食品の世界では近頃プライベートブランドが大流行(おおはやり)である。 不景気のせいか、お金に不自由していない人でも安い物を買いたがるらしい。 いつぞやの餃子事件が嘘みたいな流れになってきた。 私はいつもイオン系列のスーパーで買い物をしているのだが、最近になってプライベートブランドに重要な商品が追加された。 それはダイエット甘味料を使った炭酸飲料である。 それもカフェインの含まれていないノンカロリーサイダー。 寝付きの悪い私にはありがたい飲み物だった。 今までは寝る前でもダイエットコークを飲んでいたのである。 ダイエットコークの1.5Lペットボトルは178〜198円で販売されていることが多いのだが、ノンカロリーサイダーは常に148円で売られている。 これは確かに安い。 しかも、甘い。 一昔前の安物ノンカロリーは甘くなかったものだが、今時のプライベートブランドはちゃんと甘い。 それなりの甘味料を使っているようである。 これはそれほど悪い商品でもなさそうだ、と思っていた。 だが、味とは別のところで気づいたことが2つある。 まず一つ目。 トップバリューの炭酸は振ると吹き出すな。 自転車のカゴに入れて運んでから開けたら大噴火。 ビックリするわい。 一方、今時のコカコーラは最初にふたを開けるときには、よっぽど振っても泡は出てこない。 どういう仕組みなのかわからないが、フタ空けるときの音が異様に鋭いので、何か工夫があるんだろうと推測はできる。 圧力をかけて充填すると泡が出てこないとか、何かあるのかもしれん、調べてないけど。 二つ目はペットボトルの滑らかさ。 リサイクルのために洗って逆さまにしておくと、その違いがハッキリとわかる。 ダイエットコークのペットボトルは綺麗に水が全部落ちてくるけど、トップバリューのペットボトルは水滴がへばり付いて落ちてこない。 ペットボトルの加工が全く違うのだと思われる。 さわってみると、粘っこい感じするからな、トップバリューの方は。 抵抗が大きいから持ちやすいといえば持ちやすいけど。 この2つの違いは別にどうでもイイといえばいいような気がする。 でも、リサイクルのための手間がちょっとだけ増えたり、時々吹き出たジュースを片づけなければならないことは確かである。 安かろう悪かろうは、多少なりともあるらしい。 なけりゃ、みんな同じ値段になっちゃうから、あってしかるべきなんだろう。 |