ラジオを聴いていて、凄く気になっていることがある。 何でもかんでも「○○が」で話し始めてしまう人が多い、というか、ほぼ全員そう。 本来、「に」か「を」にすべき目的語なのに、最初に「が」で話し始めてしまうのだ。 おそらく主語が省略されていて、だから後ろを受け身にするなどの帳尻あわせをしないまま結んでしまうのではないか。 結果、目的語なのに主語、みたいな変な日本語を喋ってしまうのである。 最初に気付いたのは、ナイナイの岡村だった。 ほぼ毎回間違えていた、というか、今もそのまま喋っている。 曲がりなりにも文章で飯を食ってる放送作家あたりは気付いているはずなのだが、なぜ指摘してあげないのだろうか。 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、だというのに。 あれかな、かなりビッグになってしまったから、放送作家ぐらいでは間違いを指摘しづらいのかな、と私は思っていた。 しかし、よくよく聴いてみると、全員同じようなしゃべり方をしてるんだよ。 いま週に8本聴いているんだけど、8組とも全員やってた。 元噺家の伊集院は大丈夫だろうと思ってたけど、前回の放送で同じ間違いをしていることに気付いてしまった。 全滅だよ。 気にし始めたら、どんどん気になってきて、こうやって書かずにはいられない気持ちになってしまった。 みんなは気にならないのかな。 検索してみたけど、あんまり見当たらないな、こういう話は。 凄く不思議。 理由を考えるに、2ちゃん文化の影響があるのかな、とは思う。 間違いを敢えて直さないし、わかりきった間違いは指摘しない、みたいなああいう文化が浸透してきているのかもしれない。 間違いを指摘するのはむしろ格好悪い感じがしちゃうんじゃないか。 あとは、自分が指摘されるのはイヤだから黙っていよう、という心理が働いているのかもしれないな。 指摘すれば、お前はどうなんだって言われかねない。 石原元都知事なんかは、てにをはを指摘して攻撃したら、昔書いた文章を調べ上げられて逆に攻撃されてたからな。 反撃されないためには攻撃しないのが一番。 それにしたってだよ。 これだけ盛大に間違った文法で喋ってたら、どんどん移っちゃうんじゃないのか、聴いている方にも。 今どきの若い連中なんか、それこそまともに校正されてないライトノベルとか、校正される機会すらないケータイ小説しか読んでないんだから。 何が正しいのかすら分からないだろ。 これは一体どうしたものなのか。 私にはどうすることも出来ないのだが。 |