SpyderZagato
     
       

マセラティと言えば、「サーキットの狼」の洗礼を受けた、
私達の世代では、スーパーカーブームの頃の ボーラやメラクを思い出します。 現在のマセラティは、
デトマソ傘下の時に誕生したBITURBOから続くV6・V8 エンジンの系譜が続いています。
フェラーリ傘下となった今の3200GTもシャマル・クワトロポルテのV8のリファインです。
さてスパイダ ーザガートですが、
BITURBO時代にオープンスポーツとして登場したBITURBO SPYDERに端を発し、 87年にSPYDER ZAGATOとなったようです。
BITURBO SPYDERは、ベースデザインがBITURBOですので、 ZAGATOよりやや角張った顔つきをしてい ます。
また、日本仕様では、2.5Lです。(ZAGATOは2.8L)
ZAGATOネームは、もともとSPYDERを創る時、 ZAGATOが幌のデザインをしたと聞いてますが、
今の所本当かどうか分りません。何方か教えて下さい。
って書いて、 全然アップデートしないものだから、
肝心な情報を皆さんにお知らせできませんでした。 HPを開設してから、マセに造詣の深い方より、情報がありました。 Zagatoが幌のデザインをしたのは確かのようです。
と言うより基本的にZagatoがBiturboのSpyderを造る時にリファインをまかされたみたいです。
しかもSpyderは名前だけではなく実際ZAGATO工場で造られています。
カリフと兄弟車ですが、ベンツのSLのように、ハードトップを付けたり外したり出来るような、
Spyderの計画もあったようですが、
屋根付きのままカリフとして出したのは正解だったのでは ないでしょうか。
その後シャマルへと進展するわけですから。 Zagatoネームが付いていますが、Spyder Zagatoと呼ばれるのは日本だけのようで、
サイドのZAGATOバッチはBITURBO時代より付いてますが、
正式なロゴではなく、普通の書体になってます。 そう言ったとこを見るに、MASERATIがイメージアップの為に
当時青息吐息状態のZAGATOに 工場を提供させ、ZAGATOネームを付けて売ったと、
勘ぐってしまいますが、
会社的に力も衰えていたZagatoに、MASERATIが手を差し伸べたというのが、
真相のようです。