iwasaki

人の苦しみのわかる苦労人

岩崎よしゆきは、敗戦の混乱期に4人の兄弟の長男として生まれた。家業は祖父の代からの漬物屋。岩崎は横浜国立大学に進学するが、父が倒れた長男の彼は、歳の離れた弟たちのためにも家業を手伝う事に決め、やむなく中退。食品会社に勤務する傍ら家業を盛り立てる。弟に任せられるようになるまでの約5年間、夜間も働き続けた苦労人。苦しんでいる人の気持ちが痛いほどわかる彼の原点は、青春時代の労苦にある。

情熱とねばりの人

 議員になって数ヶ月後、認知症の母親を抱え悩みきった女性の相談を受けた。記憶や思考の障害、さらには徘徊と病状は重い。とうとう彼女は仕事にも行けない状態に。岩崎は、認知症のお年寄りを抱える家族の苦しみは、大変な問題だと猛然と調査を開始。共同生活をしながら認知症の進行を遅らせる効果のある「認知症高齢者グループホーム」の存在を知る。  平成8年の議会で開設を初提案したが効果など研究中であり、なかなか進まない。しかし何度もねばり強く、あらゆる機会に開設を訴え続けた。現在では川崎市内110カ所に開設 (平成28年10月現在) 。やがては小学校区1カ所の設置をめざす。岩崎の情熱とねばりで実現した政策は実に多い。 ※17年から痴呆症は認知症に変更されました。

略歴

生年月日 昭和23年4月26日生まれ
出身地 神奈川県秦野市
学歴 東京都立江戸川高校卒業・横浜国立大学経営学部中退
職歴 昭和45年 川崎南部市場内食品会社勤務
昭和59年 株式会社東弘勤務
平成7年4月 川崎市議会議員初当選
平成11年4月 川崎市議会議員2期当選
平成15年4月 川崎市議会議員3期当選
平成19年4月 川崎市議会議員4期当選
平成23年4月 川崎市議会議員5期当選
平成27年4月 川崎市議会議員6期当選
平成31年4月 川崎市議会議員勇退