丹沢山 友人と

                  中腹の岩場付近よりの景色
2012年12月11日
最近すっかり山にハマっている友人に恵まれ、先月の霧島に続いてお供させていただくことになった。
まさかの平日、自分だけだったら考えもしなかった、新しい展開。
1567m、日本百名山。


最短ルートである塩水橋からアプローチ。
せいぜい10台くらいしか駐車できないが、
まだ空きがあった。
平日でよかった・・・
7時47分登山開始。
長〜い林道歩き。
ちょうど1時間で登山道入口に着いた。
途中、一か所ショートカットがあるはず
だったけど、気が付きませんでした。


気持ちよ〜く歩いていたら写真撮り忘れて
あっという間にクサリ場に差し掛かる。
このコース随一の山っぽい所。
この付近が最も眺望がよかった。
スカイツリーも太平洋もバッチリ見えました。
長〜い階段。
頂上付近は数日前の雪が解けずに残っていた。
コース自体は大変良く整備されている。
   

10時15分登頂!
カップめんを作って食べました。
寒かったから温まる〜♪
みやま山荘付近では携帯が使えたが、
基本つながりにくい。
素晴らしいご褒美!
先月の霧を吹き飛ばす、最高の景色でした。

帰りは天王寺尾根コースで塩水橋へ。
13時29分下山完了。山旅ロガーによる歩行距離 13.7km でした。
地図ロイドによる塩水橋の標高は375mなので、標高差は1192m。
測定結果は一部ブレがひどい個所があったので、どれだけアテになるか…

塩水橋からのコースは、丹沢山をラクラク日帰り可能、健脚なら更に蛭ケ岳も狙える登山口だ。
今回は友人の登山経験を積む目的でもあったので、欲張らずに計画した。
個人的には空いているコースがいいなと思ったこと、
コースタイムが適度であったことなどから総合的に決定した。
行きに塩水林道を選んだのは、長い林道歩きを疲れている帰りにしたくなかったことと、
なるべくなら行き帰りを違うルートで歩きたかったからだ。

最近、集中して歩いていると感じる「ゾーン」に入ったような感覚。
いや、多分、自分のレベルではゾーンの入り口をうろついてるだけだと思うけど・・・
歩いているとなんだかいい感じになって、友人のことも忘れて凄いペースで歩きそうになった。
ちょっと悪いことしたかなと反省。

冬の静けさを感じるには、山は最高です。
夏に比べて明らかに物音がなく、生物の気配がしないのだ。その分、五感が鋭く作用する気がする。
空気は冷たく、動物たちもひっそり息を潜め、植物もじっと春を待っているかのように動かない。
一見すると荒涼とした、生物には厳しく寂しさを漂わせた雰囲気は「死」すらイメージされる。
それ故に、落ち葉を踏みしめながら歩いていると、自らの「生」を意識するのだ。
「冬」は、一年の終わりの季節なのか、始まりのための準備なのか、どちらも真であろう。
もちろん、春、夏、秋、それぞれの季節にはそれぞれの魅力がある。
でも、冬は冬でいいもんだ と実感できた一日でした。

                           2012年12月13日作成


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