とても悲しくなることがある。 エロゲーをやっているときのことだ。 ゲーム話に書いてもいいんだけど、内容が内容なのでコラムに書いておくことにした。 エロゲーの中では、「突いて」という言葉が頻繁に使われる。 どのようなシチュエーションで使われるのか、ということはご想像にお任せしたい。 私はこの「突いて」の「つ」を聴くたびに悲しくなるのである。 近頃のエロゲーは大半が音声付きなのだが、必ずと言っていいほど「突いて」の「つ」に強勢が置かれているのだ。 私たちは普段あまり抑揚に気をつけないで話している。 年配の方なんかは、近頃の若いもんは・・とご立腹の向きもあるようだが、若い人ほどおかしなアクセントで話しているものである。 人によっては、のっぺらぼうな人もいるだろう。 私なんかは自分の名字のアクセントすら、親に言わせると間違っているそうである。(私はアクセントをつけないけど、親は先頭にアクセントが来ると言い張っている) ところが、エロゲーに声をあてている声優さんは明確に「つ」に強勢を置いているのである。 「つ」に強勢を置くことが正しいのかどうか私は知らないけど、皆一様に置いているから、たぶん正しいのだろう。 私はそれを聴くたびに、きっと声優学校とかで教えられたんだろうな、と思うのである。 誠に気の毒なことである。 学校に通ってる頃はまさかエロゲーに声をあてるなんて考えもしなかっただろうに。 声優さんってのは食えない職業だそうだから、ああいう仕事もやらないと食えないんだろうな。 やたらはっきりと「つ」に強勢を置いている声を聴くと、なんだか私はとても悲しくなるのである。 そもそもあんまり喋らないでしょ?そういう場合。 そんなところに技能を発揮しなくてもイイよ、と言いたくなるな。 もっとも、股間はまた別の反応を示しているわけだが。 |