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第19章    ひとりごと! ひとりごと! ひとりごと!

国立がんセンター、日曜日の待合室はボランティアによるミニコンサートが

開かれることが多い。 ギターの調べ、アンコール曲は

「夏の思い出」。  私は涙が止まらなかった。

    今年2001年の夏の思い出は 肝臓がんとの闘い! 

入院したことのなかった私は15章以降で述べた様に・・・1年の間で5回入院し

3回手術で2つの がん を抱えることになった。

膀胱を全摘出して、転移を心配していたが・・・

今度は肝臓に陰があり検査したところ原発性の肝臓がんが見付かった。 

幸い早期の発見、エタノール注入による治療で

今年の夏の思い出は肝臓がんとの闘い! 

1ヶ月後の検査でその効果が判明するが

転移と再発の爆弾を抱えて・・・古希を迎えることになる。

来年2002年の夏の思い出は 明るく 明るい 思い出を作りたい!!

                                                             

           いいはなし! いいはなし! いいはなし!

             毎年感じることだが・・・  夏の終わりはひどく寂しい・・・

東京築地の国立がんセンターからライトアップされたお台場の大観覧車をみて、

若い日を・・・過ぎ去った日々を思い・・・明日への生き方を思った。

ドイツの詩人へルマンヘッセの遺作にはこう書いている。

なおーーー夏

なおーーー冬

  私達人間は老いる生きもの、病む生きもの、そして死ぬ生きもの。

生老病死はすべての人に四季のように必ず訪れる。

2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで死亡すると言われている。

患者のことを英語ではPatientという。”苦しみに耐える人”の意味である。

耐えることについて聖書はこう伝えている。

 試練を耐え忍ぶ人はさいわいである。(ヤコブ1-12)

 あなたがたの会った試練で、世の常でないものはない。神は真実である。

あなたがたを耐えられないような試練に会わせることは

ないばかりか、試練と同時に、それに耐えられるように、

逃れる道も備えて下さるのである。(コリントTの手紙10-13)

 

生き方の選択は、私達が何か深刻な問題に直面した時に迫られるが

次の様に歌った信仰者がいる。

たとえ、世界が明日終わりであったとしても、私はりんごの木を植える。

宗教改革者のマルチン・ルターが遺した言葉だという。

なにごとも集中して全身で現在を生きよう!

有限の人生を 限られた日を

安らかに 満たされた人生を 1日でも長く生きたい、送りたい!!

     

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