無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場
2007年11月3〜4日訪問。群馬県嬬恋村にあるキャンプ場。
3年前の津南に続き2カ所目の無印キャンプ場。
今回は、我が家恒例の父子2人キャンプだ。


遊び道具満載のサバーバン。
3列目を畳んだだけで自転車まで
室内に収納してしまうとは・・・
この状態で2列目も普通に乗れます。
後方は、日本百名山・草津白根山。
というか、表万座スキー場。
当日の来場者は約10組ほど。
ゆったりキャンプできました。


今回の我が家。G14番をチョイス。
無印キャンプ場はメンバーなら
サイト番号まで指定の予約が出来ますが
普段の閑散期は予約なしで行って
好きな場所を選ぶこともOKです。
後方は、百名山・四阿山。
あまりの絶景のため、
タープは両ウイングとも持ち上げて
スクエアタープ状に設営。
後ろの草原はドッグランもあって
敷地の一部のようだった。
上の方は、別の施設があった。


全く、全方位どこから見ても
絵になるキャンプ場。
特に夕暮れ時は、アウトドアカタログ
そのままの世界が広がっているようだと
長男が言うほどでした。
シングルトラック入り口。
1.5kmのアップダウンのあるコース。
しかし、とくにザレてはいないので、
初心者でも全く問題なく走れる。


バラギ湖周回約4kmコース。
砂利なのでMTBでないと走れない。
遊歩道とほぼ一緒。
なかなか気持ちのいいコースだ。
写真ではよく見えないが、
後方はまた百名山・浅間山。
自分の写真の腕をさしおいて
もっと良いカメラ、特に広角で
明るいレンズが欲しくなる。


長男は久しぶりの釣りを満喫し、
お昼過ぎまでに撤収、
隣の温泉に立ち寄った後、
帰宅の途についた。

夜中から朝方にかけて、なぜかかなりの強風でタープがばたついたりしたが
天候自体は問題なく、完全なドライ撤収ができた。
気温は夜8時頃、クルマの外気温計で2℃だったが、朝方はそれほどでなかったと思う。
風が入ったせいかな?風の前は夜露もあったが、風の後はそれもなくなり、
朝タープが乾いていたのは驚きだった。

 場内
カンパーニャ全体で考えると、津南ほどでないにしても十分広大なキャンプ場だ。
主に、バラギ湖周辺のフィッシングエリアと、キャンプ場エリアに分かれる。
バラギ湖の方に釣り関係の受付があって、こちらは無印メンバーでなくても使える。
釣りは勿論、ボートレンタルなどが出来る。
キャンプ場の方は合計200サイトあり、旧オークびゅう嬬恋に当たる林間サイトと、
無印オープンに合わせて新たに開発された草原サイトに大別される。
どこを選んでも普通のキャンプ場に比べればサイトは広く、大型タープでも余裕。
ただし、車路はそんなに広くなく、普通。
各サイトに焚き火台常設なのは他の無印同様、とても便利だ。
草原サイトは津南と違い、効率よく四角に切られた分譲地型。
傾斜地に作られているが段々に造成していないので、ほとんどのサイトで傾斜あり。
しかしその分、一部を除きどのサイトでも、もの凄い風景を味わえる。
サイトは土でほぼ全面に草。石はなく、平らなところを見つければ快適就寝できる。
個人的お勧めは、暑い季節は林間、涼しいときは草原だ。

一風変わっているのは、「バラギ高原キャンプ場」が隣接していて、
まるでカンパーニャに食い込まれたような形で存続していること。
近年、民間委託されて値上げしたようだが、それでも無印に比べると安い。
環境はほぼ同じなのだから微妙な存在と言える。
ただし、低い場所にあるので風景は無印に比べると落ちる。
道路も近く、サイト個別の環境はやっぱりいまいちかな。

また、2007年現在車両の大きさ規制をしていて、大型車両は大型専用サイトのみ、
逆に、普通車は大型専用サイト利用不可になる。
本当はサバーバンは余裕で大型サイズなんだけど、あえて無視しちゃいました。
繁忙期に軽が大型サイトにいたら確かに腹立つので仕方ない気もするが、
草原サイトに大型用がないなど問題点が多いので、いい方法が見つかると良いですね。

 
施設
無印基準に則った、快適設備・コンテンツ満載キャンプ場だ。
無印の中では営業期間が最も長い。通年ではないが、雪上営業も過去にはあった。
個人的希望としては炊事場に給湯のないことが問題だが、これも無印スタンダード。
料金は、人数制なので2人なら割安。ただし無印メンバー登録は必須。
登録料は決して安くない。前回既に登録済みなので少しモト取ったかな?
釣りやレンタルをすると、合計では結構な金額になってしまうがやむを得まい。
センターハウスには、レストランまで完備。(ただし、夏季のみ営業)
売店は肉まで売っていてアウトドア風コンビニ感覚。蔵書は僅かだがライブラリーもある。
場内に風呂やシャワーの設備がなく、歩いてもすぐ近所の「湖畔の湯」に行くしかない。
初めからそういう前提のキャンプ場作りってどうよ?って気もするが・・・
津南ではシャワーでイヤなら車で風呂屋まで行かなくてはならないので、まだ良いかも。
湖畔の湯には、サウナや露天がないのが惜しまれる。
サニタリー棟には「車いす用トイレ」もあったが、ただ広いだけでろくに手すりもない。
こんな砂利道の所に車いすで来られるか自体疑問なのに加え、
入り口の所に段差があった。こんな形だけの実態の伴わないバリアフリーは無駄だ。
名称が「だれでもトイレ」程度なら納得できる。
そんな話はともかく、洋式便座もあって清潔度は問題なし。
各種アウトドア教室は無印キャンプ場の売りの一つと言えよう。
まあ、私たちが行った週末は既にシーズンオフで何もやってなかったが・・・
マウンテンバイクのコースやレンタルなどはOK。バラギ湖周回コース、遊歩道もあり。
夏季のカヌーカヤックも合わせ、万全の遊び体制。
FOMA可、ゴミ分別受け入れ。

 
アクセス
東京からの一般的なアクセスは関越道渋川伊香保ICから
R17、353、145、144経由で約62km。お世辞にもアクセスが良いとは言えない。
上信越道碓氷軽井沢ICから50kmと言う選択もあり。
R145の吾妻渓谷は紅葉で見物渋滞するほど素晴らしかった。
八ッ場ダムは、今後どうなるのだろうか?ダムの是非は別にして、
現在工事中の付け替え道路が出来たらアクセスはかなり改善されるだろう。
今回は土曜が祝日だったせいもあり、往復に時間がかかりすぎた。
子供の体を休める意味で、無理に早朝出発したり深夜移動することは避けたが、
普通に朝出て夕方帰って来るというプランは、渋滞必至なのでやっぱり疲れる。

 
総括
夜、期待を裏切らない素晴らしい星空に恵まれた。
文字通り、降るような星空だった。
せいぜいが煌めいてるのはネオンサインだけの都市部の住人にとっては
人工衛星も天の川もはっきり見える、星の煌めきを眺められるだけで
何か特別な夜を過ごした気になってしまうのも無理からぬことだ。
夜中に、タープのバタツキを直すのに一度起きたのだが、
長男も思わず声を上げたほどの星空だった。
山間部に住む人たちにとっては日常的で何の価値もない物かも知れないが。
子供が先に寝た後も、一人焚き火の番人としてしばらく
ぼーっと何も考えずに炎と星空を交互に眺めていた。とても贅沢な時間だ。
炎って本当にずっと見ていても飽きないんだよね。
しばし、真上を見ていたら、ふと地球が回っているような気がした。
あれ?それって単に飲み過ぎ??
ま、いっか・・・

 無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場公式サイト
                            2007.11.5作成


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