役者の層は厚くない

役者の層は厚くない 2015_03_19

 

このところ、ホントにたくさん米ドラマを観たな。
なんか知らんが楽天レンタルは無料チケットを毎週のようにくれるし、DISCASは旧作借り放題だし、観ないと勿体ない気がして。
半年で40分ドラマを500本ぐらい観たんじゃないか。
それもほとんどが一話完結の刑事もの。
犯罪者の量刑を軽くしてやる様な弁護士ものは今ひとつ気乗りしないし、医療ものは自分の体が心配になるから怖くて観れないし、探偵ものは正当な調査権限がないのが気になる・・・となると、刑事ものしか観れないよ。
とにかくひたすら刑事ものを私は見続けたのである。

そうすると、あることに気付いた。
犯人役の俳優さんは大体みんなおんなじ。
一つのドラマには一回しか出演できないが、他のドラマでもやっぱり犯人役をやってることが多いのだ。
アメリカともなれば、さぞかし役者も層が厚かろう、と思っていたのだが、そうでもないみたい。
何シーズンも続くような作品になると、そこそこ使えると評判の役者を使わないわけにはいかないんだろうな。
コイツいっつもいるな、っていう役者さんが何十人もいることが分かってきた。
たまにしか観ないときはよかったんだ。
同じ役者が犯人やってることに気付かないから。
でも、連続で観てるとイヤでも気付いちゃう。
いつしか役者が出てきた瞬間に犯人が分かるようになった。
やっぱり犯人役の方が重要だから、よく見かける役者さんは大抵犯人役になるんだよ。
これは困ったなあ、と一時期は思った。

ところが、である。
更にどんどん観ていくと、一話の中に3人も4人も知ってる顔が出てくるようになった。
こうなってくると、なかなか役者だけで推理するのは難しい。
それはそれでいいんだけどね。
話の筋が素直に追えるようになるから。
それでも、コイツとコイツだったら、こっちの方が若干グレードが上かな、みたいな目線で犯人を推理してしまうことは未だにある。
悪い意味でマニアックになっている事は否めない。


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