RPGやるぐらいなら小説読めばいいじゃん、時間が勿体ないよ、という批判は大昔からあった。 昔はアドベンチャーゲームが難しかったから、批判の対象はどちらかというとウルティマ型のRPGだったように記憶している。 今だったら、その批判はRPGよりむしろノベルタイプのアドベンチャーにこそ相応しいかもしれないが、さてどうだろう。 そもそも小説読んでるのと同じだから、批判すること自体が無意味かもしれないな。 いずれにしても、我々がゲームを敢えてやっているのは、その方が面白いと感じているからであって、そうじゃなければ、それこそ小説を読めばいいのだという事は間違いない。 ところで、今年に入ってから3本も途中でゲームを投げ出した。 『氷の墓標 一柳和、3度目の受難』、『東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚』、『Steins;Gate』の3本。 一部で大人気の作品まで投げ出してしまった。 今まで私は多少なりともお金を出したゲームをクリアしないということがほとんど無かったのに。 おそらく年に一本とか、それぐらい。 割合でいったら97〜8%はエンディングまでやってるはずである。 こんなに連続して投げ出したのは、今までの人生でも記憶にないことだった。 なんか損してる気がするんだよ、最近のこの手のゲームって。 あんまりゲームが売れないもんだから、売れないことを前提に開発費は抑えて作られている。 エロゲーだって10万本売れるようなヤツはバストアップ絵が動いてシーンを演じたりするけど、コンシューマーでも売れないヤツは一枚絵どころかバストアップも動かない。 そのくせプレイタイムを稼がなきゃならないから、時間を浪費させる仕組みが入ってるんだよな。 なんで、クリア出来る保証もなく屋敷の中を移動して証拠集めしたり、意味不明な戦闘したり、音にすることを前提としていない2ch言葉をいちいち聞かされなきゃならないんだ。(音声カット出来ることに気づかず、気づいたときにはもう遅かった) 訳が分からない。 私だってその昔は『惑星メフィウス』で砂漠を彷徨ったクチだから、負荷の絶対量として耐えられないとはいわないよ。 でも、今どき割に合わないだろ。 昔はゲームって当時の水準としてはもっと贅沢に作られてたし、他の娯楽も少なかったからな。 最近まで全く知らなかったのだが、世の中凄い量のライトノベルと呼ばれる小説が存在するのである。 本が売れないとかよく聞くけど、ライトノベルの世界はなんかちょっと違うみたいだな。 少なくとも本自体はどんどん出版されているようだ。 全体として売れてるのかどうかは知らないが。 ライトノベルの中に含まれるものの多くは、ゲームのシナリオと似たようなもんなわけでしょ。 テレビゲームじゃなくてもイイじゃん。 ライトノベルなら、10分の1の値段と5分の1時間で楽しめるじゃない。 実際そこそこ面白かったよ、いくつか読んだけど。 それこそ昔流行ったゲームブックみたいなのでも良いわけだし。 やっぱりもうちょっとゲームって得しないといけないような気がするな。 基本的に売れないから手間がかけられないわけで、どうしようもないと言えばそうなのだが。 <余談> 田中ロミオがライトノベル作家として活躍していることに気づいた。 さすがに実力者だ。 ドリームソルジャーや妖精さんの力を駆使してカリスマから卒業出来たそうで、全くもって何よりなことです。 でも、名前変えないといつまで経ってもご近所さんに名乗れないんじゃないか? カリスマ:無人契約機などからカリてはスマすこと。 |