ひとりごと!いいはなし!第4章 |
母なる海
父よ あなたは 強かった 泥水すすり 草をかみ・・・
前章で「どなたかこの歌詞をご存知なら教えてください」の
ひとりごと で 翌日電子メールが届いた・・・
若い日に船会社の陸上勤務中に机を並べた先輩Oさんからである。
若かった、新婚だった、私たちは大阪梅田の地下で串カツで一杯やっては
彼は阪急で私は阪神で千鳥足になりながら、帰宅するのが常だった。
その店はキャベツの食べ放題が魅力で・・・昭和ヒトケタ生まれの私たちは
コップ酒で議論をしたり夢を語ったり、将来への希望に輝いた時代だった。
当時全く考えられなかったメディアで40年ぶりに結ばれて、私は感動した。
O先輩の電子メールで教えて頂いた 「父よあなたは強かった」の一節である。
父よあなたは強かった 夫よあなたは強かった
兜も焦がす炎熱を 骨まで凍る酷寒を
敵の屍とともに寝て 背もとどかぬクリークに
泥水すすり草をかみ 三日もつかっていたとやら
荒れた山河を幾千里 十日も食べずにいたとやら
よくこそ撃って下さった よくこそ勝って下さった
父よ、夫よのところに私の名前を入れて・・・ひとり歌ってみた。
忍耐、耐えることの大切さが分かりました!
父や夫と呼ばれてる方・・・歌ってみては如何でしょう?
昭和39年(1964年) 欧州航路H丸で スペインのバルセロナに寄港した。
カスタネットで踊るフラメンコ、人々は オレーオレーと掛け声を送る。
私たちは自分の住む町を胸を張り誇りに思うだろうか?
コロンブスの新大陸アメリカを発見した
サンタマリア号が岸壁近くに復元されていた。
船の長さは20メートル、排水量224トン
大型のヨットほどの大きさしかない
古い海賊船のような木造の帆船で
コロンプスは新天地を探して大西洋を横断した。
” 海は人々に 新しい希望をもたらす
" 眠りが夢を運ぶように ”
(コロンブスの言葉)
海に面したラ・パス広場 カスタニータを打ち鳴らし
遠くアメリカ大陸を指すコロンブス像 フラメンコを踊る セニョリータ
海という字の中に母という字が組み込まれていることの意味深さを感じた。
海は母のように広くゆったりとした存在である。
私は船員だった頃、よく船首に立って、地球が円く見える海の彼方を眺め、
子供のように・・・ 海は広いな 大きいな・・・と歌った。
(この小学唱歌も忘れてしまった・・・どなたか教えてください)
今回は 「海の日」 海のはなしになりました。