すべてを赦す

すべてを赦す 2009_06_24

 

ゲームがよく分かっているメーカーとして一番にどこを挙げるか、と聞かれれば、私は躊躇することなく任天堂を挙げる。
私は決して任天堂が好きなワケじゃないが、これは認めざるを得ない。
それは今まで私が書いてきた事とも整合するはずである。

では、2番に挙げるとすればどこか?
2番に挙げるべきメーカーは、実を言うとSCEであると私は思っている。
SCEにはびた一文儲けさせない、という誓いのせいでいつも旬ではない作品ばかりプレイしてきたが、SCEの作品は納得できるものが多かった。
プラットフォームホルダーらしく、手堅い作品から野心に溢れた意欲作まで、実に幅広く手がけていると思う。
仕上げも丁寧だ。
そろそろSCEのゲームを買ってやっても良い時期に来ているのではないか、と私は思ってる。

よく考えれば、SCEを恨むのは筋違いである。
プラットフォームホルダーなんだから、一生懸命戦うのは当たり前だ。
スクウェアのロイヤリティを下げて引っ張ってきたとしても、別に悪いことでもなんでないだろう。
セガだって裏で工作はしてただろうしな。
いまだに風見鶏的な体質のスクウェアは赦してやる気にならないが、リスクをとって戦ったSCEは赦してやっても良いんじゃないか。
SCEのゲームを買わない、というのはあまりにも勿体ないな。
わかった、赦す。
私はすべてを赦す!!

・・・というのは、後付である。
アマゾンを見ていて、「あれ?、須田剛一の新作じゃん」と思って、『銃声とダイヤモンド』を発注したら、全く須田剛一とは関係なかった。
ただパッケージの雰囲気が似ていただけだった。
いや、全く売れてなさそうなところも似ていたが。
発売日にPSPのみのランキングで25位にも入っていないとか、尋常ではない売れ行きである。
お急ぎ便だったからキャンセルは出来ないし、アマゾンに発送を止めてもらうのも面倒だ。
これは諦めることにした。

まあ、イイよ。
この際だから本気でSCEは解禁する。
我慢して一番損するのは自分だからな。
全くもって偶然だが、『銃声とダイヤモンド』は解禁第一号に相応しい作品だった。
まだ終わってないからゲームの内容については書かないけど、とりあえずこの3日間私の睡眠時間は4時間以下。
寝落ち用に、と思っていたのに面白すぎて眠れない。
嬉しい逆効果だった。



<後日談 2009_06_29>
トロステーションのバックナンバーを見ていたら、発売日に『銃声とダイヤモンド』が取り上げられている事に気づいた。
しかも、既読になってる。
でも、見た記憶が全くない。
ネットやりながら、適当に聞き流していたのかな?
急に買いたくなったのは、深層心理にすり込まれていたのかもしれん。


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