そんな質問するなよ

そんな質問するなよ 〜50で18 その5〜 2004_08_17

 

50で18、私は常に主張してきた。
私が50歳の時に18歳の奥さんをもらう、という意味である。
それは18歳ぐらいが肉体的なピークなんじゃないか、ということであって、私が極端なロリコンであることを言わんとしているのではない。
もちろん、それを否定するものでもないのだが。

ところが、物事にはTPOがあるのである。
「50で18」を主張してはいけないシチュエーションが存在するわけだ。
例えば、こんなことがある。

「私、もう28なんですよ。どう思います?」
困った質問である。
良家のご息女で選り好みしているうちに28歳になってしまった女性なんてのがいるわけだ。
さて、どう答えるか?

「まだまだ問題ないですよ」という回答を期待していることは明白である。
しかし、私は「50で18」を主張せざる得ない。
仕方がないので、「いや、いいんじゃないですか。僕は50で18ですけど」と折衷案で切り返すことになる。

分かり切ったことだが、これはいけない。
なにぶん向こうは、自分の方がレベル的に上だと思っているわけである。
目の前にいるのは、「いま」の私だからね。
それが「50で18」によって全否定されてしまうのだ。

私の「50で18」は、私が素晴らしい人間に成長することによって成し遂げられるのだ、というロジックは理解されない。
なぜならば、怒っちゃってもう口をきいてくれないからである。
困った話だな。
もう、はじめからそんな質問するなよ、と私は言いたい。

この話は、「50で18」もTPOが大切だよね、という教訓なのである。
もっとも、であればこそ「50で18」を主張し抜きたい、という思いに駆られることも、また一方の事実なのだが。



<語句説明>
TPO:Time,Place,Occasionの略。
日本でしか使わないらしい。


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