珍しいほどの間の悪さ

珍しいほどの間の悪さ 2013_11_11

 

大学に通っている姪が自動車免許を取得した。
早速軽自動車を発注したところ、納車まで2ヶ月以上かかると言われたそうである。
増税前の駆け込み需要のせいなのかな。
それまで自転車で片道30分以上も通うのは大変なので、私の自動車を貸してあげることになった。
親から相続したものの、ほとんど乗らないから、使ってもらえるならその方が良いかと思ったのである。

車を貸して2週間ほどして、真夜中にダッシュトレーニングをやっていたら、右膝の裏側を痛めた。
初めての場所だ。
たぶん筋が少し伸びたんじゃないかな。
痛みの程度は大したことなかったので、医者に行くまでもなかろうと思った。
だが、長い距離を歩くのはちょっとシンドイ感じだった。

するとその翌日、買い物の帰りに自転車が壊れた。
後輪の車軸が曲がってしまう重傷で、後輪が回らなくて立ち往生するはめに。
足が痛いのに後輪を持ち上げて自転車屋まで運ばなければならなかった。
自転車はイオンで買ったのだが、規格が日本のものと違うらしく、直すのに時間がかかりそうだと店主は言う。
じゃあ、直ったら携帯に電話ください、と私はお願いした。

携帯電話が役立つのって珍しい。
母親の死期が迫ってきて、連絡用にやむなく加入してから、それ以外の用途は何もなかったのだ。
ところが、自転車が壊れて2日ほどして、こんどは携帯が壊れてしまった。
5年半何事もなかったのに。
弱ったな。
自転車屋からの電話が受けられない。
よりによってこんな時に壊れなくても良いのに。

もう5年半も経つから機種変更するのは構わないのだが、携帯ショップは今の足で歩くにはちょっと遠すぎた。
車はないし、自転車が直らないと携帯ショップに行けないけど、電話が受けられないから自転車が直っているのか分からない。
仕方がないから、足を引きずって自転車屋まで歩いて行くと、まだ部品が届いてないとのこと。
まいったな、こりゃ。

こんなに間の悪いことが集中するって、あり得るんだろうか。
一つ一つのことは、当然起こりえることなんだけれども。
あまりに珍しいので、書き残しておく。


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