安かろう微妙に悪かろう

安かろう微妙に悪かろう 2009_07_14

 

食品の世界では近頃プライベートブランドが大流行(おおはやり)である。
不景気のせいか、お金に不自由していない人でも安い物を買いたがるらしい。
いつぞやの餃子事件が嘘みたいな流れになってきた。

私はいつもイオン系列のスーパーで買い物をしているのだが、最近になってプライベートブランドに重要な商品が追加された。
それはダイエット甘味料を使った炭酸飲料である。
それもカフェインの含まれていないノンカロリーサイダー。
寝付きの悪い私にはありがたい飲み物だった。
今までは寝る前でもダイエットコークを飲んでいたのである。

ダイエットコークの1.5Lペットボトルは178〜198円で販売されていることが多いのだが、ノンカロリーサイダーは常に148円で売られている。
これは確かに安い。
しかも、甘い。
一昔前の安物ノンカロリーは甘くなかったものだが、今時のプライベートブランドはちゃんと甘い。
それなりの甘味料を使っているようである。
これはそれほど悪い商品でもなさそうだ、と思っていた。
だが、味とは別のところで気づいたことが2つある。

まず一つ目。
トップバリューの炭酸は振ると吹き出すな。
自転車のカゴに入れて運んでから開けたら大噴火。
ビックリするわい。
一方、今時のコカコーラは最初にふたを開けるときには、よっぽど振っても泡は出てこない。
どういう仕組みなのかわからないが、フタ空けるときの音が異様に鋭いので、何か工夫があるんだろうと推測はできる。
圧力をかけて充填すると泡が出てこないとか、何かあるのかもしれん、調べてないけど。

二つ目はペットボトルの滑らかさ。
リサイクルのために洗って逆さまにしておくと、その違いがハッキリとわかる。
ダイエットコークのペットボトルは綺麗に水が全部落ちてくるけど、トップバリューのペットボトルは水滴がへばり付いて落ちてこない。
ペットボトルの加工が全く違うのだと思われる。
さわってみると、粘っこい感じするからな、トップバリューの方は。
抵抗が大きいから持ちやすいといえば持ちやすいけど。

この2つの違いは別にどうでもイイといえばいいような気がする。
でも、リサイクルのための手間がちょっとだけ増えたり、時々吹き出たジュースを片づけなければならないことは確かである。
安かろう悪かろうは、多少なりともあるらしい。
なけりゃ、みんな同じ値段になっちゃうから、あってしかるべきなんだろう。


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