第14章
ホームページを作り1年余、「充実した人生を送られたのですね。」
メールで感想をお寄せ下さる方々に申し訳ありませんが、
わたしは人生を振るかえる空しさを痛いほど感じているのです。
かけがえのない私自身の人生!!これで良かったのかと・・・・
聖書に人生は空の空である(伝道の書)
チャンスを生かして用いなさい(箴言)の言葉があります。
私にチャンスを生かして1歩踏み出す勇気があれば
私の人生は全く違ったものになっていたかもしれない・・・・・
そう思うと何か取り返しのつかない道を歩んだような気さえするのです。
私は最愛の息子や娘に、好きなように、思ったように
生きていってほしいと願っている。 私は人生残り少なくなり
若い日の数々の思い出が鮮明に蘇るのを止めることが出来ない。
私は今・・・・土俵際で あれもしたい、これもしておきたいと・・・
やり残したことを完成させたいと思っていますが、
そのエネルギーが足りない!!。私は欲が深いのでしょうか?
シドニー五輪マラソン代表が決まった。
日本記録は42.195キロを2時間6分57秒だそうである。
スポーツに縁のなかった私を目覚めさせてくれたのは近所のスポーツクラブである。
会費を1年分前納したので、行かなきゃ損損になりそうで珍しく続いている。
若い人に交じりエアロビクスや水遊び・・・若い人の動きの良いこと。
私の体の重く、硬く、動きの悪いことを痛感しながら・・・半年が過ぎて、
気がつくと,毎年何度も風邪を引いては体調を崩していたが、
初めて風邪を引かずに春を迎えていた。
鳥羽一郎の演歌「男の港」で唄われた
美しい海に囲まれたコースを走る、
九州最東端 鶴見町で 第1回 男の港マラソン があると聞いて
早速トレーニングをしたら、なんと3キロでダウン!!
走るなんて簡単〜・・・と思っていたら大間違い!!
同世代の友人2人から「フルマラソンを4時間・・・で完走しました」
写真入の年賀状を頂いたことを思い出した。
よ〜し60才以上5キロにエントリーだ。
スポーツクラブで走ってみると5キロ40数分である。
日本記録を調べたらなんと13分13秒、ウ〜ン!!と唸ってしまいました
当日か来た・・・参加料を前納したので、弁当とTシャツ目当てで参加した。
初めてのマラソン、スタートは良かったが、抜かれること抜かれること・・・
そして腰から下の重いこと・・・なにか引き摺って走ってるみたい。
中学生から87歳までの男女 113人中 103番目のゴールでした。
優勝は中学生16分台、 私は32分台、 そして87歳の人が43分台の完走でた。
87歳のランナーに会って私もあと20年走れたら良いナ! と思いました。
人生はよくマラソンに例えられますがマラソン初体験は、
体力・技術・精神力・気力を 養うことの大切さを私に教えてくれました。
水の子灯台 男の港