SUBARU Vivio bistro (5MT)1997年モデル

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近所の駐車場にいたので,描いてみました。

  レガシィの代車が軽のヴィヴィオ
これは試乗ではなく,レガシィをクレーム修理に出したときの代車です。セールスマンに「代車はレガシィのオートマでないといけませんよねぇ」と聞かれ,「早く確保できれば,軽でもマニュアルでも,何でもいいですよ」と答えておいたら,本当にマニュアルのヴィヴィオが用意されていました。そんなことで翌日から職場に乗っていったら,同僚たちに「3台目を買ったの?」といわれてしまいました。「普通,レガシィの代車に軽自動車なんか出すかぁ?」と,意外に思われたようです。そんなものなんでしょうか…やっぱり自分の価値観は世間の常識とはいくらか違うのかも(^_^;

  いまどきの軽自動車
それはともかく,ひさしぶりに新しい軽自動車に乗りました。1年落ち,1500km走行の,ほとんど新車。馴染みの修理工場でときどき借りる代車の軽は,10年近く落ちたポンコツのため,タイヤもスリック(笑)に近く,最近の軽自動車の様子を知らなかったわけです。ごくノーマルな仕様のため,低いパワー,細いトルクに細いタイヤの組み合わせ。思いきりアクセルを踏んで,車の性能目一杯に近いところで走らせるのは,やはり面白いですね。普段乗っている車(レガシィ250T)が車だけに,乗り心地も走りの性能も,絶対的には「フ〜ン」というレベルですが,昔の軽に較べると面で桁外れに良くなっていると思いました。雨の日のワインディングでは,FFなのに簡単にテールが出るのにはびっくり(NAエンジンの軽でそんなことをすることが間違っていたりして)。シートが小さいのにはやや閉口しましたが,街乗りだけで使うのなら,本当にこれで十分でしょう。遠出をするのは,ちょっとつらそうですが,いまどきの軽って侮れませんね。

  クラッチレス・シフトに挑戦
さて,「オーバーレブ」という車漫画に「クラッチレス・シフト」が登場します。エンジン回転数つまりトランスミッション入力軸の回転数と,出力軸の回転数が変速ギアを介して同調すれば,クラッチを踏まなくてもギアチェンジができる理屈です。代車のヴィヴィオがマニュアルミッションだったのをこれ幸いと,このクラッチレス・シフトに挑戦してみました。やってみると意外に簡単でした。まず加速時のシフトアップ。アクセルを抜く瞬間にニュートラルに,その後ひと呼吸おいて(つまりエンジン回転数が下がるのを待って)上のギアにシフトしてやると,軽い抵抗はあるものの「へぇ?これで?」という感じでスッと入ります。シフトダウンはちょっとコツがいります。ギアを抜くまでは同じですが,ニュートラルでブリッピングして回転を合わせてやらなければなりません。とはいっても慣れで解決する程度のことで,発進と停止以外はクラッチレス・シフトで走り続けることも可能でした。漫画に描かれているほど難しくない,というのが実感です。ただ,セカンドに入れるのだけは,アップでもダウンでも少々てこずりました。

  いい気になって,ユーノスでも
シフトレバーが長く,ストロークも大きいヴィヴィオですらこんなに簡単なのですから,ロードスターならどうかな?とやってみると,思ったより難しいんですね,これが。エンジンの回転落ちのせいか,シンクロの強さの違いなのか。ロードスターのシンクロに傷を付けてはと,早々に止めました。軽自動車のマニュアルミッションって,よほど強力なシンクロメッシュをつけているのかもしれません。珍しい代車のおかげで,面白い経験ができた1週間でした。