全然寒そうじゃない

全然寒そうじゃない 2020_07_19



久々にHuluに加入した。
溜まってたコンテンツを消費すれば、しばらくは保つだろうと思っていたが、思いのほか速攻で尽きてしまった。
仕方がないから、「THE HEAD」っていうHuluオリジナルドラマを観てたんだ。
日本の役者もメインキャストに入ってるので、多少話題になっているのは知っていた。
普段は連続ドラマを観ないのだが、ちょうど最終話がリリースされるタイミングだったので、一気観するには好都合でもあった。
たった6話で完結するしね。

中身の話なんかどうでも良いんだ。
最後まで観れたから、面白くなかったわけじゃない。
そんなことより、もっと驚くべき事があったのである。

最初から一見してビックリした。
南極を舞台にしているのに全然寒そうじゃないのである。
口から白いものが出ないし、口や鼻につららとかも出来ない。
南極ぐらい寒いと、口から出た水分が即座に凍って、きらきら舞い散ったりするじゃん。
ああいうの全然ないんだよね。
登場人物は皆、割と軽装で外に出ちゃう。
こんな南極あり得ないだろ。

たぶん全部セットの中でロケしているんじゃないかな。
雪が人工雪みたいにジャリジャリしてるの、極寒ではあり得ないほど。
CGの合成も安っぽい。
Huluってやっぱり予算が少ないんだなって思わざるを得なかった。
ネットフリックスだったら、外の撮影ぐらいはどこか寒いところでやるでしょ。
こういうところに勢いの差を感じるね。

日欧共同製作というのが不思議なところで、なんで米は入っていないの?って私は思うのである
米Huluはお金持ちのディズニーが実質的なオーナーになっているらしいから、日米欧にすればもっと予算を取れただろうに、と思うのだが。
欧は欧でこれでいいのか?という疑問もある。
欧州のHuluがどうなっているのか検索してみたが、情報が無くてよく分からなかった。
欧州で展開しているのかどうかすら。
こんなにショボイ画で、あっちの役者さん達は満足しているのだろうか?と思いながら私は観ていた。

もっとも、画がショボイからといって面白くなかったわけではないし、予算をかければもっと面白くなったとも断言は出来ない。
少ない予算で程々の作品を創るのが大事なのかもしれない。
みんなが同じものを観なくなった今の世の中では。


<後日談 2020_07_20>
検索をかけたら、南極では息が白くならない、という記事が出てきた。
塵が全くないから、水分が凝結しないとか。
子供の頃に観た「南極物語」では息が白かったけどなあ。
まあ、息が白くならなくても、寒そうじゃないという感想が変わるわけじゃないから構わないが。


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