方が大変かも?




コメディクライム

◆タイトル EVC〜異文化コミュニケーション〜
◆制作 コメディクライム
◆ジャンル 異文化コミュニケーションノベル
◆対象 全年齢
◆ツール 吉里吉里2
→男性可?
※ 2011年限定4月公開。現在はDL出来ません



当初は異文化「交流」というより「搾取」状態の宇宙人が次第に主人公に惹かれて葛藤する様が愛らしいです
(但し基本地球外生命体なので、彼の衝動はかなりグロい 笑)
普通こういった設定では宇宙人も地球生命体タイプになっているものですが、この作品ではまんま…
「油断させるなら、せめて犬猫形態くらいにはしようや」と侵略レクチャーしたい衝動に駆られます
勿論、この形態で「恋愛」していくからこそ、味な作品に仕上がっているのですが

宇宙人の形態を画面で追っていく内に「そういえば、地元県で出土される某土偶も宇宙人だという説があったなあー」と思い出しました
←一寸似てるよね…(笑)
生きている間は決して出会わない二人がデュエットする場が食卓(例:イカとゴーヤの酢和え)なら、まあ普通出会う以前の問題の二人がなんでもありなのが二次元!

そんな言葉が聞こえてきそうな素敵な出会いでした…多分

短編ながら、簡易育成おまけもついていて、なかなかお得な作品です


◇他にプレイにしたコメディクライムさんの作品
◆上を向いて歩こう
ここまでタイトルに忠実な作品って余りないような気がします
意外な素顔の彼も想像通りの彼も…最初から主人公が一番意外ですが(笑)
◆猫と断末魔/創世記1:31/エミーリアの月曜日/きたなくてへんてこきみょうな/スクレシー
別記

2011/08/28


■ ショタイタい件01 投稿日:2014年06月15日(日)


やっちまった感が高いというか、また大切な物(主に世間体)を一つ失った特集(笑)
女子は総じて年上が好きらしいので、小さな攻略対象に抵抗がないと「歳くってるから」と言われがちですが、私は10代の頃からむしろ年上の方が駄目だったので(ある占いによると「目上運」なるものが欠けているそうで…確かに年上の包容力に憧れたことも遭遇したこともない 笑)この歳になってようやく歳の差年上攻略対象も受けいれられるようになった次第です
といっても実質ただの子供好きで、恋愛に関しても「仲人」感覚プレイヤーなんですけどね…(笑)




えむす

◆タイトル 夜のまもの
◆制作 もしの(サイト名 えむす)
◆ジャンル 女性向けショタADV
◆対象 全年齢
◆ツール LiveMaker



以前も書きましたがホラー物の恐怖は大まかに「B級ホラーによくある化け物がいきなり出てきて流血暴力タイプ」と「心の隙間に入り込む心理描写タイプ」に分かれると思います
私、前者は怖くない(どちらかというと出現の驚きの方が強い 笑)んですが、後者はえもしれぬ余韻が残り、しばらく思い出してはヒヤッときます…恐怖点がそこなんでしょうね(笑)

この「夜のまもの」も後者タイプで、読み手は「いつか何かが起こるのだろうな、今も何かの複線かな、もう取り返しがつかないとこまで進んだのか」とドキドキしつつ、本当の終盤までは日常のやりとりにほっこりしながら(+ショタににんまりしつつ)見えない恐怖を「見て」いく…こええ
何処までが魔物の仕業なのか、魔物の仕業ではあってもこれも現実なのか?等の曖昧な表現が大変上手い
淡々と付かず離れず入り込んでいく魔物…一番怖かったのはバットエンドでも主人公が不幸ではないような感覚に落ちるところでした
←結局一番欲っしていた物はこの形でも得られたのだと思うから

ショタだけに注目していくとつばめ君はクール系(というよりやさぐれ)ツンデレショタで(しかも鳥類だよ←鳥好き 笑)妙なこだわりを持っていたり、つれそうな態度でありつつも結局は主人公の天然に振り回されていて、可愛いです

短編ですので、小時間の空いた時にサクッと読めるかと
ショタに抵抗がなければぜひプレイしてみて下さい


◇他にプレイにしたもしのさんの作品
◆猫ノ目
金持ち館の抜け穴とか、ワクワクしますよね!
ぼっちゃんの目玉にもう少しでかい秘密が(明かされていないだけかもしれないけど)あるのかと勝手に勘ぐってしまいましたが、お話の焦点はそこじゃなかったのね(私のバカ)
攻略対象のどちらとも「いつかまた〜」で終わってしまうので、乙女糖度は低いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはこれくらいで充分。綺麗に纏まっていたと思います
◆さようならの朝
「さようなら」という言葉の微妙さが生きているお話だと思いました
この言葉は対象が個体なのか事象なのか(両方なのか)軽いか想いか、リアルでも範囲が広く時には辛辣な表現だと感じます
乙女ゲーとしては軽く「女嫌いにもさようならでよかったよかった」で纏めておきたいと思います(笑)
◆カスタード・マスタード
大人の余裕で大様に構えている訳でもグイグイひっぱる訳でもなく、でもやはり年上なんだなーという、童顔とのギャップ魅力のオヤジショタ(笑)店長が可愛い
主人公との焦れ焦れ感が溜まりません
◆冷たい熱/愛と誠/けもの道/逆転シンデレラ/靴
別記




スウィートデーモン

◆タイトル SweetDaemon
◆制作 komugi
◆ジャンル サウンドノベル
◆対象 全年齢
◆ツール YU-RIS



「人の心に働きかけ、その者を不幸にする」悪魔の試験に挑む悪魔少年とお目付けの短編
悪魔の試験ですから不幸に纏める事が合格ラインなのですが、結果は…
しかも悪魔少年自体も(自分には)残念な結末に喜ぶ始末…「悪魔としてはどうよソレ。生まれるとこを間違ったな少年」と思わせておいて、斜め上からのラスト。笑わせて頂きました
ピン悪魔としての就職は無理そうなので、どこかで良い使い魔にでも雇って貰われることを願ってやみませんが、例の才能を生かしてなんとなく生きていける気もする…うん、意外に心配ないのかもしれません(笑)

※ システムに使用されているこのYU-RISツールは私のパソコンでは初回機動プレイがどうももたつくというか
(不思議と回数を重ねるとスムーズになっていく(但しセーブはやはりもたつく)何か読み込むのに時間がかかっているのかな)
まだまだ途上のイメージがあるのですが、OSも選ばずカスタマイズ度も広そうで注目しているツールでもあります
一寸いじってみようかなー




ボクとポエ

白桃花

◆タイトル ボクとポエ
◆ジャンル サウンドノベル
◆対象 全年齢(一部に少々グロ表現有り)
◆ツール 吉里吉里2
第四回One dot contest出品・優秀賞受賞作品



私のどうでもよすぎる琴線「ロリ・ショタ・爺婆」「オールキャスト」等がありますが…そう「九十九神」的な物にも弱いんですよ
やめて!ぬいぐるみとか!付着したホコリとカビだけで泣けそう!(笑)

展開は序盤すぐ読めてはしまうのですが、読めるから萎えるという訳ではなく、むしろ読める故にポエが可哀想で可愛くて…特にEDムービーのカットとか…ううう(泣くな 笑)

かなりザクザク物を捨ててしまう反面(片付けられない女ではない。むしろ捨てすぎると「なんでも取っておく年寄り」両親に大不評)思い入れのあるものは相当地味地味と使い込む方ですが、引越し云々も多かったのでこの歳になるとさすがに子供の頃のぬいぐるみは処分してしまったなー
勿論忘れてはいませんが。このお話を読んでまた彼らを思い出しましたよ
(ちなみに私が最初に買って貰ったぬいぐるみ(熊)の名前はポカ。ポカポカ暖かいから。当時からネーミングセンスが無い 笑)

さて、このお話の主人公は男性なのですが…作者さんのブログを読んで初めて「ボーイズラブくさい」要素が入っていると気が付きました
ポエが主人公にガキの癇癪暴力を振るわれていたという内容があったので、女子ではどうしても共感性が強い(悲しい時は一緒に悲しんでくれる対象としてみてしまう)ので、その辺やりにくいからかな?と勝手に解釈していました
追加版の方ではボーイズラブくささが増していて「そっち方面で男性主人公だったのか」と納得しましたけど(笑)
基本版もまだ頒布しているようなのでBL系が苦手な方はそちらをDLした方が良いかもしれません
(但し基本版は少々声が聞きにくく、ポエ側の視点等がないので、平気なら追加版の方がお奨めです)

誰もが通る道だけに、じんわりくる
ストーリーと一緒に「思い出すこと」を楽しめる作品だと思います

余談:
なんでぬいぐるみって、目が緩んでくるんでしょうね?
私のぬいぐるみも例に漏れず、目が一番先に取れました(首の後ろから手を突っ込んで引き戻していた 笑)
持って歩くなら手足の方が先にイカれてきそうなものですが?不思議

◇他にプレイにした白桃花さんの作品
◆RoseRose〜バラ薔薇〜
別記
◆Braver's Tail
別記

2011/08/28


[BACK] [NEXT]

Weblog©Copyright ChamaNet