ひとりごと! いいはなし! 第5章 |
感動の日々
54年前、太平洋戦争終結の日、私は中学2年生で14才であった。
14才と言えばなにかと近年話題になる年であるが、
これまた近年話題になる北朝鮮のピョンヤンは暑い夏であった。
軍国少年の私はグライダーの練習のため特攻基地の平壌飛行場で
ほとんど聞こえないラジオの前に並んでいた。
その日も私達の帽子を振る中をいつもの様に特攻機は飛び立って行った。
14才まで軍国主義の教育を受けた私は、その日を境に
180度転換した、民主主義の教育を受けたが・・・・違和感はなかった。
政治や教育そして社会的な背景によって人はどうにでもなるような気がする。
北朝鮮の様子をテレビを見ると、戦前の私達の姿をダブって見る思いがする。
戦前、戦中そして戦後のことを知る人は段々少なくなってきた。
私達は激動の体験を多くの人に話さなくてはならない !!!。
中国に、親は風・・・子供は鳥 という諺がありますが
巣立つて行く鳥、親は共に飛んで行くわけにはいかず、
巣立つ鳥に、良い風を送るのが親の役割だという。
3年前の8月の暑い日に長男は結婚した。
私は、美しく、可愛いい娘が授かったと大きな喜びに包まれた。
その日の 主賓の祝辞 その一節です・・・・・
感動という言葉は今も生きているか?
感動は受けるものか与えるものか?
現代は感動を受けることも、与えることもしない、あまりにもクールである。
若い時代に、かけがえのない人生・・・仕事や社会そして家庭の中で
感動の素晴らしさを 人々に与え、好奇心をもって
自分自身でそれを受け止める習慣を身につけることが大切だ!
多くの人に感動を与える、人生を!2人で!
その言葉を、はつきりと思い出します。
ある本で読んだ 何でもいいから1日に1度は感動するのが
充実した人生であり、長生きの秘訣である
夏の日に・・・感動の大切さを思い起こしている!
富士山頂のご来光 野辺に咲くリンドウの花