夏は精々あと30回ぐらいしか来ないから

夏は精々あと30回ぐらいしか来ないから 2019_08_16



私は中部電力の「カテエネ」を見るのが大好き。
「カテエネ」ってのは、おそらく家庭エネルギーの略なのであろう。
うちは既にスマートメーターに切り替わっているので、時間単位で消費電力をウェブでチェックすることが出来るのである。
しかも、支払いに使えるポイントまで貰えて超お得。

しかし、実はもうあんまり省エネは気にしてない。
無駄遣いしようというわけではないが、無理に我慢することもないかと思い始めたのである。
このままだと8月の消費電力は300kWhを越えそう。
これは夏としては過去最高。
去年より平均して3度ぐらい気温は低いのに。
去年は最高気温40度超え、最低気温が30度より下がらない、という日が連日続いたが、それでも消費電力は280kWhだった。

昨年まではずっと夏場、気温が一番高い時間帯に、エアコンはあるけど使わないでリビングにいたんだ。
汗が止まらないから、しょっちゅうシャワー浴びてたな。
で、気温が下がってきてから、自室のエアコンをつけて涼むようにしていた。
消費電力が一番多い時間帯をエアコンなしで耐えることに喜びを見出していたのかな、いま思うと。
まだ母親が生きていた頃に、お盆に帰省してきて、客間でエアコンを使わないで過ごしていたら、「へんな子やねえ」と言われたのを思い出した、いま。
確かに変人だったな。

でも、もういいかなって思ったんだ。
だって、順調にいっても、夏はあとせいぜい30回ぐらいしかやってこない。
たとえ癌などに罹らなくても、私が平均より長く生きられるとは思えないからな。
せっかちな性格や体型、生活習慣から考えて、心筋梗塞や脳卒中で早晩死ぬだろう。
猛暑が年に2ヶ月続くとしても、300kWhが2回で18000円ぐらいですよ。
それが30回でも54万円でしょ。
そんなもんケチっても仕方ないよな。
死んだあとの世界のことなんか心配しても意味ないし。

私が省エネをしようがしまいが、そんなことは世の中になんの影響もないであろう。
と思ったのが、そういえば昔、省エネを勧める記事を書いたことを思い出した。
ひょっとして影響を受けた人がいないとも限らない。
だから今ここに私は、省エネなどもはや気にしていない、と宣言するのである。
もっとも、当時読んだ人が今も読んでいるとは限らないが。


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