廻り目平キャンプ場 
2003年9月27、28日訪問。長野県川上村にあるキャンプ場。
ここは今までに訪れたところとは一線を画す本格派(?)キャンプ場だ。
これが「アウトドア」だっていうことを目いっぱい満喫できる。
整然と区画された、さながら分譲地か墓地か避難民キャンプ村かといった感じの
高規格な「ファミリーキャンプ場」に疑問を抱き、電気水道完備で便利すぎて、
これではなにかが違うと違和感を感じてきた人にとってピッタリだと思う。



川上牧丘林道
峠頂上駐車場から少し下りた所

       キャンプ場内を流れる金峰山川
夜は焚き火でしょう!
     遊歩道「パノラマコース」
     30分ほど登ると展望台がある。

    
      パノラマコースの途中
すでに紅葉が始まっていた。
(9月28日撮影)

      唐沢の滝
      遊歩道「かもしかコース」を
      1時間くらい歩くと着く。
      途中の岩山は結構スリリング。


 場内
場内の雰囲気は白樺林に囲まれた静かな感じ。
標高1570mなので、真夏でもとても涼しい。
基本はオート不可だが場所を選べば近くに止めることができる。
今回選んだサイトは荷物を担いで少し上ったところ。雰囲気最高ですよ〜
もちろんフリーサイトで直火もOK。
川の水の透明度は今までいったキャンプ場では最高!
場内もさることながら場外のロケーションも最高!
岩山に囲まれた雰囲気は「日本のヨセミテ」の異名も伊達ではない。
ハイキングルートも整備され、散策もまたよきかな。
ロッククライマーのベースキャンプとして活用されているようだ。
私が行ったときは100張り位はあったと思いますが多く見かけるテントは
アライ、ダンロップ、シエラデザイン、モンベルなどの山岳用やツーリング用。
コールマン(2張り見た)などファミリー用はほとんどいない。

 施設
山荘兼管理棟でチェックイン。
すばらしいことに利用料がリーズナブルで、キャンプは1人一泊600円。
しかも、朝6時からチェックイン可能でチェックアウト午後6時なので
一泊でも時間を気にせず思いっきり長居できる。
もちろん山荘も利用可能で、温泉ではないがお風呂もある。
トイレ、シャワー棟、自販機などは新しく、場所や料金を考えると十分きれい。
水場は普通でお湯は出ない。
消灯9時はちょっと早い気もするが・・・まあいいか。
こんな僻地(失礼)にもかかわらず、ドコモは通じた。

 アクセス
東京からの通常のルートは中央高速須玉ICからR141を北上し、
野辺山から県道68号を東へ行くルートでしょう。
地図上では大変遠回りで、ICから1時間半くらいはかかってしまう。
今回は近道を兼ねて勝沼ICで降り、大弛峠ルートにチャレンジしてみることにした。
この川上牧丘林道はなんでも乗鞍、富士山に次いで日本で3番目の高所を
通る道らしく(2360m)、山梨県側はまもなく完全舗装されそうだが(現在は完成済)、
長野県側はかなりガレているので、オフロード車での走行がお勧め。
思ったより道幅も狭くなく、轍も少なかったので普通車でも通過できました。
ただし、距離は短くても時間的には早くなかったのでルートとしてはいまいちかな。
また、しょっちゅう通行止めになるので要事前チェックです。

 総括
今回私がここへ来た目的、期待、希望などは100%かなえられたといっていいでしょう。
合成写真かと見紛うばかりの風景の中テント張って、散策して、
食事して、風呂入って夜に焚き火でもしようものなら、
さながらCMの主人公にでもなった気分になれます。これこそ「Priceless」!!
複数ファミリーでわいわいやるキャンプも楽しいけど
そういうときは別なところへ行ったほうが目的にかなっていると思う。

05年度より料金変更、ゴミ持ち帰り、風呂の石けん廃止などの変更があったようです。
詳しくは現地にお問い合わせください。

 廻り目平キャンプ場公式サイト
                                 2003.9.30作成
                                 2012.3.26更新


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