雲取山 登山記
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2007年10月21日、日帰り登山。 本当は雲取山に行くなら別コースで1泊山行を考えていたのだが、 急に日帰りで行くことになったので、最短コースである後山林道からのピストンにした。 林道終点まで車で行ければ、十分に日帰りが狙えるコースタイムだ。 |
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林道終点にクルマを置き、歩き始める。 10時頃。日帰り登山としては かなり遅めのスタートだ。 無理に早起きしたくなかったんで・・・ 林道はかなり狭く、ハードだけど、 普通車でも走行可能。 |
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三条の湯はあっという間に通過。 ずっと急坂を登り続ける。 三条ダルミのベンチにて 12時半頃、昼食。 この山周辺にはシカが沢山いる。 |
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同じく、三条ダルミから見た富士山。 このあたりのみドコモ通話可能。 |
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最後の急登を終えると、唐突に景色が開ける。 1時頃、山頂到着。 遠く町まで見通せる凄い景色だ。 もっと早い時間ならもっと見えただろう。 |
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と思ったら、本当の山頂はすぐ隣にあった。 避難小屋の所も、いかにも山頂っぽいが 間違えてはいけない。 こっちが最高点2017.1m 百名山五つ目登頂! ただし、景色はあっちの方がいいかも。 1時間近く景色を堪能しました。 コーヒーかビールくらいは 荷物に追加すれば良かったと後悔。 |
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腰掛けているのは一等三角点。 東京、埼玉、山梨の三都県境だ。 |
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紅葉は最盛期にはまだ ちょっと早かったが、それでもこんな感じ。 日が短いので明るいうちに 下山しなければならない。 雲取山荘にも行ってみたかったがパス。 余計な寄り道はせずに来た道を戻る。 4時過ぎには、クルマに戻れました。 |
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それにしてもこのコース、登りもキツいが、下りは最悪。 スロープ状の坂が多く、足の、特に靴の中がとても痛くなる。 はっきり言って石がごろごろしていた方がまだいい。 頂上への最短ルートかも知れないが、標高差は1000m以上あり、 一番標高の高いスタート地点ではない。しかも林道走行と駐車できるかは不確実。 時間はかかっても他のコースで無理矢理日帰りか、一泊をお勧めします。 とは言うものの、鬱蒼とした苔むす原生林や巨木、美しい渓谷・・・ ここは本当に東京か?と言う感じを満喫できる。ただし、正確には登山道は 山梨県内だけど、東京都の水源で、都水道局の管理下にあるようだ。 本当は、この週末は1泊でどこかにキャンプに行こうかと思っていた。 しかし、数日前から長男が体調不良で、良くなったとはいえ病み上がりであったため、 泊まりを伴うキャンプはなんだかんだ負担が大きいだろうと言うことで、中止。 もし泊まりのキャンプを決行し、万が一、ぶり返して休み明けからまた 学校を休ませるようなことになっていたら、それは親としてどうだろう? 元々半分は親のエゴで遊びに連れ回しておいて、 本分である勉強よりも優先されることはあってはならない。 本音では、ちょっとくらいなら無理してでもキャンプを決行したい気持ちもなくはない。 この週末は、たまたま土日とも都合がついて、しかも天気も快晴! 更に長男はもう5年生で、親子で遊びに行ける週末は、実際にはそんなに 残されてはいないのだから、限られたチャンスを無駄にはしたくない。 そんなモヤモヤを軽く吹き飛ばす、素晴らしい景色でした。 ピークハントだけが登山ではないし、それだけが目的では寂しいけれど、 やはり一番の目的、醍醐味は山頂に立つことにあるわけで、 この達成感、何物にも代え難いです。 苦労して到達できた者だけが見ることの許された世界がそこにある。 ヒーヒー言いながら登ったことも、一瞬のうちに忘却の彼方へ。 さすがは深田百名山のひとつ。圧倒的な満足感を覚えた一日だった。 週末が無駄にならず、有意義なものとなったことは間違いない。 アクセスがもうちょっと良ければ言うことなし。 最高の「ハイキング」(?)でした。 2007年10月22日作成 |
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