人工肛門日記 2004/2/18
直腸がん手術日記作成から1年経過で再発
この人工肛門日記を作りました
直腸がん手術日記を作って良かった
これはこれから直腸がんの手術をする人の為にと思って作った物で
まさか、自分がまた手術して参考になるとは思いませんでした
見ると、手術後の痛かったり、痛み止めの麻薬で臨死体験、空中浮遊体験など苦労したことを見て
またこれと同じようなことになるのかと気分が悪い
この病院にもそのような状態の人が多い、みなさん苦労しているのでしょうがこちらは何も感じない
今日は外出、用件は「インターネットで株の売買」です
人工肛門手術日記のHPを新しく作成、これはもう肛門がないのだから、私は二度と見ることは無いでしょう
18日、今朝から昨年手術前と同じ採血が始まりました
また点滴の連続で腕が注射の穴だらけになるのかなあ、終わりの頃は腕が真っ黒けになります
ガンセンターの先生の出勤は早い、この部屋からマンションが見える、7時過ぎにはマンションを出て、
すぐ病室で患者さん訪問です、
回診はまたその後9時頃にあります
腫瘍マーカーCEAの変化、手術前(14.0) 手術後 03.02.24-(3.6)
07.11-(4.8) 08.29-(7.3)2003.10.03 - (11.6) 03.11.18 - (19.8) ,
03.12.26 (38.6) 04.1 (55) と高い
人工肛門日記 2004・2・17(平成16年)
入院中は、98LTで書いています、これはもう20年ほど前に買ったマシンでちゃんと動いています、
このようなときには便利、サスケの起動FDを入れたり、文書のFDを入れたりが面倒
ただ帰宅したら、XPのマシンにはFDの穴が無いので、共有中の98のマシンに入れて取り込みます、
ただ、ATOKを入れてないのでJXWのファイルが読めない、txtのファイルで読み込んでいます、
前には読み込んだと思うのですが、もう忘れました、なんとか読み込む方法がないかなあ?
結局人工肛門になることになって、2004・2・16日(月)内科病棟から外科病棟に引っ越し、
23日に手術をすることとなりました
病室の窓から眺めると、昨年と同じような風景が見られます
日当たりの良い、ガンセンターの従業員の宿舎や税務署、一年前と変わりはありません
外はほんとは寒いのに、ここから見たひざしは明るく、もう春が近いなあと感じられます、窓が北側で、
南側が明るく奇麗に見える
この四国ガンセンターも一昨年12月25日入院、部屋は内科で2回、外科で4回目の部屋です、
手術をすれば個室に入ります、昨年は退院するまでの15日間
個室に入れて良かった
今も聞いてみると、ストーマは前回の直腸がん手術より入院期間は長くなるかもしれないとの事です
2月17日の検査が決まった、
クレアチニン・クリアランス検査、24時間の尿をとって検査する、1000mlの尿が必要なのでたっぷり
水分をとること
朝5時から、翌日5時までで終了
こちらが、外泊中に置き手紙があって、一時退院して再度入院の、長尾さんの部屋に行ってみたら、
19日に前立線の手術が決まって、排気のテストをやっていた、こちらも明日頃からやるのでしょう、
昨年の手術のときと同じです
19日(木)10時半、石崎先生から説明をするので、家族が集まってください、連絡した
説明終了後、外泊となり、23日手術の前前日21日また入院、
その前にストーマを付ける位置を決めるそうだ
17日、朝から尿のためこみ
病棟のお仲間、阿部さんは1926年生まれ、私より一つ年上、20年前に胃腸の手術をして、再発したらしい、
山中さんは、6年前に直腸の手術をしてそれが再発
外科病棟は、昨年の仲間と違って皆さん元気がよろしい
内科の部屋では、隣の人は骨にも転移しているとのことで「痛い、痛い」の連続でいつもボタンを押して、
まただいぶ頭の調子もおかしくなっていあたようで、
ナースコールでやってきた看護婦さんに「あの液体の飲み薬よ」「液体のはないのよ、この赤い丸いお薬だけよ」
「そんなことはない」このやりとりを何回も何回もやるこれが長い、看護婦さんも大変なことだなと思いました
帰りたい帰りたいの連続、おくさんがいつも来て、「あんた帰ってどうするの」などと言っていたが、
結局薬剤師からもって帰る薬の説明を聞いて、退院することになった、あれは帰ってもお世話が大変だろうと
思いました、夜は9時に「トンプク」のんで静になったが、時々騒いでいた
癌患者のお世話をする人(何かの団体)かがやってきて、「痛かったら、どんどん飲んでください」との話、
あれはモルヒネだったのかな?
昨年の内科の時も、隣は町会議員の選挙の途中で入ってきて、これがまた痛い痛いの連続で、こちらは寝るときは
耳栓をして寝ました
この病院の中に今日(17日)からファミリーマートがオープン、100円の割引券を配ってきたので歯磨粉を買った、
これが開店したので古い店は閉店
17日(火)血液の酸素量を調べるため採血、これは石崎先生が直接採血、動脈から採るのか、ほんの少量だけ、
指の先がしびれるほど痛い、これは昨年の手術の時もやりました、あの時は痛くはなかった
空が曇ってきたようだ雨になってくれると良いが、最近雨が降らない
10時過ぎ、石崎先生が肛門の中を触診。先日は痛くなかったのに、今度はすごく痛い、矢張り昨年切って縫合した部分の
下部にガンが出来ている
これはやはり切り取った方が良いだろう、ご家族が見えたらまたお話しますとのこと
と書いていたら、「これから心電図です、45番に行ってください」で行って、心電図は簡単に終わって
今度は肺活量の検査「力一杯吸って、今度は力一杯吐いて、吐いて、吐いてもっと最後まで」などとこれが言っている
彼女も大変ですが、こちらもなかなか大変なことでした
先ほど石崎先生と話をして、ガンは肛門から2Cmほどのところだから、肛門を残すか?などと話があったことを思いだして
人工肛門を尻の筋肉で作るというHPもあるし、一年ほどたてば、なんとかトイレも我慢出来るようになるし、
残す方法も一考する?などと先ほどトイレに座って考えました
この件は今、石崎先生といろいろ話した結果、やはり全部取っておくほうがよろしい、もし残して再発すると、
今度は手術が難しい、今回も出血があるかもしれない、などで、やはり最初に考えていた通りストーマにすることに決定です
16年2月18日ただ今外出中のアップです
19:20 2004/02/19
肛門のそばのガンを確認
これを確認するために、肛門のすぐ近くの組織を取って、ガン細胞の検査をすることになった、もし人工肛門にする
手術をしてガンでなかったら大変だとのこと
この組織を取るのが泌尿外科、呼ばれて言ったら石崎先生が、泌尿外科の診察が終わっている先生にお願いして待って
いただいていました、これの摘出がすごく痛い、終わったらお尻は血だらけ、病棟に帰るのは歩いては駄目で車椅子で
お迎え、部屋に帰って点滴、そのときおーうちさんが見えました、痛い痛いの連続
石崎先生が見えて「息子さんですか」「パソコン・インターネットの先生です」とご紹介しました、
それから外泊
焼肉が美味かった
「京城・」の焼肉、久しぶりだったが注文した全て肉が美味しかった、ビール、と韓国焼酎、たっぷり飲みました
焼肉「黒・店」、「S・店」よりはるかに美味い、さて今度はいつ行けるかな
食べた後で寿司でもと思ったら、突然トイレ、すぐ我が家に帰りました
病院では、出血があったらすぐ連絡してくださいとのことでしたが、出血は無し
2日間の便秘、出なかったのがやっと冷たいビールと焼酎で少し出たようでした、緩下剤飲むより良かったです
9:33 2004/02/19 手術の説明
担当の石崎先生から、手術について説明がありましたが、その後の肛門の組織取りでお尻が猛烈に痛く、
聞いたことを忘れてしまいました
同意書に書いてある
1、病気について
直腸がん術後に同部位に再発腫瘍が出来ている、大きさ2−3cm
2、治療について
@ 手術・・・腫瘍を切除
A 抗がん剤・・肝臓転移についてしばらく化学療法、増えれば切除
3、手術について
直腸切除、
リンパ群を取る
人工肛門造設
なんと人工肛門造設では肛門の形は残るのか?と思ったら、全部切り取って、つるつるになるのだそうです、これは大手術、
大量出血、輸血
排尿も尿漏れがあったり、ションベの機能に障害が出るらしい、その他いろいろ
上記手術、同意書に署名
麻酔の同意書に署名
その他予測できない合併症がおこることもありますが、充分に注意して麻酔します
輸血の同意書、これは昨年はありません
これが「特定生物由来製品使用に関する説明と同意書」となっています
難しい、とにかく血液は 800cc準備してある、同意書に署名
19:43 2004/02/20
観光港までドライブ、別に用事は無かったが、バッテリー充電にと新しいトンネルを通った
「トンネルを抜けると雪国ではなくて、観光港だった」車は一台走っていただけでした
最後の晩は「かに道楽」で一杯、
これから半年はまたお酒は駄目でしょう
たっぷり「カニ料理」「かに酒」を飲んできました、しばらくお酒ともお別れです、
ガンセンターの石崎先生から「岡田さん、お尻は良くなりましたか、検査の結果ガンでした、予定通り手術しますので
明日、10時に入院してください」とのこと
石崎先生はほんとよく診て頂いています
2004/02/19 ストーマを造られた方へ
いよいよ明日は手術をしますので、今日はストーマについて医師・看護師から説明します
9項目に別れていて、要点を
5、ストーマとはどのようなもの
ストーマは手術で切断した腸の断端をおなかに引きだして作ります
ストーマの表面は粘膜で出来ています。
そのためストーマはつねに粘液でぬれています
6、ストーマを作る前に
手術前に、ストーマがよく見えて扱い易い場所に位置を決めておく必要があります、
これをストーマサイトマーキングと呼びます
4、自分で見ることができ、セルフケアしやすい位置
7、ストーマと自然肛門ではどんな違いがあるの
2、自分の意思と関係なく便が出ます
8、ストーマの色・形・大きさはどんなもの
人さまざまです、形や大きさは身体の動きや便の出るとき出ないとき、入浴後や寒さなどによっても変化します
ストーマに感覚はあるの?
ストーマには、痛みを感じる神経・触れたのがわかる神経・圧迫を感じる神経がありません、
強く圧迫したりこすったりしないようにしましょう
9、パウチと皮膚保護材
パウチ
パウチはストーマから排せつされる便を受け止めるための袋のことです
皮膚保護材と袋が一体になったワンピースタイプと
袋の部分が着脱できるツーピースタイプのものがある
皮膚保護材
シート・ペースト・パウダーなどがある
パウチは年々改良され、いろいろな種類や機能をもったものがあります。
これから自分にあうものを 一緒に決めていきましょう
手術1日目
今日の目標
ストーマを見ることが出来る
ストーマについて受け入れられる
必要物品をそろえましょう
サニーナ・キッチンペーパー(柔らかいもの)
洗濯バサミ・タオル・新聞紙・ナイロン袋
弱酸性石鹸・古い綿の下着を切った物
1、看護師がパウチ交換・ストーマの状態の写真を撮ります
2、その時にストーマを見てみましょう
ベッド上に座って、ストーマを見てみましょう
術後2日目
今日の目標
ストーマを見て、自分でさわることが出来る
パウチのはがしかたが理解できる
看護婦の写真撮影 添付
パウチのはがしかた
パウチをはがすときは、皮膚を傷つけないように片手でおなかを押さえながら、濡れたガーゼ等を使って、
上から下へゆっくるやさしくはがします
☆ 皮膚科らはがれにくい時はサニーナを吹きかけながら行うとはがれやすい
手術後3日目
今日の目標
パウチ内の観察が出来る
ガス抜きが看護婦と共に出来る
パウチの止め方が理解出来る
手術後4日目
今日の目標
パウチ交換時必要物品が準備出来る
看護婦と共にパウチをはがす、カットする、貼ることができる
便の後始末について理解出来る
パウチの種類について理解できる
☆ パウチカットの方法 これはいろいろHPに出ています
便がたまったら便抜きをしましょう
<パウチの貼る方向は、生活に合わせて変える>
寝るときは横、斜め向き・立位時離床時は横向き
手術後5日目
今日の目標
便抜きが看護婦と共にできる
退院後の食事について理解できる
手術後6日目
便抜きができる
社会福祉制度について理解できる
皮膚トラブルについて理解できる
7日目以降はまた書きます
パウチについては、阪神大震災のときに皆さん困った、水、交換用のパウチを充分用意すること、とのことでした
ストーマ、パウチについては、いろいろ書いてありますが、説明書は病院にありますし、専門の販売業者のパンフもあります
特に、病院のパウチの専門家のお話を聞くのが最高だと思います
パウチも新しいのが次々と出来ているようです
自分にあったものを、パウチも変化するので、時間をかけて見つけましょう
2004/4/20
ストーマにして良かったと思っています、肛門があった一年間はいつもトイレで高圧シャワーでないと
出ない苦労が続きました
パウチになってこれは便利です、ただお尻が痛いのが欠点
パウチのガスが抜けなくなった時は庭かベランダで下からガスだけを抜けばよいことを発見しました
これは簡単でよろしい、大発見でした
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