ウォシュレットのリモコンが使えなくなった。 「ウォシュレット」はTOTOの登録商標だから、INAX製品をウォシュレットと呼んではいけないが、ここでは便宜的にウォシュレットとしておく。 電池切れのマークが表示されていたので電池を入れ替えたが、やはり表示は電池切れのまま。 新しい電池を買ってきてもダメ。 リモコンが壊れていることは明かだった。 仕方なくINAXに電話したところ、既にINAXは存在せず、LIXILになっていた。 そこでいろいろ問答はあったのだが、それは省く。 結局、修理担当と直接交渉して、リモコンだけ送ってもらうことになった。 担当者はすぐに手配するとのこと。 6年も前に買ったものなので、当然リモコン代は自己負担である。 ところが、3日経っても届かない。 修理担当から動作確認の電話がかかってきてはじめて、荷物が行方不明になっていることが判明した。 調査したところ、同時に発送した別の荷物とまとめて配達されてしまったのだという。 これはヤマト運輸側のミスだったらしい。 しかも、受け取った人が黙っていたらしく、回収するのに時間が掛かった。 ウォシュレットのリモコンなんか余分にあっても使い道がないだろうに。 間違った配達先から荷物を回収し、再度私のところまで配達するのにトータルで一週間もかかってしまったのである。 つまり一週間も私はウォシュレットが使えなかった。 これは大変だったな。 お尻拭くのが大変。 パンツにうんスジが付くのではないかという恐怖感から、念入りに拭かないわけにはいかないのだ。 私は頻繁に自転車に乗るしね。 一方でお尻は年々弱まっている。 切れ痔になったら困るじゃん。 こうね、トイレットペーパーを肛門の内側へ押しつけるように念入りに拭くわけです。 当然トイレットペーパーも大量に消費する。 これはもうホントに大変だった。 もう排便するのイヤだったもん。 ウォシュレットって文明の利器だな、としみじみ感じ入ることとなった。 使えなくなって初めて分かるありがたさである。 リモコンが届いたときには、怒りより喜びの方が大きかったな。 リモコン代を払うことに文句はなかった。(送料はタダにしてくれた) やっぱウォシュレットは大事だわ。 今度ウォシュレットを買うときは高級なヤツを買おうと思った。 乗りもしない自動車とか、大して性能の変わらないPCとかより、断然ウォシュレットだな。 本当に必要なものにこそ、お金を使うべきだと痛感した。 |