軽井沢〜東京 自走で帰宅!
2008年7月12日、5月に無念の途中リタイヤとなった企画、
「軽井沢から東京まで自走で帰宅」のリベンジを実行することにした。
正確には、スタートは軽井沢と言っても、実際は中軽井沢のもうちょっと追分よりで、
軽井沢駅までは約6.5kmあり、ゴールは東京と言っても、渋谷区の自宅までである。
本来は、軽井沢に遊びに行った帰りを自転車で・・・というはずが、
この企画のためだけに前夜軽井沢入りすることになった。
なんか、本末転倒な気もするが、他の家族に最も迷惑をかけないプランでもある。
ハードな計画なので、できれば翌日休みの土曜日にしたかったという理由もある。
長男11歳、6年生の夏の挑戦である。

5時50分出発。
前回よりちょっと遅れた。
天気は今のところ問題なし!
6時15分、碓氷峠頂上。
群馬県入り。
前回と全く同じ。
登りが少ないって、ホント、楽。
気分はハチロクで、気分良くダウンヒル!
早朝は少しモヤっていたが、次第に晴れてきた。
まさに、緑のトンネル。
涼しいっていうか、寒いくらい。
信越本線廃線跡。
以前は電車で何度も通った所。
今回は晴れなので、いろいろ余裕。
タイムも当然、速い。
この後、めがね橋に6時40分、
前回リタイヤした「おぎのや」は
止まりもせずに通過。
   
7時55分、安中 東邦亜鉛が見える。
まるで宮崎アニメを見ているかのような工場。
信越線、国道18号、どちらを通っても目立つ、
安中のシンボル的存在。
8時23分
高崎と言えば、観音様とだるま弁当?
相変わらず写真がヘタで、
よく見えないなあ・・・
通りがかりの球場で高校野球やってました。
   
東京まで100km!
キリがいいので撮ってみました。
この数字がどんどん減っていくのが
ものすごく励みになるんだよね。
ファミレスはまだほとんどやってないので
朝マックでメガマフィン食べました。
9時33分、埼玉県突入!
気温も上昇、とても暑い!!
東京まではあと94km。
だいぶ来たとはいえ、まだ先は長い。
ファミレスでの大休憩を挟んで、12時23分、
熊谷駅前通過。
約1時間おきにコンビニ休憩。
水分補給、カラダ冷却できて熱中症予防に有効。
この辺は、正直、体力的にも精神的にも
最もキツいところ。
そういえば、バスの廃車(?)がたくさん
置いてある所があって、その中に
渋谷区のハチ公バスまでもが!
こんなところで見るとは・・・
最後の大休憩のあと、
3時39分、大宮駅前通過。
アイスで糖分も補給。残すは30km。
ここまでくればもう、ゴールは近い!
気温も下がって走りやすい。
4時34分、ついに東京に帰ってきた!
なんか、嬉しかったなあ・・・
5時55分、無事帰宅!
休憩込みの総所要時間は
12時間5分でした。
日没前には帰宅できないと
思っていたが、想定より早く着きました。

長男は、剣道の稽古が終わってしまって間に合わなかったなどと、
にわかには信じがたいことを言ってました・・・
え?剣道行くつもりだったの??
コイツの体力って一体・・・!?

今回は、筋肉痛は思ったより来なかったけど、
日焼け止めを忘れたのが痛かった。手足真っ赤で、文字通り、痛い・・・
筋肉痛はまだこれからだったりして(爆)
気温は予想を遙かに超えて真夏並。
これが嫌だったから当初5月に企画したのに・・・仕方ない。

ちょっと無理めな目標って、いいですね。
この達成感、自己満足って言えばそれまでなんだけど、
それでも全然いいです!!
サイクルコンピュータ計測で、自分のは157km、長男のは163kmでした。
誤差は多少あるんだろうけど、やっぱり約160kmってことだったんだと思います。
私たちの1日の最長不倒距離更新! です。
100マイルラン、センチュリーライド達成ってことでいいでしょうか?
これで、中山道も約3分の1をクリア、あとは追分〜草津間です。
ちなみに、コースは、軽井沢から高崎まではR18、高崎から都内までR17、
板橋からは日本橋方向ではなく、山手通りで渋谷方向へ。
アップダウンや交通量等から判断し、碓井、松井田、深谷、熊谷、新大宮の各バイパス、
あちこちの旧中山道は通らず、国道の現道を基本ルートにした。

自転車が歩道を走るべきか、車道を走るべきかは、古くて新しい問題だ。
今回も、大阪ツーリングのときと同様、両方を使い分けていった。
歩道は車道に比べ、特に都市部では歩行者や標識、電柱などのために
減速を余儀なくされることも多く、段差やでこぼこも明らかに多い。
路肩は路肩でゴミだらけだったり、狭かったり、でこぼこだったりすることもあるけど、
長い距離を走ることに特化して考えれば、車道オンリーの方がずっと楽で、
自転車もサスペンションなしの軽量モデルがいいに決まっている。
しかし、子連れの場合、車道の余地があまりに狭く危険、または明らかに歩道の方が
安全だとわかっているとき、無理に車道を走り続けるべきではないと思う。
すると、サス付きでも、やっぱりいいかという気になる。
重い車重も、安定性という意味ではプラス。
なんだかんだ言っても、もし事故っちゃえばそれでおしまい、
どっちが悪かったかなんて関係なく、痛い目にあうのは自分。
道交法では軽車両だとかいっても、まあ、都合良く、人車の立場を棲み分けて行こう!
そもそも、ママチャリとスポーツバイクを同列で扱うことに無理があるんだから・・・

自分の自転車だけはちゃっかりカーボンハンドルバー装着してみました。
確かにバーがたわんでいるような気はする。微振動は軽減しているようだ。
手にかかる負担の程度は軽くなってるのは間違いない。
しかし、本質的に、どんな理由を付けたってフルサスで長距離っていうこと自体、
体力的にも無駄の固まりな訳で、他人が見たらほとんど修行の世界かも。
そもそも、乗車姿勢もいまいちロード向きではない。
実際、サスなしに比べ巡航速度の低下、特にヒルクライムはものすごくロスが大きい。
長男の体格がもうちょっと大きくなってきたら、車道の割合を少し増やせるだろうから、
長距離行く場合はロードレーサータイプにしないと・・・きついかも。
って言っても、もう子どもとツーリングなんてこと自体、できないかも知れないが。

東京では夕立に降られたようでしたが、
私たちは最後まで全く降られませんでした。
実は、転倒、路地から飛び出した子どもと接触などの事故があったのですが、
大きなケガはなく、無事帰宅できて良かったと思います。
また、長男の新たな鉄人伝説の1ページを刻みました(?)


                             2008年7月14日作成


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