眠らない、眠れない

眠らない、眠れない '99_05_07



私は起きている。
朝の6時を少しまわったところか。
眠れなくなりつつある。

どうしたわけか、一日が短く感じられて仕方がない。
ここで寝てしまったら、今日一日何をしていたかわからないだろう。
ああ、ゲームだって進んでないじゃないか。
寝られないんだよ、このままじゃ。
てな具合に無理矢理起きていると、だんだん眠くなくなってしまう。
しかも外が明るくなってきて、人の動く気配が満ちてくる。
はじめは眠らなかったのに、いつの間にか眠れなくなっているのである。

そういったわけで今この文章を書いている。
折角だから、「なぜ一日が短く感じられるのか」を考えてみよう。

なぜか。
それは起きるのが遅いからだ。
これは間違いないだろう。
昨日は朝6時に寝て、12時に目を覚ました。(騒音で覚まされた)
でも、単に生活がずれているだけではなく、どんどんずれていくから問題がある。

思うに、人間にとって日が昇っている間が行動できる時間だと、動物の本能の様なもので感じ取っているからではないだろうか?
そういえば、早起きすると一日がこんなにも長いかというくらい長く感じられる。

実際、陽が暮れてしまうと出来ることが限られてくる面もある。
洗濯物を外に出すわけには行かないし、うるさいから掃除機もかけられない。
いい時間になれば店も閉まってしまう。(夜遊びを憶えちゃえばまた別だろうけど)
出きることといえば、TVを見るか、ゲームをするか、あるいはネットワークにつないでみるか。
まあ、いずれにしても充実感は味わえない。(どれほどゲームが好きでも、やはり人間は社会性を追い求める生き物だから)
「早起きは三文の得」とはよく言ったものだ。
つまり一日を短く感じないためには、お日様が照っている時間に行動時間帯をあわせればよいのだとわかる。

そうすると私は一回、完徹して(「かんてつ」って完全に徹夜の略?)しまえばいいわけだ。
さりとて今頃になって睡魔は襲ってくる。
そうしてまた同じ事を繰り返すのだろう。
こんなに素敵な朝なのに。


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