50で18、私は常に主張してきた。 それは私が50歳の時に18歳の奥さんをもらう、という意味である。 あくまでそれは50歳の時点で18歳の奥さんを貰うという意味であって、50まで18歳以外の奥さんを貰わないと宣言しているのではない。 つまり、私が極端なロリコンであると主張しているわけではないのである。 もちろんそれを否定するものでもないのだが。 『トモダチコレクション』は毎日ちょっとずつやるゲームである。 最初のうちは全員に食事を配らないといけないのかと思っていたが、別にそういうわけではなく、向こうが要求してきたときだけでいいようだ。 要求してきてからあげた方が、実用アイテムをもらえるので却って良いようにも思える。 現在、住人10人体制で進めていて、全く苦にならないペースでプレイしている。 しかし、ちょっと困ったことが起きた。 私HIVのそっくりさんが結婚してしまったのである。 それも職場のAさんのそっくりさんと。 もちろん私の職場に18歳の女の子はいないので、もうちょっと・・・イヤ、かなり妙齢のご令嬢である。 このゲームではキャラが勝手に彼女をつくろうとする。 ただし、付き合うにはプレイヤーの助言が必要である。 助言、といいつつ、事実上は許可に近い。 付き合わせないようにすることも可能なのだ。 ということはつまり、私は自分のそっくりさんにAさんとお付き合いすることを許したわけである。 放っておいたら結婚してしまうかもしれない、と知っていたのに。 いわゆる、未必の故意という奴に該当するかもしれない。 とりあえず、身の回りでお付き合いにするのに適当な女性は実際のところAさんしかいなくて、私としては現実的な選択をしたとも言える。 しかしだからといって、別に50で18を放棄したわけではない、と私は主張したいのである。 私はあくまで50で18だ、といっているだけで、それまでに自分と同い年ぐらいの人を奥さんに貰わないと宣言したわけではないのだ。 くどいようだが、あくまで50で18。 50までに18でない奥さんと別れれば良いのではないか。 バツイチは意外ともてる、という話もあるしな。 少なくともかつて一度女性に結婚してもいいと思わせた実績があるわけだから。 結婚を勝利、離婚を敗北とするなら、バツイチは一勝一敗、未婚者は0勝0敗である。 バツイチは勝率5割だが、未婚者は勝率ゼロということになるだろう。 そういう意味では50までに私が結婚することがあったとしても、むしろそれは好ましいことだと言える。 つまり私にはいかなる足かせも存在しないのだ。 そういうことも、この『トモダチコレクション』をプレイすることで確認できるわけである。 |