残すべきもの 2002_09_03

残すべきもの 2002_09_03

 

私は「消費者金融」と呼ばれる類の会社が大嫌いである。
私はそもそも他人(ひと)にものを借りるのが嫌いなのだが、遊興費のためにお金を借りるなど以ての外!
いま我慢できないのに、将来の支払いに耐えられるはずが無いじゃない。
会社を興すとか、店舗を新しくするためとかならば、話もわからないではないが。

もっとも、不景気になればなるほどあの手の企業は儲かるらしく、テレビCMはいま花盛り。
私はCMを見るたびに文句を言いたくなるのである。
「サッカーの神様も今や金の亡者かよ!」とか、
「何がレイクエンジェルスやねん!、不正競争防止法で訴えるぞ!」とか、
「いいとこのお嬢さんが金借りに来るような甲斐性ナシに惚れられて嬉しいかよ!」とかね。
というか、実際にひとりでぶつぶつ言っているわけなのだが・・・。

そんな消費者金融テレビCMの中で、一つだけ大好きなCMがある。
CMが好きというか、出演している男が好きなのだ。
それは「どうする?アイフル」というフレーズでおなじみの貧相なオニイちゃんの事である。
私が誰のことを言っているのか、お分かりになるだろうか?(検索で調べたところ、「和田 聡宏」という方だそうだ)

あの貧相さといったらどうだろう?
また遊びに誘われたときの嬉しそうなこと。
とぼけ顔が素晴らしい!
それでいて、「こんなヤツいそう」と思わせてくれるのである。
演技なのか地なのかわからないが、私は彼に美しさすら感じていた。

ところが!
アイフルの新作CMでは、彼ではなく違うものが残された。
「どうする?アイフル」というフレーズである。
残すべきものが違うだろ!と私は言いたい。
CM担当者は反省すべきだ。

「どうする?アイフル」というフレーズと共に彼の顔が出てくるから面白いわけで、別の役者に被せてもダメなんですよ。
おぼこいオネエちゃんなんか要らないんだ!
私は是非とも、あのオニイちゃんに帰ってきて欲しいのである。

「じゃあ、ずっとあの顔がアイフルの看板になるの?」などと問われたところで、私の知ったことではない。
だって、私がアイフルを利用するようなことなど、あり得ないのだから。


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