私を救済して

私を救済して 2006_07_10

 

私は省エネが大好きである。
前にも書いたけど。
基本的に省エネが正しい行動であることは間違いないので、私は自信を持って省エネ活動を広げているのである。
冷房の設定温度の下げすぎはダメ!、使わない照明は消すように!、帰るときはPCの電源切れよ!などと小言を言って私は喜んでいた。

私と同室の人間は大変可哀想で、本気で暑くならないとエアコンを点けられない。
そういう雰囲気にしているのである、私が。
一番下っ端なのに。
電力制限の警報がでないうちに、カーッと冷やしとこうぜ、みたいな意見は言えないように封じ込んできたのだ。(契約電力を超えそうになると警報がでる)
周りの人間にきっと嫌がられているだろうな、と思うのだが、自分の言っていることが正しいと思えばこそ、これは言えるのである。

しかし、どうしても一つ問題が残る。
それは、電気を使ってゲームをしている私が省エネどうこうって言える義理なのか、ということである。
ここを突かれると私は弱い。
どうにも返す言葉無いのだ。
エアコンは使わないにしても、部屋に閉じこもってゲームしていれば、どうしたって電力は使わざるを得ない。
照明も使うし、テレビも使う。

このところ、自分でもちょっと病的だなと思うほど五月蠅く省エネを推奨してきたので、自分自身が許せなくなってきた。
これは困った話である。
将来、最大消費電力500WといわれるPS3がメジャーになったりしたら、とてもじゃないけどプレイできない。

そこで、是非私を救済していただきたいのである、このページを読んでいる皆さんに。
皆さんといっても、ほとんどいないと思いますが・・・。
ここを読んでいる皆さんは、ゲームの話を読むついでに読んでいるはずだ。
私がゲームをしていなければ、皆さんがこれを読む事はなかった。
つまり、これを読むことで皆さんが節約する電力より、私がゲームのために消費する電力が少なければ、私は罪深くない事になるのである。
私がゲームして遊んでいるだけで省エネが達成されるのだ。
こんなに素晴らしいことはないじゃないか。


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