サービス合戦は財布を分厚くする

サービス合戦は財布を分厚くする 2007_03_30

 

ソニーファイナンスのお金でPS3を買う。
これが出来たらとても愉快なんじゃないか。
私はこの2ヶ月ほど、何を買うにも可能な限りヨドバシのクレジットカードを使ってきた。
何処で使っても、何に使っても1%分のヨドバシポイントが付くのだ。
もっとも、49,800ポイント貯めるには498万円使う必要があるのだが・・・。
(ヨドバシのクレジットカードの発行元はソニーファイナンス)

もっとも、ポイントバックのあるカードはなにもヨドバシだけじゃない。
最近は何かしら特典のあるカードがいっぱいある。
私が良く使っているセイフー(スーパー)なんかはOMC系なので、月に2回ほどOMCカードで買い物をすると5%引きの日がある。
ヨドバシカードを使うより、特売日にOMCカードを使った方がよっぽど特なのだ。
私はOMCカード欲しい!と思い始めている。

しかし、一つ問題がある。
こうして何かを購入する際にもっとも大きなサービスを提供してくれるカードを集め始めると、財布が分厚くなってしまうのだ。
財布の中にあるのはクレジットカードだけじゃない。
キャッシュカードもあれば、身分証もある。
私はいつもお尻のポケットに財布を入れているのだが、とてもじゃないけど、これ以上カードを入れられない。
まともに座れないじゃないか。

近頃評判のパスモだって、あれ、入金に対応したクレジットカードが別途必要なんだぜ。
一体何処までカードを増やせば気が済むのか。
いい加減にしろよ、などと思っていたら、近所のライフデパートで独自のポイントカードを発行し始めた。
1%ポイントバックだそうである。
ヨドバシカードで支払えば1%+1%だな、などとつい考えてしまった。

どうやら、いま世間では自分のところのカードを使って欲しくて仕方がないらしい。 それにはいろいろ理由があるようだ。
単にリピートを稼ぎたいだけじゃない。
分割払い手数料やデビット払い手数料を取りたいとか、お客を企業グループ内で囲い込みたいとか、顧客情報を収集したいとかね。
その為に、一種のサービス合戦が始まっているのだ。
我々にとっては大変有り難いことだが、財布に収められるカードには限りがある。
カードもしくはポイントを共通化して欲しいと思っているのは私だけではないだろう。
もっとも、共通化されてしまうとサービス合戦する意味がなくなってしまうのだが。

まあ、サービスにも限度があるし、いずれは淘汰されていくだろう。
それまでは財布に入れておくカードを厳選して耐えるより他にない。





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