オランダ アムステルダム スキポール空港

  ヨーロッパ最大級のハブ空港 スキポール空港

スキポール空港は、乗り継ぎ空港として多くの人に利用されるとても大きな空港です。広すぎて移動するのは骨が折れます。

今回私たちは乗り継ぎの度に合計3回立ち寄りました。
1回目の乗り継ぎは関空からアムステルダム乗り継ぎでコペンハーゲンに移動する時です。乗り継ぎの時間が大してなかったため、空港内を見て歩く余裕がありませんでした。

2回目はコペンハーゲンからアムステルダム乗り継ぎでフィレンツェに移動する時でした。
この時は5時間ほど待ち時間があるので、なんとかして時間をつぶさなければなりません。
まずは免税店。
今回の移動はシェンゲン協定国間の移動なので、基本的にシェンゲン協定国用のゲートB、Cあたりしか動けないようです。
シェンゲン協定国側の乗り継ぎエリア内の免税店をとりあえず片っ端から見ましたが、あまりたくさん無いのですぐに見尽くしてしまいました。

  目の前なのにたどり着けない(?)免税店

シェンゲン協定国用のゲートB、C側エリアの免税店を見尽くした後、階段を上がってみると、窓越しにとても広々とした免税店が見えているではないですか。
あそこはまだ見てないから見に行きたいと思い色々ルートを探すのですが、みつかりません。
どうやらここに行くには、シェンゲン協定国行きとそうでないところを区切るパスポートコントロールを通らなければいけないようです。
(パスポートコントロールを通ればいいのですが、なんとなく行ったり来たりはしたくない気持ち…。)
シェンゲン協定国行きエリアに入る前に免税店はチェックしておけば良かった。

すぐそこに見えてるのになぁ…。

  とりあえずオランダ入国しておこう

時間があったので、空港の外に出てみました。
これでオランダの土地を一応踏んだことになるかな…?

  インターネット30分で6ユーロ

旅も7日目になるとさすがに日本を離れてしばらく経っているのでそろそろ情報が欲しくなりました。そこでインターネットを利用してみることに。
スキポール空港には何ヵ所かインターネットスポットがありました。試しに使ってみようと言うことになったのですが、どうも日本語は表示できても入力できない端末しかないのですね。
だったら、自分の持ってきたVAIOを使えばいいんじゃないかということになり、カードで支払いをしてアクセスIDをゲットしてVAIOでアクセス使用としたのですが、失敗。どうもワイヤレスの口が空いていないとかでアクセスできませんでした。残念。使えん。

  スキポール空港のトイレは巨人向け!?

スキポール空港の男性用のトイレは便器の位置が驚くべき高さにあったとのことです。

夫(身長170センチ)談「俺でギリギリやった…!」と。デジカメ写真で見せて貰ったところ、なるほど洗面台とさほど変わらない高さに男性用便器が。背の低い民族にとっては、ある意味屈辱的かもしれないですね。
でも、不思議なのはオランダ人でも背の低い人や子供はどうやって用を足すのでしょうか!?
ちなみに女性用トイレは特に変わったところはありませんでした。オランダの街並みをドアにペイントしてあるのがかわいかったです。

それにしても各国の空港のトイレはとても不思議でおもしろいですよね。以前ミラノのマルペンサ空港の女子トイレには、便器の上にある便座部分が完全に無いものがありました。みんなどうやって使ってるのか!?やっぱり空気椅子!?

  カフェで一休み

あまりウロウロと歩いても荷物も重いし疲れるので、空港内のカフェで一休みです。

チョコレートマフィン 1.7ユーロ(約230円)
サンドウィッチ 3.95ユーロ(約540円)
コーヒー 1.95ユーロ(約270円)
コーラ 1.85ユーロ(約250円)

デンマークに比べたら大して高く感じなかったですね。
階下の人の往来を眺めながらのんびりしました。

  税関を探して右往左往 〜 EU圏最終出国税関でスタンプGET 〜

スキポール空港に立ち寄った3回目は、イタリアから日本に帰る乗り継ぎの際です。
ミラノのリナーテ空港から、アムステルダムのスキポール空港に入るのですが、リナーテ出発時にかねてから恐れていたことが起こったのです。なんと、リナーテ出発が40分遅れたために、当初予定であったアムステルダム乗り継ぎの時間1時間20分が、たった40分に減ってしまったのです。ただでさえ広い空港の端から端までの移動に加えて絶対に税関で免税のスタンプを押してもらわなければならないのに、これでは時間が足りません。アムステルダム到着後、同じ便に乗っていた日本人団体ツアー客を尻目に荷物をカートに載せてダッシュしました。
随分走ってターミナルの西ラウンジに着いてから、お目当ての税関を探すがすぐには見つけられず、インフォメーションで教えてもらい急いで税関窓口に。窓口で“グローバル・リファンド・チェック”(税関書類)にスタンプを押してくれるように係員に言うと、「ここじゃない、あっちだ。」とだるそうに隣を指さすのです。隣の窓口はキャッシュリファンドカウンターでその場で免税分を返金してくれるところなので、スタンプをもらうところではないはずですが、あっちというのだから…とそちらの窓口に行ってみました。
するとそこでは「ここは換金するとこだ、そっちに行け。」と、元居たところを指さすのです。
この時間のない時にたらい回しかよ!最初の窓口で合ってるんやんか!
イライラしながら、元の窓口に行って再度主張。
この書類にスタンプちょーだい!!
免税対象商品をその場で見せる必要があるので商品の入った紙袋をアピール。
ようやく、係員は面倒くさそうに腰をあげ、紙袋に一瞥して(ろくすっぽ中身は見ない)何かぶつぶつ言いながら無造作にサインをしてスタンプを押してくれました。
なんだよ、最初っからサインしろよ!仕事やろ!?
たまたまこの係員が不愛想で対応が悪かっただけなのかもしれないですけど、かなり印象悪かったです。

  空港内をダッシュ 〜 ハッチが閉められてるなんて! 〜

無事に税関で免税のスタンプをもらったのはいいのですが、急いで関空行きの便のFゲートまで行かなくてはなりません。このゲートは空港の西端に位置していて、税関のある場所からまたまたかなり歩かなくてはならないのです。
大阪行きの便の搭乗開始時間がなぜか出発時間の1時間前に設定されていたために(通常は30分前程度)、この時すでに搭乗開始から40分ほどがたっていたと思います。
汗かきながらゲートFに着いた時には乗客のほとんどが乗り込んだあとで、すでに待合い場所には誰もいない状態で、係員が数名いるだけでした。すぐにチケットを通しボーディングブリッジを駆けて行くと、途中で機体の前方行きと後方行きの二手に別れる分岐点がありました。急いで自分の座席番号が含まれる後方行きのブリッジを駆けていくと…なんとすでに、ハッチが閉められているではないですか。そして、中からはすでに乗り込んだ日本人からの怪訝な視線が。
慌てて分岐点まで戻り、前方ハッチに走っていきました。 まだ出発まで30分あるというのに何故!? こんなことは初めてでした。ハッチを閉じたなら、ボーディングブリッジの片方も閉鎖しておいて欲しいものです。
機内に入ってからも前方から後方の座席まで、大きな紙袋を下げてみんなの視線を浴びながら進むのは恥ずかしい限りでした。
しかも個人旅行者なのに、後方座席に追い込まれ団体客に囲まれるとは…本当にツイてない日でした。



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