乗鞍岳 登山記
2010年8月13日
我が家初の家族4人全員での登山を計画した。
行き先として、初心者でも安心だがインパクトは十分な乗鞍をチョイス。
日本に21ある3000m峰で最も難易度が低く、気軽に高山ならではの場所に立てる。
それでいて、高さだけならあの剱岳や立山より高い。
標高は3026m、日本百名山。


乗鞍観光センター駐車場にて
9時頃到着。
マイカー規制で自家用車は基本ここまで。
本当はもうちょっと早く来ようと
思ってたんだけど・・・
バスで畳平へ
乗鞍が誰でも来られる理由はこれ。
道路として日本最高所の2704mまで
車で登れるので、観光客もいっぱい。


10時半頃歩き始める。
さすが標高が高いだけのことはあって
8月でも結構寒い。
たまたまライチョウも見られました。
お花畑を通り過ぎ・・・


コロナ観測所のある摩利支天岳を
回り込むと山頂が見える。
雪渓ではスキーをする人もいました。
30分ほどで肩の小屋へ
ここまでは普通の砂利道。
ここからが普通の登山道。


雲が切れて、穂高と槍が見えました。
普通は朝の方が天気がいいことが
多いのに、遅れてラッキーでした。
12時5分頃登頂!
後ろは去年登った御嶽山。


しばらく風景を堪能し、
神社でおみくじを買って下山開始。
風が強かったので、
ちょっと降りたところで
おにぎりでお昼ご飯。


多少ガレた部分もあるにはあるけど、
誰でも普通にいけます。
娘は後ほんのちょっとの
最後の最後で転んじゃったけど・・・

最後、帰る間際に、畳平で近くに熊が出たとの放送。
最近は目撃情報も多いらしい。

近年の山ブームも相まってか、畳平の混雑はさすがといった感じだった。
老若男女、様々な人がたくさんいました。
皆が皆、山頂を目指すわけではなく、お花畑周遊のツアー客も多い。
逆に、まるっきり普段着の若者が山頂を目指したりしている。
まあ、登りコースタイム1時間半で、難しい箇所もないので大丈夫だけど。
ここは、山に興味のない人を山に連れ出すには最高の場所であろう。
こんなにイージーに、3000m超の山に登れるなんて!
なんたって、バスで浅間山より高いところまで行けるんだから無理もないが、
風景は当たり前にアルプスそのものな訳だし、
天気さえよければ「はじめの一歩」には最適ではなかろうか。

交通手段は、
前述の通りマイカー規制のため、麓からバスまたはタクシーになる。
長野県側(乗鞍エコーライン)だけでなく岐阜県側(乗鞍スカイライン)も同じだ。
駐車場は基本無料、よほどでなければ満車の心配はない(と思う)。
バスも、基本着席の観光バスタイプで1時間弱かかるが快適。
人数に合わせてバスが出るので、ほぼ着席できる。
乗鞍高原センターからの料金は片道1400円、往復だと2400円だった。
実は、私たちは今回下山はタクシーを利用した。
本当は登りもタクシー乗っちゃおうと思っていたが、たまたま空車がいなかった。
運良くバスの発車時間がすぐだったので乗っちゃったけど、
実は基本1時間おきにしか運行されていない。
タクシー料金は片道約7200円。4人なら1800円相当だ。
このくらいの差なら、待ち時間なしで走行時間も短いタクシーは十分ありと思った。

台風一過で晴天のはずが、今ひとつスッキリとは晴れなかったが、
逆に暑すぎもせず、日焼けも最小限で済んだかなと思う。
家族のプチ旅行として、よい休日が過ごせたかなと思います。

                         2010年8月25日作成


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