diary

 2/5 ■毎日食べるもの


  リエコさんちの魚やさんは昔ながらの商店という感じで、アンコウを買ったらネギが一本おまけについてきた。スーパーのようにたくさんの種類はないけれど、毎日の食事にそんなにたくさんの選択肢が必要かというとそうでもないような気もする。魚屋さんの軒先にある魚は、その季節に、その日に、市場にたくさん並んだ旬の一番新鮮で安くておいしいおすすめのものであるはず。だから、魚やさんで魚を買うのはいいことだなって思った。教えてもらったアンコウ鍋をポン酢で。

御殿場のお肉やさんのセール。紙パックの出ない買い物というのは、なんだか気分が良い。鳥もも肉、豚ひき肉&もも肉、モツを各300g。モツ煮は夫の大好物。

おじさんちの、いびつな野菜。形も色も味もお店のものと大違い。美味しくない年だってある。けど、自然環境が毎年違うのだから、考えたら自然なこと。今年は霜で葉モノは不作、大根は豊作で、一生懸命、切って、干して、長く食べるための昔からの知恵。おじさんのことを尊敬してしまう瞬間。

食材の宅配を始めました。買い物好きだし、モノを見て買いたいし、カタログを眺める時間ももったいなくて何か動いていたい性格だし、共同購入ってあまりひかれなかったけど、意外に楽しい。自分が本当に必要なもの、そうでないものの見極めるいい機会になるようにも思う。何ごとも食わず嫌いはいけませんな。

パンは、最近は、まじめに作っています。渡辺さんにもらったり、ちょっと遠くの町に出かけて美味しいパン屋があれば買うし、という感じ。お菓子は、ほとんど買わない。でも大好きで、食べたいときはがまんせず食べてます。子供も。

粗悪なものを完全排除するというのは性にあわない。これを食べたから、食べなかったから、こういう人間になった、っていう考えはあまり好きじゃない。物事は、原因はひとつじゃない。大事なのは、バランス。これからの人生、いろんなところでいろんなもの見て、いろんなもの食べて飲んで、自分の目で舌でそういうのを感じて選んで。バランス良く、笑って食事する楽しさを教えるほうが、うちでは大事。

自然にならい、肩肘張らず、無理せず。そこにあるものを、素直に感謝して。毎日食べるものは、そういうのがいい。この先ずっと向き合うことだから。

    ぽんこつミシンを駆使してタートルネックと子供パンツを作りました 楽しい。

  


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